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自由連想法による文章練習【28】

 コントロール そう ぼくはまだ龍王をコントロールすることしかできていない ぼくは山煙が明日からの偉大な確信をつかむべく龍王にまっすぐ挑むシナリオができあがったH鋼にバナナジュースがはさまっていたのに身をひき締めた もうすぐぼくは悟る ぼくの体は軽くなりだしている ぼくは雀を土に埋めた 鳥のなかでもスンが一番すきなのが雀だからだった 仕事中だったぼくは龍王に書くかもしれない手紙をシュミレーションした 気を悪くさせてしまったらすいません いろいろ気にしてもらっていることには感謝しますが 頂いた資料は自分にはあまり参考にならないようです というより読まないと申し訳ないと思う気持ちから だんだんストレスになって 龍さんの顔をみるたび胸が苦しく 体調が悪くなってしまうことさえあります 龍さんは優しすぎるのでしょう だからつい誰でも助けてあげたくなるのだと思いますが 僕やほとんどの人もそうですが 頼んでもいないのに自分の悩みや苦しみに干渉されることに強い違和感を覚えます 自分の悩みや苦しみは 自分の家族や友人だったり 専門家の先生にご相談させて頂いているので間に合っています それ以外の人に干渉されるとむしろストレスになってしまうのです 資料をくださっているだけとはいえ このようなプライバシーへの干渉はあらぬ誤解を生んでしまい兼ねません 今だからお話しますが木山さんも困っていました このようなことをしなくても 龍さんの純粋さや優しさは 龍さんの普段の接し方でよくわかりますので 今後は資料をご用意頂くとか それに類似するプライバシーへの干渉はご遠慮頂きたいと思います だからといって龍さんの気持ちを無下にしているわけではないことをどうかご理解ください 心理学に精通している龍さんなら僕の苦しい胸のうちに気づいて頂けると信じています ところで分倍河原の駅をぼくはとても気に入りました 分倍河原の駅でぼくは祖母の家のカビ臭を思い出し 太宰治が西荻窪の慈光などで売っている文机だった時代 ぼくはチャナと「ねるねるねるね」を買って夜はゴジラをみた 重三郎は夜の金木に飲みにいったぼくは愛おしすぎる過去のまるで宇宙ぜんぶの不幸だけが実は幻覚かもしれない 食べすぎなんて一日で解消されるし 六万いくらの支払いも上手くいくに決まっている 九月に契約社員になれなかったとしても 三万くらいの臨時ボーナスがはいるか 今検討中のポスティングのバイトがうまくいくか それ以外の相応の幸運に出会えるに決まっている なんせ誠実に仕事をしているぼくはスンを愛しむ心にしても極めて誠実で つまり武者小路にまた戻ろうとしているぼくはほらまたどんどんオシッコがでた 「願えば叶う」この綺麗ごとすぎる真実がまさにいまぼくの中で現実化しつつある 足の引きつりにしても日曜というほどほどだったのに結局バイブーの草むしりまでしたぼくは ついにスンの首を絞めてしまったものの計算通り思いとどまったスンの首はそれでもまあまあ赤くなった スンはルーと別れるといったぼくはスンとルーが別れないのをわかりすぎていた 政がシカのなかにみた人類愛をセイキョウにまで拡大したように ぼくもスンから全人類まで拡大したときがぼくの勝利の日となるぼくは品川駅2番の塵埃が「スンスンスン転がしゴマ塩さん~スンた~~らどいよこしょ♪」と僭越ながら口火を切らせてもらった 具体的な余裕の目安からいうと 新人が三カ月後には完璧にこなせる程度の作業量と作業レベルになるエアコンの涼しいが所詮ネットもリアルも人間関係云々は等しく 愛国心の平等も人への愛も平等 もしミーティングの進行につまって且つ使えそうなら使ってくださいとだけ口添えることにし 7時8分の電車にのれた結局 JKに中出しすることの天国と忌まわしさがあいだにどうも子猫は片耳を怪我しているようだった ぼくは「働かない村」を再考した メンバーは酒本さん 川辺くん 小室くん 加藤さん 太田さんなど…… そう ただ「楽しい」と「善」だけが続く人生 苦悩はちゃんと終わることができる そのとき人は頂きに達し それ以上とくに変化もしなくなる