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陽だまりのような日

2023年 11月23日。
この日は、ずっと記憶に残っていて頭から離れない、そんな1日になった。今更にはなってしまうけれど、文章でこの日の思い出をここに、残させてほしい。


この日は、お母さんと私と従兄弟のお母さんとお姉ちゃんの4人でベルーナドームへ向かった。これまで私は、SEVENTEENさんのライブには単番でしか参戦させてもらったことがなかったので、この日が初めての連番だった。

私は、お母さんと一緒に連番をさせてもらった。お母さんとライブに行くことが決まってから、絶対にチケットを手に入れると決意していた。お母さんと相談して、注釈付きの席を第一希望にすることに決めて。そしてその後、ありがたいことに私は、FC2次でチケットを手に入れることができた。

そして運命のチケット発券の日。自分たちの席を確認しては、すぐにネットで調べた。そこに書いてある私たちの席は、レフト側の前から6列目の場所だった。私はベルーナドームに行ったことがなかったので、チケットを見ても、サイトで実際に調べてみても、会場の中の様子が想像できなくて、いまいちピンときていなかった。


そして、ライブ当日。席に着いたタイミングで、あることに気が付いた。前の5列が全部潰れていた。席に着いて前に誰もいなかったとき、頭が追いつかなかった。そんなこと想像もしていなかったし、ただただ困惑していた。


注釈付きの席なので、メインステージでのパフォーマンスはほとんど横から見る状態で、踊っているときの表情を見ることはあまりできなかったけれど。それでも、新しい視点からSEVENTEENさんのダンスを見ることができて、すごく嬉しかった。この日のためにたくさん練習を重ねてきてくれたんだな、とリハーサルのことなどを勝手に想像しては、心から感謝したい気持ちが溢れた。

あとは、ステージの端っこまで来てくれて、歌いながらたくさん周りを見渡してくれて、手を振ってくれて。今回、有り難いことにステージに近い位置に席をご用意してもらって、その時改めて、こんなに優しい目でSEVENTEENさんはCARATを見つめてくれているんだな、と実感した。端の端の方まで見ようとしてくれるSEVENTEENさんが本当に大切で、大好きだなあと改めて思えた瞬間だった。

ドギョムさんが私たちが座っている方を向いてくれたり、近くに来てくれる度に、お母さんは私に教えてくれて、双眼鏡を貸してくれて、すごく嬉しかった。少し照れくさいけれど、お母さんが楽しそうに、キラキラした目でSEVENTEENさんを見ている様子を隣で見て、私もすごく幸せな気持ちになったし、今回こうして一緒に来ることができて、本当によかったなと思った。

いっぱい声を出して、笑って、喜んで。今回がこれまでで1番、感情に身を任せてライブを楽しめたと言っても過言ではないくらい、心に残る素敵な思い出になった。



話は変わって、ここからは、トロッコが回ってきたときの話をさせてほしい。最初に私の席の方を通ってきてくれたトロッコには、ドギョムさんはいなくて。最初に回ってきてくれたメンバーを私は、ひたすらまじまじと目に焼き付けるように見ながら、目を輝かせていた。そしてついに、ドギョムさんが乗っているトロッコが回ってきた。私は手にうちわとネームボードを持っていた。でも、いざドギョムさんが近くに来てくれても、私はドギョムさんの名前を呼ぶことができなかった。声を出すことすらできなかった。ただただ静かに、控えめに手を振ることしかできなかった。その理由はなぜかと言われると、私もうまくまとめることができない。いつも遠くから見ていたドギョムさんが近くにいるという事実に頭が追いつかなかったっていうのもあると思うし、いつも貰ってばかりで、これ以上のことを求めることはないな、と思ったのもあると思うし、単純に勇気がなかったっていうのもあると思うし。

でも、心のどこかではやっぱりペンサを求めてしまっている自分もいて、目があったらいいなっていう気持ちもあった。あとは、単純にそのときの自分は我ながらいい表情をしている自信があったから、こんな私を見て、あなたから幸せを貰っている人は、数え切れないくらいたくさんいるんだよっていうのを知ってもらいたい気持ちもあった。

