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自由連想法による文章練習【27】

 ぼくが生まれるよりずっと昔だったそのガラスは島根があまいぞダンゴだった時代 何もかも詰め込んで更なる混沌を目指すやり方をまた一つ開拓できたぼくは障害者年金ももしかしたらいけそうな気がした 失業より障害者年金のほうが自然を本人がどこまで話しているかわからないけど 一年半前にうつ病で仕事をやめてからずっと不調が続いていて 精神薬と酒と筋力の衰えもあって 夜中に転んで半分気を失うこともある 今後どうするかはちゃんと考えなきゃいけないけど 現時点で万一のことがあるかもしれないと一応頭に入れておいてください とりあえずコロナが落ち着いたら東京にあそびにきてっていっても西のはずれで山も川もちかいし部屋も広いからゆっくりできるよ わかりました いろいろありがとうございます いや 「エアーベッド」と「ウォーターベッド」を間違えたぼくは人間の悪意と憎悪のうごめきは所詮どこも一緒 地獄と天国がひしめき入り混じるこの世界にいる人間は「生きている」というただそれだけでみんな立派な修行者で平等 人類で一番の天才と一番のそうでない人間の知の差も宇宙レベルでみれば所詮誤差がぼくは久しぶりの弁当に卵焼きがはいっていた 直接には食えない土の養分を野菜で介して摂取するように 下北さんを介してザコ社員のザコレベルを緩和すると同時に ザコ社員の矛先を下北さんに集中させることで社長と渡辺さんのストレスフリーを実現 するとむしろ下北さんも満たされる妻はその日二回も転んでオシッコもたくさん漏らした障害者年金の手続きはやっぱり社労士に頼むことにした そうはいっても書類集めからいろいろたいへんになるだろう妻は転んでケガをしなければいい夜勤はもう完全に無理と決めたらむしろさっぱりしたぼくは たとえば母親が妊娠中に強い薬を服用したとか帝王切開のタイミングが悪かったとか そもそもの産まれ方に問題があっただろう根源的がいろいろ難しいところもある人ですが今の会社にはいない嫌われ役を自らかって出られる指導者の素質はあると思います しかしそのとおり仕事に不真面目な人たちを化学調味料にたとえるのは無理があるでしょう 化学調味料が九割のラーメンが至高なはずはないからです そもそも至高の集団とはなんでしょう 九割の精鋭と一割の化学調味料?いや そもそも集団として成立しているそれ自体が至高かもしれません 現状の一番の課題は周りをどう変えるか?より自分がどう変われるか?「足る」を知り許し合う 許してもらえていることを認識する 完全になるとは完全にはなれないことを完全に知ること 続けてその上司はジャニーズグループのトキオが鉄腕ダッシュというテレビ番組で 全国各地の有名な美味しい素材を集めて一杯の至高のラーメンを作ろうとしたことを引き合いに出し しかし単純に完璧な素材を寄せ集めただけのトキオが作ったラーメンよりある有名ラーメン職人がいつもどおりに作った普通のラーメンのほうが美味かった それは手の込んだ自家製麺でなくしたり ほんの少し化学調味料を混ぜ合わせるなどすることで より完璧にいわゆる黄金比に近づけるというような話をされてなるほどと思いました それはしかし自分が尊敬できない一部の人たちは化学調味料であること 先輩社員に仕事ぶりを評価してもらったことを機に それまで抱えていた不安が解消され仕事に対してより前向きになる やがて自分以外の周りの意識も高め共存できる組織をつくるには「最高の挨拶」が不可欠だと思い至る三度目の緊急事態宣言 もっと店や会社が潰れて治安が悪くなり自殺者が増えない限り緊急事態はなんども発令マンネリ化したら強制力をアップでも不十分なら戦争 トランプの再選も検討されるかもしれない現行の社会を破壊する指令にそのとおり従っている吉村も小池も要するにペテン師とはいえ真実を容認できない大衆が大半の世界ではどうしてもペテン師が必要 世界は変わろうとしているのではなく七十年前の戦後に戻ろうとしている 