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つくみずさん シメジシミュレーション5(最終巻)

つくみずさんが、コミックCUNEで連載していた作品 シメジシミュレーション5(最終刊)が発売されました。

 4巻が出た時に、紙でまとめて買っていたので、今回も紙で購入。

作品については、以前に記事を上げてます。
4巻ラストで、歌によって世界が解体(解放?)された展開が衝撃でしたが、その後の最終巻もスゴかったです。

 思考の通りに何でもありの世界の中、世界や自分が何かを考え、求める主人公達。

 ハードSFとも、哲学とも思える展開が続きます。
 背景描写や表現も、展開に合わせて抽象的なモノであったり、非常に印象的。

 1巻の緩い始まりから、こんな展開になるとは・・・

 聖書や神話、童話・・色々なエッセンスが盛り込まれています。

 後書きでは、本作は、作者の前作 少女終末旅行との対で考えていた話との事で、それは納得。

 読み終えて、なんか スゴイ物を見せられたな・・と言う感じ。

 一方で、作者のつくみず氏は、これで燃え尽きてしまわないかな・・
 と、ちょっと心配にもなりましたが。

 万人受けする話ではありませんが、好きな人には刺さります。
 個人的には、お気に入りの作品となりました。

 少女終末旅行みたいに映像化してくれたら、面白いですが 流石に厳しいかな・・



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