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古き善き場末の映画館(2)

自分が幼稚園の頃だったかな?幼すぎてよく覚えてないけど…小千谷市で映画のロケがありました。由美かおる主演の「しなの川」。小千谷の他に六日町、十日町、佐渡など新潟県内ロケでした。由美かおるがチョットセクシーなアイドルの時でしたね。舞台は大正時代で彼女は十日町の機屋の娘役で長岡の女学校に通うんだけどその女学校のシーンを小千谷で撮影したのです。当時の小千谷高校にはまだ古い校舎が残っていて、この校舎で長岡女学校のシーンを撮影しました。当時近くに住んでいたのでロケを見に行ったんだけど学生服の集団がサイン色紙を持って由美かおるに群がっていて大変なことになっていたのを覚えています。将来その高校に通うことになるなんてこの時は想像もしてなかったなぁ。。。

で、映画が完成して父が務める映画館で試写会が行われました。衝撃的だったのがポスターで、なんパターンかあるうちの一つが由美かおるのオールヌードバージョンで!信濃川の河原で写したらしいんだけど、多分自分が生涯初めて見たヌード写真でわないかと思います。うちの両親は幼い息子の前でそのポスターを広げて、母「へー信濃川で撮ったんだ」父「うん」みたいな感じで幼いころから映画の中でキスシーンがあろうが色っぽいシーンがあろうが普通に見せてもらってたので今考えれば名作映画をリアルタイムで映画館でしかもタダで観ることができた自分は幸せだったと思います。

あ、「しなの川」はB級映画ですが、それなりに面白いですよ。脚本はジェームス三木、監督は巨匠、野村芳太郎ですからね。最近Amazonプライムで見つけて観たら、子供の頃よく遊びに行っていた小千谷高校の今は無き木造校舎が懐かしかった。それから主人公が長岡で山に登るシーンがあるんだけど、どー見ても小千谷の船岡山なんですけど(笑)

興味のある方はご覧になってください。





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映画館の思い出

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