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なぜ人は何者にもなれないのか?

「なぜ人は何者にもなれないのか?」というちょっと尖ったタイトルにしたが、このnoteに何を書きたいかというと、自分が今、「何をしようとしているのか」ということ。

2017年12月に創業して、HR Training Campを合計393名に対し、約1年半運営してきて、少しずつ、自分が己の命を使って見たい景色が見えてきた。

それが「自分の人生に熱狂している人で溢れる世界」

この景色を見るために、今から挑戦すること。
つまりは現在準備中、近日展開予定の新規事業について、まとめてみた。

この景色は簡単に見れるものではないので、この記事を見て、応援してくれる人や声があるとすごく嬉しいなと思う。

なぜ人はなりたい自分になれないのか?

自分は今、31歳になるわけだが、大学生の頃思い描いた自分には、なれていない。
本当はもっと、能力者の予定だったし、人格者の予定だったし、成功者の予定だった。
ところが、今の自分は、あの日想像していた半分にも、達していない。

一体、人はなぜ「なりたい自分」になれないんだろうか?
大きく5つの要因があるのでは、と仮説立てている。

1.自己理解の壁
まず最も多いと考えているのが、自分の「なりたい」「ありたい」がわからないという課題。
そもそも、大人になって自分の「なりたい」についてはじめて考えるのは就活かと思うが、あまりにも社会というものの解像度が低く、いまいちピンと来ないまま、会社を選ぶ。

社会人になり数年が経ち、社会の解像度も上がってきたものの、
自分の「なりたい」について向き合う時間は多くはなく、漠然とした不安や焦燥感に駆られている人が多い。

2.計画設計の壁
次の関門が、計画設計の壁。
「なりたい」を語るがそこにたどり着くために必要な要件がわかっておらず、要件がわかってないのだから当然、そこにたどり着くためのプランもない。
これまた、進捗感を感じられない毎日を過ごし、漠然とした不安や焦燥感に駆られている。

3&4.機会の壁(配置の壁・リソースの壁)
「なりたい」に必要な要件が出揃うと次に現れるのが機会の壁。
何者かになるためには、大抵レベルアップが必要で、つまりは新たなスキルや経験などを得ないといけない。
しかし、それを得るための機会がないと、ゴールと計画があったとしても机上の空論になる。

そして機会の壁は「社内で得れない」と「社外で得れない」にわけることができると考えていて、
「社内で得れない」は現職のミスマッチの問題(配置の壁)。
「社外で得れない」は得るためのリソース(お金と時間)がないという問題(リソースの壁)。

5.継続の壁
そして最後が最大の壁、気力維持、継続の壁。
ゴールも計画も機会もあっても、人は気力が保たず、継続できないことが多々ある。
人は自分1人で継続するのが困難だからこそ、ライザップのようなサービスが受け入れられている。

以上、「自己理解の壁」「計画設計の壁」「配置の壁」「リソースの壁」「継続の壁」の5つの壁が、人の自己実現、「なりたい」を叶えることを邪魔しているのではないかと整理している。

僕らがこれから創るもの

a.キャリアプランニングワークショップ
※自己理解の壁、計画設計の壁へのアプローチ

その人の「なりたい」は、その人の中にある。
つまり他者が答えを出すのではなく、その人自身が、自分の中にある「なりたい」を見つけないといけない。

その「なりたい」を見つけるための、また具体的な計画を設計するための丸々1日をかけたワークショップを現在開発中で、これがいい感じに仕上がってきている。

採用担当としての5年間、キャリアアドバイザーとして2年間、大学時代のキャリア支援も含めれば9年間、人のキャリアと向き合ってきた経験とゲームプランナーとしての2年間のゲームデザイン経験。
さらにコーチングやメンタリングの技術を存分に使った、良いものができている。

HR Training Campはもう何百人も参加してくれているが、未だに満足度は100%をキープ。次のキャリアプランニングワークショップもしっかりと意味あるものに作り上げたい。

b.キャリアプランニングセッション(1on1)
※自己理解の壁、計画設計の壁へのアプローチ

基本的には、ワークショップ後は1人でも内省、深堀りできるように設計はしているが、それだけでは、物足りなかったり、深度を深めきれないというニーズもあるため、他者から問いによってより深めたい方には、1on1のセッションも実施する予定。

c.転職支援
※配置の壁へのアプローチ

しばらくエージェント業を行う中で、構造的な課題や不健全なループも見えてきたので、有料職業紹介を積極的にやるつもりはないが、別のアプローチで、一人ひとりが「自分にとって最適な場」を見つけるための支援をしていく。DB解放やマッチングイベントなど、簡単に思いつくものも色々あるが、ここはもう少し考えたい。

d.キャリアコーチング
※継続の壁へのアプローチ

ほぼコレが目玉かもしれない。
目標を達成するために必要な行動や気力をサポートし、伴走するコーチング事業を始める。月1~2回のセッションとアプリケーションによるデイリーの行動管理による習慣化。イメージは「ライザップキャリア」

社外にコーチを持つことをスタンダード化していきたい。

現状、多くの方の「コーチ」に近い存在はおそらく上司になるかと思っているが、上司はどうしても、会社の枠組みの中でのベターな選択の提示が限界となりやすい。別の職場への転職を提示してくれる上司なんて、ほとんど聞いたことがない。

社会における本当の意味での適材適所を目指す上でも、人は利害関係のない社外コーチを持つべきだと考えている。
企業が企業支払いで社員にコーチをつけるサービスもあるが、そうじゃなく、個人が、自分のお金で、コーチをつける。それが絶対、当たり前になると思っている。

e.オンラインサロン
※リソースの壁へのアプローチ

HR Training Campのオンラインサロン登録者が70名近くに達しようとしているのだが、改めてコミュニティに大きな可能性を感じている。

今、何が起き始めているかというと「自分のノウハウや知見などをタダで提供し合う」という事象が起きている。エンジニアの子が、勉強会を開き、知見を共有したり、採用担当になりたての子に、ベテラン人事がWantedly運用やIndeed運用をレクチャーしたりする。

もちろん与えられた人はまた、別の何かを提供したりして、
あーお金じゃないんだな、って
優しさで、回るんだなーって思った。

そういう最強で、優しさで溢れたコミュニティを創りたい。

まずは同世代を勝たせたい

前にもnoteで書いたが、僕は下の世代が怖い。
野球界では、大谷選手がメジャーで大活躍し、163キロのボールを投げる高校球児まで現れて、お笑い界では、霜降り明星がM-1、R-1でW優勝し、ハナコがキングオブコント優勝。
ビジネスの世界でも高校生の社長が生まれている。

そもそも、

下の世代が上の世代を抜く構図は、そりゃそうなるもの。
上の世代が失敗を重ねて作ったノウハウや教科書を、下の世代は享受出来るわけだから。
我々もまた、上の世代の資産の上に成長してきたわけだから。

じゃぁ、このまま抜かれていいのか?
私は、いやだ。シンプルに悔しい。

まだまだ若いものには負けてられんのです。

諦めたくない。自分の可能性を。

そんな同世代が、自分の人生に熱狂する景色を、まずは見たい。
※ここでの同世代とは今の20代前半〜30代前半くらいをイメージしている

会社や上司の愚痴、異性の話ばかりでなく、
夢や目標、またその過程の酸いや甘いをつまみに酒を飲む人で溢れたら、幸せだし、その景色を見ることに命を使いたいと思う。

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