破壊と再生を繰り返す世界の基本に準じて今がその破壊中も再生もない穏やかはそれぞれの個人が自力で悟るしかなく しかしながら全人類のすべてが自力でそれを悟る前に人類はたぶん滅ぶときにはじめて妻が手を貸してくれといった 日に日に弱る妻の周りに咲く赤やピンクのツツジがとても綺麗だったここはもう十分すぎるほど天国なキリストの再来も無きにしもあらずとぼくは曇り空のなか妻のケンタッキーを買いにいった 階段をおりるときに手をかしてくれと妻がはじめていった周りを赤とピンクのツツジに囲まれた天国はむかし黒澤明もまたぼくは明日もしかしたらシロに会うニシフにて手すりや壁面に付着したハトフン処理の実演 掃き拭き清掃をしなかった場合の埃の量や全体の汚れ具合を実際にみせながら掃き拭き清掃の効果を具体的に伝える 前駅の清掃後に消毒用ボトルを忘れたくらいで取りにもどるのは少し浮いた妻の足の感じが五億年ボタンを思いだしたぼくは 妻の形が棒みたく人差し指の指サックが妻は棒みたいな天国ここは本当に天国かもしれないだろうと書いたらフキさんの写真がかわっていた 妻を働かせるなら市役所系の障害者枠が今週日曜日こそ塩船観音のベケットを久しぶりに開いたらけっこう接続詞があるわりにやっぱり不思議とすらすら黙読できる妙に保坂さんはそこまでいっていない 生産性を求める妻の気持ちとはいえのぼくの続きこそが妻の前進をはばむ嘔吐処理の再実演をしたというのもチリトリに袋をかぶせるのを知らなかったからで 巡回清掃時のポイントとして柱の隅やベンチの枠にゴミがはさまっている場合があることを説明 ナイロンぼうきの使い方と実演 西クニタチの二番線ベンチ下は汚れやすいなど駅ごとのポイントを細かく伝える 階段一面を二度掃きするなどとても几帳面で動きも速く時間配分も申し分なしということでファミチキを買ってあげた西立川はまた適当に終わらせながらついに岡島さんでオナニーをしてしまったぼくはそれからずっと眠れなかった もはや鍵付きの棚かボックスでないと止められない妻の酒欲に一番苦しんでいる妻自身をアメとムチでいろいろしながらなんとか入院はさせないためにこそ鍵付きの案を決定したぼくは 靴箱に向かい合わせの棚に南京錠をつけられそうだった河辺の西友でチェーンもあわせてまさに新座の外扉のように青梅線が走り込み 土曜日の人員は候の外郎売りと松本誠が夢のなかで中田と逃げ回っていた 保険の扶養にも入れたし生保もまた一段と弱々しくなった妻の足はまるで棒きれのようだティッシュの空箱に小物を綺麗にまとめていた 離職票はテーブル代わりの引っ越し箱に綺麗に朝から活動はじめた妻はきのうより元気だった まだ直視できるぼんやりオレンジのお日様が妻のエネルギーを越えた向こうの川の名前はたしか霞川だったぼくはなんだかんだまた保坂さんをひらいた ぼくは雄平の家の裏から商業高校の途中の米沢とキスした短い通りはもうすぐ三十年になろうとしている 右に曲がれば大池の家のホットケーキが美味かったのは三十五年前 トレファクについてくる?といってしまったもののパンツの試着だからと六畳一間に泉と住んだ阿佐ヶ谷の北原荘は二十年前 窓に取り付けられた冷房専用のエアコンのせいで半分もひらかない窓から外はしかもすぐブロック塀だった道は斜め下にむいていて コインランドリーまでの道が好きだったピリッと辛口明太子 そのとおり木曜日はS1で ちなみに南口はS1しかない特掃日勤もそれはそれ 今日は事業便なしのA番だからいつでも電話をかけて布団に妻は動けないかもしれない洗濯はそもそも無理な雨 だからもういいだろう毒キノコはいい加減人生終了がみえない当の本人にぼくや伊藤さんはともかく酒井さんがこれ以上相手をしてやる義理はない妻はまだ寝ていた指サックがまたいいその写真が横にはピンクのツツジが咲いていて 今から夏の蝉の鳴き声が楽しみでクロもほしい妻の願いが本物なら夫はなんとか叶えてやるつもりだった 

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