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令和のことしか書いてない平成最後の虚無BOOK


書店に行ったら、でっかく「令和」と書いてある本? 雑誌? のようなものが面陳されていた。『祝! 令和 ステッカー&クリアファイルBOOK 』(宝島社)である。

コンセプトから内容物から「すごい急いで作りました感」の凄まじさに圧倒されて、気がついたら買っていた。


ステッカー多すぎないか?


カテゴリは書籍だが、実際はオマケメイン。裏表でネガポジが反転するという謎の令和クリアファイルに、元号の豆知識が書いてあるペラペラの冊子がついている。総ページ数6という思い切った厚みであり、サイゼリヤのグランドメニュー(14ページ)の半分以下だ。


そして令和ステッカー226枚セット。やっぱり多すぎる気がする。

あとなんでよりによって226なんだ。皇道派による暗殺事件と同じ符号だぞ。


内容物を並べるとこんな感じ。見事に令和しかない構成に感嘆してしまう。ここまで内容がないコンセプトはなかなか無い。元号と元号の境目にだけ存在する「溝」のような本だ。


これを作ったデザイナーのことを考えてしまうな。これからも改元のタイミングでこのような本(本…?)が大急ぎで作られ、書店に並ぶことだろう。



せっかく買ったので、macbookを令和仕様にしました。

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