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旧裏ポケカ(新殿堂2020レギュ) 準優勝 ルギアピクシー(風のマンタイン)

1.はじめに

 2020年11月に都内で開催されたSMB(シークレットメガバトル)2020の本選で準優勝したデッキ記事です。ぃやったぁぁぁぁ!内容としては予選を突破した下記の記事の続編となります。

https://note.com/d123monoris/n/ne3933c6eb0f0

 タイトルについては、SMBの運営さんに「このイベントの結果で旧裏ポケカの全国2位と名乗っていいか」尋ねたところ「そう言って貰ったらスタッフとしては嬉しいけど、規模も規模だし旧裏はレギュレーションが色々あるのであんまり・・・」と曇った顔をされました。確かに旧裏は杉並殿堂、高槻殿堂、そして新殿堂の3種類のレギュレーションがあるため、旧裏全国2位は誇張表現であると思います。ただ、予選会を4回も実施して代表選手を決めていること、イベントの名前をシークレットスーパーバトルという過去の日本一決定戦から取っていること、何よりスタッフとしては嬉しいとのことなので、「2020年度の新殿堂レギュレーションで2位だった」の言い方なら嘘は無いと思い表記のタイトルにしました。あくまでも半年に渡る長期企画や景品を用意して頂いた運営さんへのリスペクトであり、私の自己顕示欲が爆発している訳ではありません。決して。

2.構築経緯

〇提唱「かなたライン(爆誕)」

 四期予選をキングドラで突破したため、キングドラ軸に得意意識を感じていました。ただ冷静に考えると予選会のデッキでは 1.ラプラスで速攻アタッカーを止めつつ、2.ピチューで厄介な特殊能力持ちに圧をかけつつ、3.強力な大型アタッカーにはコピー技(ピクシーorトゲチック)で反撃する という3つの並びの対応力が強みであったと感じ、これをかなたラインと名付けて(流行れ!)、キングドラの枠であったアタッカーの枠を考えることにしました。

かなたライン

〇環境予想 

今回のシークレットメガバトルでは 

1.トレーナーロック+わるいクロバット

2.ポケモン逆指名+プワスパワー連打

3.デッキ切れ狙いの耐久デッキ                 

以上3つのデッキが流行ると思い、その対策を考えました。

〇上記の二点から

 かなたラインに組み込めてかつ、環境予想に有利なカードを検討しました。環境予想の1.の対策としてまず高耐久たねポケモンを「ポケモン回収」で使い回して持久戦を仕掛ける戦術を採用し、2.の対策としては「ロケット団の特訓ジム」で逃げコストを増やして軽いポケモンの動きを止めることを考えました。3.の対策として相手の耐久ポケモンを吹き飛ばす高火力カードを探した結果、ルギアを採用することにしました。ルギア自身はエレメンタルブラストを撃った後置物になってしまうため「ポケモン回収」と相性が良く、自分のポケモンも逃げにくくなる「ロケット団の特訓ジム」と「ポケモン回収」の相性も良いため、対策カードの3枚自体にもシナジーのある組み合わせとなっています。この段階で、トゲチックの逃げ0が活きるデッキでは無くなった為、かなたラインの相手コピー枠はピクシーに決めました。

ルギア採用

 ピクシーはトゲチックより安定しますが、殿堂ランクが4点割かれる為大事に扱う必要があります。弱点である闘タイプ対策を考えるとルギアが3枚欲しかったのですが、3枚は流石にエネ消費が激しかったため当初1枚を「エアロブラスト」ルギアに差し替えました。が、3エネ40打点はスピードが遅いため、(3エネ張るならエレメンタルブラスト撃ちたい)3枚目のルギアは最終的にマンタインになりました。

