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13-1=0

2023年 9月 6日。この日は水曜日。いつも通り眠くて開かない目を無理矢理開け、勢いだけで飛び起きて学校に行った。水曜日は苦手な授業が2時間連続である、1週間の中では特に疲れる曜日。普段から学校に持って行っているリュックは重くて肩が壊れそうになるし、幅をとってしまって、私はいつも『アッ…スミマセン…』と思いながらバスと電車に乗っている。この日はいつもよりももっと荷物が多かった。前日に焦って準備をしたトートバッグの中には、ドギョムさんのうちわや、お世話になるのは最後であろうver.2のCARAT棒など、好きな人のために持っていきたいと思う物を詰め込んだ。そこに、ひと目見てドギョムさんが思い浮かび即購入したトイプードルのキーホルダーと、お気に入りのパーカー下げミンさんのトレカが入ったまるもふびより(このくまちゃんを見た瞬間にもドギョムさんが思い浮かんだので秒で購入することを決めました)のトレカケースを付けていった。


いつもは時計ばかり気にしてしまってつい早く終わらないかな…と思ってしまう授業も、人に荷物が当たらないか心配で気を張ってしまう電車とバスも、重い荷物を持っての登校も、この日は全部頑張れた。
SEVENTEENさん、ドギョムさんのことを考えるだけで、こんなにもいつもと同じ日常がキラキラ輝いて見えるんだと驚いたと同時に、魔法みたいだな、と思い、SEVENTEENさんは魔法使いかな〜!とスキップしたくなる気持ちを抑えて学校へ向かった。



あっという間に学校で過ごす時間は過ぎ、私はルンルンドキドキした気持ちで会場に向かった。東京ドームは今回も、たくさんの素敵な洋服を身にまとったCARATさんで溢れていた。1人で開演まで時間を潰すのは初めてだったから、歩きながらすごく緊張して、少し寂しくもなった。

そんな気持ちを抱えながら会場周辺をうろちょろしたり、1人で歩きながらこっそり旗の写真を撮ったりしているうちに、時計を見たらその時にはもう既に開演30分前。そこからはお手洗いなどを済まし、開演20分前くらいにやっと会場入り。その後、席を探すのに苦労し、約2分が経過。(東京ドームで迷子になるのやめてもらえる❓)(結局キョロキョロしてたらスタッフさんがお席お探しですかって話しかけてくださりました….)
やっと席に着いて、CARAT棒に電池を入れて、双眼鏡のピントを調節して…ってしているうちに、あっという間に会場内は暗くなった。その後は、心臓をバクバクさせながら、CARATみんなで心を通わせて、掛け声をした。


そしてついに、オープニングの映像が流れ始めた。
この瞬間はやっぱり特にドキドキして、あの時の私は正気ではなかったと思う。SEVENTEENさんのことに気を取られすぎて、オープニングの映像に関しては正直少ししか記憶がない。
迫力がある映像とともに11人の影がゆっくりと姿を現した。11人の立ち姿を目に焼き付けようと必死になっていたら、まるで神のように堂々と舞い上がってくるウジさんが見えた。会場は静まり返り、ウォヌさんのパートが始まったタイミングでステージがパッと輝き出す。
12人の姿が見え、ウォヌさんが最初に歌い始めた瞬間、会場全体は大きすぎる歓声で溢れかえった。そりゃああんなの叫ぶに決まってる。本当に、どこまでかっこいい人たちなんだろう…と、私はうっとりしてしまった。


私は、12人の姿が見えた瞬間に、ボロボロと泣いてしまった。泣いてしまった理由としては、2つ。

1つ目は、スングァンちゃんの姿をまた見れたことが、すごく嬉しかったから。帰ってきてくれて、またたくさんCARATに癒やしと元気と笑顔を届けてくれてありがとう。あなたの楽しそうな顔を見ることができるのが、何よりも嬉しい。あなたが幸せでいてくれさえすれば、それで十分。だからどうか、無理だけはしないでほしい。まずは本当に、戻ってきてくれてありがとう。

