映画『モテキ』あのシーンのあの曲。

 noteの本質からは外れる気もしますが,twitterの140字では書ききれない「ムムムなこと」ことを思い付いたら,基本無料で不定期に駄文を書き散らかして行こうかと。

 最初は,ぜんぜん旬じゃない(^^;)けど大根仁監督の映画『モテキ』について。全体的には楽しく見たのだけど,1点どうしても監督の意図が分からんシーンがあった。それは終盤近く,麻生久美子(大好きです!)演じるキャラが主人公との関係をふっ切って新たな人生に歩みだす,みたいな印象の朝の場面。ここで掛かる曲が岡村ちゃんの『カルアミルク』なんですね。これがどーしても分からない。

 『カルアミルク』って,情けない男の立場からの歌なんですよね。電話なんかやめて六本木で会おうよ,って,反省してるっぽいけど要は手っ取り早くヨリ戻してーなー,みたいなヘタレソングなんです(独断)。この歌がなぜ,女性キャラだけで成立してるシーンで流れるのか,演出意図がさっぱり理解できなかった…
 もしかしたら,主人公の情けなさを『カルアミルク』という曲に代表させて,それを軽くあしらえるようになった彼女の成長を描く意図だったのかな…とも思ったのだが,深読みし過ぎのような気もする。実は「曲調が合ってるし,岡村ちゃん好きだから」みたいな,すっげーシンプルな理由なのかな? 誰かこのシーンの選曲について私を深く頷かせるような解釈をお持ちでしたらぜひお教えください。

 ちなみに私が大根監督の立場で,このシーンに音楽をあてるとしたら,選曲はゴーバンズの『BYE-BYE-BYE』です。あの朝焼けの画面にこんなに相応しい歌はないと思う(ベタですけど)。

P.S.
この映画『モテキ』のラスト,公開当時は安直なハッピーエンドだ!という批判も多かったようですが,俺はそうは思わなかった。あれって長澤まさみ扮するキャラが「ヤケクソで壊れかけてる」んだと思います(^^)。背伸びして大人の恋愛とかしてきたつもりが,もうなんか訳わからなくなって最後は主人公の突進に身を任せ,「あたし何でこうなっちゃったんだろ。おかしいねーアハハハー」な感じですよ。ひぇー恐ろしいー!(^^;)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?