それがすなわち人生の完成であることを「万能の鍵」でしつこく何度も確信したぼくは また妻と死ねだの殺せだのの激しいケンカをした 病院代も出して 願いの場所に引越しもして 仕事もさせてないのに 妻の生活への不満や愚痴をときどき聞くとイライラがとまらなくなってしまう せっかくの連休なのに 明日も仕事なのに 夫の気分を悪くさせる 妻は満たされていない 自分の存在意義をわからない 子供がいないからもあるだろう いろいろわかってはいるが いざあれこれ愚痴られると殺したくなる だからぼくは先週妻の首をしめた 妻は泣きじゃくりながらまだ死にたくないといった ぼくは妻の足をマッサージして妻はようやく寝た 妻を殺すふりはしても妻を殺すことはたぶんない しかし妻の「闇」に負けそうになることはしょっちゅうある 仕事で疲れていると尚更だ 仕事はほどほどに 家仕事をしたい 掃除とか 畑とか 金は使うのも稼ぐのも面倒くさい 金はもらうものだ そろそろ金の価値がなくなる ぼくは奥多摩の空き家を上手く有効活用すればたぶんもらえる あるいはそのくらいの金を出してくれるだろう人とも深い仲になった 金に支配される人間はそのうちいなくなり もうすぐぼくには使い切れないほどの金がはいってくる 時代がぼくに追いつけば必ずそうなる 狂っているのはぼくではなくぼく以外のほぼ全員であるその均衡が破れつつある 狂った社会が成立しなくなっている コロナは狂った社会を壊すために策略された 策略の主はユダヤ人にしても別に彼らは悪くない 彼らはいつの時代も当たり前のことをしているだけだ 法人税の免除だのくらい大目にみてやれと思う 残念ながら店や会社の半分以上は滅びなければならない もう経済の本質は崩れまくっている そのうち「禁酒令」が出され 当然の予想どおりワクチン強制の風潮も強まってきた すべては経済を正常に戻すための謀略である 店も会社ももっとたくさん潰すのが今の政治家の仕事だった ユダヤか誰かに命令されているだけの政治家をあれこれ責めても政治家に罪はない 政治家は実は一番無力な存在でもある ユダヤにしても実はそうである 尚も無駄な経済を続けようとする大衆の無智と暴挙こそが罪の根源なのだぼくはつまり洞窟のようなところに住みたかったスンとルーもそういえば奥多摩の氷川神社で祈ったスンのちかくに白黒猫がいた 「とにかく不満を口にするのはもうやめましょう」と スンとルーのヨシコウ物語のラストといえば「バカだコウ!ワンツー!!」だったイズミユウスケの家でぼくはたしか黒のミキハウスのTシャツを着ていた それはまだ「熱射病(ねっしゃびょう)」だった時代 威嚇合いに疲れてすわりこんだのはクロのほうだったもう一匹のチャトラには首輪がついていた 蝉の鳴きはじめはやわらかい風が銀行と龍王への手紙もセブンでプリントしたぼくは いじめたくなりすぎる見た目のくせに「うるせえな」と小声でつぶやかれて自分の未熟を確認できたソイツに感謝しようと頑張っている最中にソイツは須藤さんと同じ河辺でおりた ソイツは少し下澤に似ていたモスバーガーで 特定の政党に汲みせず 利権が及ばない いわゆる寄せ集めの飲食業界が「的」になるのは当然のこと 彼らのための政治をしたところで どうせ彼らは選挙にいかないし いったとしても個人の意思や好みで好き勝手に政治家を選ぶだけ そもそも選挙とは個人の意思ではなく集団の意思である気まぐれの一票になんか価値はない 塵の一票は塵のまま 「自民なら自民」「公明なら公明」と大勢で足並みを揃えるからこそ ちゃんと長い物に巻かれて「右向け右」に従うからこそ 長い物からの恩恵を受けることができるそうでない集団が 長い物からぞんざいな扱いを受けるのは当然で キングダムの歌がかわったことにしても これはどうも好きになれない気がしたカンメイの最期もとくに描写が微妙すぎた 西野さんのゲストハウスにいた例の猫の手はたぶんシロがいたらもっと楽しいスンとルーをとても面倒くさがったぼくは生まれてはじめて携帯と財布をおとしてなくした そのとおりそぞろな気は西府での安堵が妄想した瞬間を牛浜が通りすぎた駅にも交番にもスマホは結局届いていなかった 

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