結局、トロッコのときは最後の最後まで声を出すことができなかった。ドギョムさんの名前を呼ぶことは、できなかった。目の前を通ってくれているとき、ドギョムさんは反対側を向いていて、もうその時には、こっちを見てくれることはないかなあ、と諦めていた。

でもその後、ドギョムさんはこっちの方に顔を向けてくれた。ドギョムさんは、上の方をたくさん見ている印象がすごく強くて。キラキラしていて、優しくて、愛に溢れていて。そんな表情を近くで見れたことがすごく嬉しかった。

ライブが終わってから、隣にいたお母さんが実は、ドギョムさんが近くに来てくれたときからずっと、ドギョムさんの名前を呼んでは、私を指差してくれていたという事実を知った。私はドギョムさんが近くに来てくれた時点からもう、それはそれはドギョムさんに釘付けになってしまっていて。人って夢中になるとこうなるんだ…って、自分でもびっくりした。


お母さんのおかげか、トロッコのとき、ドギョムさんと少し、ほんの数秒だけ、目が合った気がした。私の方を見ては、驚いた表情をして、少し笑って、少し手を振ってくれた気がした。あの時は正直、こっちの方を見てくれたんじゃないか?と期待と喜びの気持ちもあったけど、でもやっぱり確信が持てなくて、ずっと頭を悩ませていた。

ライブが終わってから、お母さんにこの話をした。そうするとお母さんも、『隣で見ていても、あの瞬間のドギョムさんは貴方にペンサをしてくれていたように見えたよ』と言ってくれた。

後からすごく、こんなに頭を悩ませるくらいだったら、もっと勇気を出して片手ハートをしたり、ドアへをしたり、ペンサうちわを作って持って行ったりすればよかったかな、と後悔した。でも、トロッコに乗っているときに、ドギョムさんの目には何が映っていたのかは、ドギョムさん本人にしか分からないから。もし次、また近い距離でドギョムさんを見ることができるのなら、そのときはめいっぱい、ドギョムさんの名前を呼びたい。その日までは後悔なんてせず、ドギョムさんのあったかくて大好きなあの表情を近くで見れたことを、思い出に残しておくと決めた。


ドギョムさんはその後のメントで、『トロッコで回ってる間、CARATの皆さんがあまりにもかわいくてきれいすぎてほんとに感謝してるんです』と言ってくれた。私は、その言葉を聞けたことが、すっっっごく嬉しかった。単純にときめいたのもあるんだけど、それよりも何よりも、ドギョムさんが幸せな気持ちになったよっていうことを実際に言葉にしてくれたことが幸せで、とっても有難くて。私はずっとそれまで貰ってばかりだなんて思ってたけど、ちゃんとこちら側からも与えられているものはあるのかな?と思うと、烏滸がましいかもしれないけれど、なんだか少し安心したし、嬉しい気持ちになった。



今回のFOLLOWコンは、 有り難いことに東京公演と埼玉公演の2公演に入らせてもらった。


同じコンセプトのライブに2公演入らせてもらったのは今回が初めてだったけれど、後からこうして振り返ってみて、心から『行くと決めてよかった』と思った。
大好きな人たちのいろんな表情が見れて、いろんな言葉が聞けて、いろんな姿が見れて。


ドギョムさんの幸せは私の幸せに繋がるし、SEVENTEENさんの幸せも、私の幸せに繋がる。笑顔を見るだけで心から嬉しくなって、ずっと笑っていてほしいと思えて、この先も幸せでいてほしいと思える。そんな存在って、すごく特別で大切なものだと思う。多くの人から愛されているSEVENTEENさん、ずっとずっと幸せでいてね。
次は13人の元気な姿を見られますように!
本当にたくさんの幸せな時間をありがとう。




そして、最後にはなりますが、今回のツアーを通して会ってくれた方々、本当にありがとうございました!Twitterで知り合えただけでも奇跡なのに、実際にお会いすることができて本当に嬉しかったし、幸せでした🫶🏻 会場に着くのがギリギリになってしまったりして会えなかった方、本当にごめんなさい…;; まだ会ったことがない方も、今回会ってくれた方も、またお会いできる機会があることを願っています。これからも皆さんの身にたくさんの幸せが降り注ぎますように!


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