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【コラボレーション】 大阪北港マリーナの公園PARK HULLを監修させていただきました

2022年の夏、大阪北港マリーナにて、楽しく想像力・創造力を育むことをテーマにあげた、【エディテイメント公園:PARK HULL】がオープンいたしました。

こちらのプロジェクトに、弊社の代表青砥が、「PARK HULL想像力育成コンサルティング担当」として監修に携わらせていただきましたので、ご紹介させていただきます!

ブルーが印象的な港の公園

海と空と繋がるブルー!
子どもたちの好奇心をくすぐる様々な仕掛けがあります。
全体MAP:PARK HULLを上から見るとこんな感じです。

未来をつくることを楽しむエディテイメント型公園『PARK HULL』

アップサイクルをテーマにして自由な発想で遊び、海辺の環境から未来への想像力を育む公園です。 船のマストに登る気分で高さを楽しめるネット、体にいい菌が混ぜ込まれた砂場と、遊んだ後にしっかりと 手を洗う設備、大人と子どもの隔てなく、みんなで過ごせるビッグテーブルや、海のそばでリラックスしながら、 体と心を休めるベンチやハンモックなど、ワクワクする遊具がいっぱい。 サスティナビリティを家族でやわらかく感じられます。

営業時間 11:00am 〜17:00pm  ENTRANCE FREE

公式HPより

“想像力育成コンサルタント”青砥より

海と繋がる公園の可能性について、青砥からもコメントさせていただいております。

Q. デザインが施された公園は脳にどういう影響を与えるか?

デザインが施されるということは、脳にとっては、「問いが与えられている」と言えるかもしれません。 デザインは、全てを明快に、言葉で説明してくれるものではありません。我々の感覚や直感に訴えかけるものです。 デザインされた公園は、子どもたちの脳に多くの「?!」を生むでしょう。なんだろう、どうやるんだろうの「?」。 あっ、あはっ、キランの「!」。子どもたちの好奇心を駆り立て、自由な閃きをきっと促してくれるはずです。 デザインにより、問いが投げかけられ、そしてまた子ども自身が問いをうみ、自由な発想で遊びまわる。 答えのない、いつもと違うデザインをされた公園は、その意図を超えた遊びを創発する可能性を高めるでしょう。 子どもの創意工夫する脳を刺激し、きっと創造性を高めてくれるはずです。

Q.海のすぐ近く、PARK HULL の脳神経学的優位性は?

海は、どこまでも続く。水平線を露わにしてくれます。 近代化は、水平線、地平線を遮ることも多いでしょう。脳にとって、広い視野をとれること、 どことなく眺めている状態は、我々の感じとる力を高めることが知られています。 ぼーっとすることの価値が科学されはじめています。言語や数字にばかりこだわる能力が重要視され、 非言語的に感じとる力が蔑ろにされています。 どことなく眺め、その時に内に感じるもの、それを感じとる能力も大切です。 子どもも大人も、忙しい毎日から解放され、ぼーっと海と空を眺めてみましょう。 きっと、何か感じたり、閃きがやってくるかもしれません。 あるいは、囚われていたストレスが解放されていく感覚を得ることも期待できるでしょう。

Q. PARK HULL に設置された遊具で遊ぶことによってどのような良い影響が子供の脳に考えられるか。

PARK HULL の特徴は、いつもの、普通の公園とは違う遊具が、かつ海の近くにデザインされていること、 これが脳にとっては重要な意味を持ちます。 脳の発育において「Novelty(新しさ)」というものが、非常に重要という研究が多くされています。 普段見かけない遊具、そしてそのコンビネーション。どこからどうやってどんな風に遊ぶのか、そこから子どもの 脳は忙しなく、楽しく、働き続けます。 ネットを登り、海を眺め、大海原に旅する海賊をイメージする子がいるかもしれません。小さな小山を、 旅で出会う町に見立てるかもしれません。いろんな、遊具をぴょんぴょん飛び越えて駆け回り、よじのぼり、 幾多の障害を乗り越えていくことをイマジネーションして遊ぶかもしれません。 パークに引かれたグリッド線はどう使われるでしょう?基地ですかね?陣地ですかね?けんけんぱですかね? いつもと違うごっこ遊びや、いつものかくれんぼやドロケイが、全く違う楽しさをもたらしてくれるでしょう。 そして、いつもの遊びでは定義できない、新しい遊びだっていっぱい生まれてくるでしょう。 新しいデザインを携えた公園によって、子どもたちの自由な発想で新しい遊びが創造されることが 楽しみでなりません。

Q. PARK HULL に来た子供たちに、大人は何を伝えて遊ばせるとより良い効果が得られるか。

子どもの「?!」を大切に。それに尽きると思います。 子どもが感じたままに、好奇心に従って、自由な遊びを見守る、あるいは一緒に楽しむことが大切かと思います。 大人の「この遊具はこう遊ぶべき」という固定観念はなるべく外して、自由な発想を尊重する。大人も一緒に、 いろんな新しい遊びを創意工夫して楽しむと、もっともっと子どもたちも伸び伸びと新しい遊びを生み出してくれるかもしれません。 きっと、そういった遊びは、来れば来るほど創発されてくるでしょう。 最初は、真新しい遊具や環境、それら一つ一つと友達になることに一生懸命かもしれません。 でも、いろんな遊具といっぱい対話すると、新しい遊びを生み出すことがますますしやすくなるでしょう。 そんな子どもの成長を楽しまれるといいかもしれません。噛めば噛むほど味がでるスルメのように。 また、新しい環境に学ぶことも脳には大切ですが、新しい出会いも脳を育みます。 PARK HULL は、丸が、円形がテーマになっています。柔らかい。人と人との繋がりもきっと生まれやすい。 子どもたちは自由に繋がっていくでしょう。大人も繋がっていくでしょう。 そんなご縁(エン)も大切にすると、もっと豊かな遊びが広がっていくのでは、そんな風に思います。

現場レポート

先日、弊社のメンバーが、実際にプライベートで家族で訪れた様子をレポートしておりますので、どんな場所かより詳しく知りたい方は、こちらもぜひのぞいてみてください!(PARK HULLと実際に宿泊した敷地内の宿についてレポートしております)

子どもも大人もワクワクするような素敵な公園でした。このようなプロジェクトに携わらせていただき、本当にありがとうございました。

みなさまも機会ございましたら、ぜひ訪れてみてください!




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(※随時更新してまいります)

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