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コラム・エッセイ「特筆すべき点P」(無料)

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脈絡のない思いつきを長々と書いているシリーズです。
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#コンテンツ会議

椅子にアイドルが立つと人は歩けなくなる(アイマスMRの感想)

2018年9月24日の日記に加筆修正を加えた記事です  2018年、9月24日。私は横浜にいた。  訪れた目的は『THE IDOLM@STER MR ST@GE!! MUSIC♪GROOVE☆2nd SEASON』だ。知らない英語がいっぱい並んでいてわからないと思うので説明すると「アイドルマスターの、なんか新しい技術をふんだんに使用したライブ」である。ここからはアイマスMRと表記する。 アイマスMRとは そもそもアイドルマスターとは何か。今回それは重要ではない。10年以

正当な批判であっても無視してよい

2018年3月のブログ記事を加筆修正したものです。 を読んだ。 批判の正当性と傷つく心は関係がない 読んですぐ思い浮かびそうな「批判」は、「批判と非難は別物なのに、この記事では混同しているのではないか」じゃないだろうか。たとえば、マンガのストーリー展開の無理を理路整然と指摘する批判と、ただ「つまらん」という言葉を投げかける非難は違う。なのに、それらをひっくるめて「批判」という言葉で表現してしまうのは間違っているのではないか……という批判。  この「批判」と「非難」の違い

ラップも女性向け二次元コンテンツも詳しくないけど『ヒプノシスマイク』が楽しい

ツイッターのタイムラインで「ヒプマイ」という単語を目にすることがちょくちょく増えてきた。なんだろうな、ジャニーズかしら、ソシャゲかしら、と思いつつ、調べたりはしなかった。 それからしばらくして「ヒプマイは"ヒプノシスマイク"の略で、男性声優12人によるラップバトルプロジェクト」だということを偶然知り、そこで興味を惹かれた。 といっても僕はラップ文化にも女性向け二次元コンテンツにも全然詳しくなく、フリースタイルダンジョンとかも観たことない男だ。それでも興味を持った理由は「男