前回、夏休みの話をしたが、そろそろ旅行の予定を立てている人も多いのではないかと思う。

僕はどこかに行きたい気持ちもあるけど、飛行機や宿の値段、人の多さを考えると、今じゃなくていいかなと考えている。でも、きっとそうこうしているうちに休みが終わってしまう気もしている。

聞くところによると、「旅行」という行為が一般に浸透したのは、比較的最近の事のようだ。

よく考えれば、そりゃそうだ。そもそも交通機関が発達していない時代には、「ちょっと沖縄行ってくる」なんて気軽に出来ない。時間とお金をかければ、どこへでも、地球の裏側のブラジルでも行ける我々は、とても恵まれている。

旅行に行く動機は、「綺麗な景色が見たい」「美味しいご飯が食べたい」など、人それぞれあると思うが、裏テーマとして実は「地元(あるいは今の環境)の良さを再確認する」という事が含まれているんじゃないかと最近思う。

僕は社会人になってからも比較的色々なところを旅行してきた。その度に、家に帰るとやっぱりほっとする。自分の居場所があるというのは、とても落ち着くものだ。

民間の宇宙旅行が近い将来出来るようになると言われている。もしそうなったらきっと、「地球っていいところだよな」とやっぱり思うのだろう。

そしてインスタグラムに、「#地球は青かった」とかタグを付けて写真を投稿するのだ。