マンタイン

 デッキ名のサブタイトルが「風のマンタイン」である理由は、このマンタインは本来ルギアであった為です。デッキの完成状況としてはこの段階で入れ替えカードが合計7枚入っていたため、「おおなみ」ともシナジーがあります。マンタイン採用の段階で、デッキの色を水メインの3色混合デッキにしたため、雷ポケモンとSMB2期予選で大暴れした鋼ラッキーを対策するためウソッキーも採用しました。ウソッキーも本来であればHP60しかないのに逃げエネ3と使いにくいカードですが、デッキとしてポケモンが自力で逃げることを放棄しているのでほとんど問題になりません。

ウソッキー

3.デッキ概要

ルギアピクシーリスト

詳細なリストは、下記のSMB運営さんのブログで確認願います(いつもの

https://jetome-magneton.hatenablog.com/entry/2020/11/29/101200

〇回し方

 基本的にはかなたラインに水エネを集め戦線を維持し、相手が大型アタッカーを立ててきたら要所要所でルギアで対処します。ルギアには炎エネと雷エネをつけ、学習装置やオーキドウツギドローで3枚目に水エネを張るのが理想です。この順番を守らないと色が合わなくなるのはこのデッキの弱みであり、本番では3枚目の雷エネをルギアに張れないせいで負けもしくは負けかける試合が3回ありました。詳細は後日対戦レポートに掲載します。(R3まくらぎ戦、R7ぷー戦。あと1戦が思い出せませんすいません

https://note.com/d123monoris/n/nad010bc5934d?

 また、ピクシーが刺さるデッキでは、ピッピを2枚並べてポケモン回収+夜の廃品回収+ポケモン交換おじさんでピクシーを使い回す戦術も有効です。使用カードが多いですが、ピクシーの回復と場面コントロール(苦手な相手からはきっちり引いたりピッピの技による誘導)はそれに見合ったリターンがあります。ピチュー、ウソッキーは全ての対戦で活躍できるカードではありませんが、刺さる相手にはきっちり勝負を決めてくれます。

4.最後に

 今回私は準優勝でしたが、優勝者がトレーナーロック(ずつう)+わるいクロバットで優勝したため、「ずつうが強すぎる」「そもそも先行が強すぎる」という意見が出ているようです。どちらもその通りですが、このデッキはずつうわるクロは専用の仮想敵デッキを作って対策しており、優勝者との直接対決にも完封勝利している(何故直接対決を制しているのに準優勝なのかは大会システムの話になるため割愛します)し、先行の猛攻をベロリンガで耐えてポケモン回収からピクシーの技コピーで反撃できるのである程度後攻でも戦えるデッキとなっています。「そんなことない!今のルールのままでもちゃんとやれば勝てる!」と反論したかったのですが、それを自信を持って言うには一歩足りない結果であることは事実です。準優勝という結果には十分に満足している(というかできすぎているとさえ思う)のですが、このデッキは旧裏新殿堂の2020年度のトップクラスのデッキではあっても、最強のデッキでは無かったことは、非常に残念に思います。

 最後に。私は複数の旧裏ルールを嗜んでいる旧裏大好き人間や旧裏の怪しい研究をしている某団体のように一年中旧裏ポケカをしている訳ではありません。去年の9月に初参加したSMB2019の四期予選以外はすべて誰かに誘われて参加しました。それでも勝てたのは、旧裏ポケカを一年中遊んでいる人からの情報のフィードバックと練習があったからだと思っています。感謝している方はたくさんいますが、特に東北旧裏オフを運営していて、今回見事優勝されたジャストさんと、ちょいちょい面倒を見てくれたあさりのみそしるさんとうっどさんには、名指しでお礼を申し上げます。

 逆を言えば、周りの人の協力があれば、誰でもこの程度の成績なら取れるとも言えます。もしこのブログを読んでいる人で、旧裏ポケカに興味があるけど参加を躊躇している人がいましたら、是非勇気を出して参加してみてください!きっとみんな優しく教えてくれると思います!

だって 努力をすれば 誰だって、 

カードマスターへの 道を開くことが できるんだから。

でも準優勝って1位じゃ  -完-

カードマスター


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