2つ目は、ステージに立つ12人があまりにも堂々としていて、輝いていて、遠い存在だということを実感したから。正直に言うと、そのことを実感してしまった瞬間はやっぱり少し寂しかった。でも、それと同時に、とっっても大きな幸せを感じたりもした。SEVENTEENさんがたくさんの人から愛されていること、たくさんの人から愛されて幸せそうな表情を見ることができていること、そんなSEVENTEENさんと出逢えたこと。それって当たり前じゃなくて、全部奇跡なんだろうなって思ったら、途端にすごく感情が溢れてきちゃって、ぼろぼろ泣きながら、なんで私はこのタイミングで泣いてるんだ…?って少し自分でも笑っちゃいそうになりながらも、精一杯掛け声をした。



今回の公演で、SEVENTEENさんが私にとってどれだけ大切で、どれだけ大きな存在なのかを、改めて強く実感した気がする。
帰ってきてくれたスングァンちゃんを見て、スングァンちゃんとまたステージに立てて嬉しそうな11人を見て、大変だったはずなのにわざわざ日本まで来てくれて、SAY THE NAME!の声を聞かせてくれたクプスさんを見て。
こんなにも愛で溢れたグループがあるのか?って、何度も思った。SEVENTEENは本当に、13人で1つなんだなって改めて実感した。
SEVENTEENさんがいなかったら私は、もうだめな人になってしまったみたいだ。SEVENTEENさんがいない未来なんて想像できないし、想像したくもない。重い感情ではあるけれど、それくらい私は、SEVENTEENさんにたくさん救われてきたし、今も救われている。
私を救ってくれたから、幸せをたくさん与えてくれる大切な人たちだから、SEVENTEENさんには、幸せな日々を過ごしてほしいし、たくさん笑顔でいてほしい。



LOVEに引き続き今回も私は2階席だったので、会場全体を見回すことができた。だから余計たくさんの感情が溢れてきたんだと思う。


今回、どんな人のことも笑顔にするSEVENTEENさんってやっぱりすごいなって、改めて思った。CARATだけじゃなくて、付き添いで行かれた方や、少し興味を持って行かれた方。SEVENTEENさんのコンサートって、SEVENTEENさんのことをあまり知らない状態で行ってもとても楽しいんだと思う。人様のお話なのであまり詳しくはお話できないけれど、恐らくSEVENTEENさんのライブは初めてだという方の、(違ったら本当にごめんなさい…….)公演が始まって、時間が進んでいくごとにどんどん楽しい!って感情が増えていっている感じを隣で味わうことができて、すごく幸せな気持ちになった。その方がお隣ですごく楽しそうにされている様子を見て、私まですっごく嬉しくてにこにこになったし、烏滸がましいしなんで貴方が?という感じではあるけれど、今SEVENTEENさんを応援できていることが誇らしくなった。


仲間のことを大切にしているSEVENTEENさん。CARATのことを、キラキラしていて愛おしい目で見てくれるSEVENTEENさん。メンバー同士で支え合って、高め合っていくSEVENTEENさん。どんなSEVENTEENさんも愛おしくて、大切だよ。


忙しい中素敵なパフォーマンスを見せるために時間と体力を削ってくれてありがとう。日本に足を運んでくれて、思い出すだけで頑張れる幸せな思い出を作ってくれてありがとう。



SEVENTEENさんに出逢えてよかった!!!
SEVENTEENさんも、SEVENTEENさんを応援しているCARATさんも、みんなが幸せになれますように…🙏🏻🫧




(途中途中感極まってぼろぼろ泣いたりもしてたけど、とある曲でテンションが最高潮になって思わず興奮してしまい、我を忘れてキャアアアアアと言いながら自分の膝を叩いてしまいました。そのときまではゆらゆら揺れてSEVENTEENさんの歌声を堪能していたのに……すごく自分が怖かったよというTMIでした。)

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