もう忘れかけている年末年始に行った18きっぷの旅を記しておこうと思います。私は年末年始に18きっぷで福岡から新潟まで行きました。

18きっぷといえば過酷な貧乏旅行ですが、自分はもう30歳の社会人。仕事初めに疲れはあまり残したくないです。なので、今回のコンセプトは移動しながら美味しいものを食べて温泉も入る。帰りは飛行機で福岡まで帰ってくるという桃鉄で快感を覚えそうな計画です。計画といっても出発時点で決まってたのは新潟に行くことだけ。どこに行くか、どこで泊まるかも決めていません。野宿もできない冬の旅行でなかなかリスキーですが、ネットカフェさえ見つければ何とかなると深く考えずに得意のノリと勢いで一人旅に出かけました。

そんな大して面白くもない旅行日記を自分自身の備忘をかねて記しておこうと思います。

きっかけは10連休

2018年12月28日から2019年1月にかけて8泊9日の青春18きっぷの旅に出かけた。きっかけはまず10連休。高校1年からバイトを始めた自分にとって10連休なんて中学生卒業した春休みぶりだろう。この先こんなに休みが取れる保証はない。どこか遠くに行きないなと思っていた。

しかし、動機がない。自分は旅行に行く時は何か目的が欲しいと思うタイプ。好きなサッカーチームのアウェー遠征やアイドルのライブなど何かのついでに行ってみたかった観光地をまわったり、その土地の美味しいものを食べる、そういう小旅行が多かった。今回、旅行する目的がない。

その中で浮かんだのが18きっぷの旅だった。

実は18きっぷの旅は高校生の時に1度やっている。それは18きっぷで北海道まで行くというものだった。その時は仲良かったバイト先の2つ上の友達に声をかけて計画。夜行列車を使って3日かけて北海道まで辿り着いた。帰りも電車の予定だったけど、寝過ごして飛行機で名古屋まで行くというチートを使った。それでもハードでとても楽しかった思い出だった。

その時の友達と今もたまに会うことがあり、この思い出話になることがあるが、さすがに今はできないなという感じだった。でも、自分はまだやってみたいという思いがどこかあった。

次の決め手はNGT48

連休1週間前になってもまだ決められない。また北海道まで行くか？でも、あの頃使ってたムーンライトながらはもう予約いっぱいだろうし、ムーンライトえちごは廃止になってる。北海道に行くには日中移動を続けても4日はかかる。移動だけはさすがにきついだろう。

素直に家でテレビ見た方がいいか…そう考えていた時にきっかけはふと訪れた。

何となく投げていたNGT48の劇場公演に当選したのだ。NGT48は元々そんな興味はなかった。というのも博多と新潟は同じ地方同士で遠い。会いに行けないアイドルに関心はなかった。それでもyoutubeでたまに見た時に良い曲が多いなーと思っていた。年末年始にやる公演にとりあえず投げていて当たったのがNGT48だった。

新潟…。前回の18きっぷの旅では2日目の夜に東京からムーンライト越後という夜行列車で朝に着いた場所。朝から移動開始したので特に記憶がない土地。特にそそられるものは正直に言えばなかったけど、雪国への憧れ、こんな時でないとNGT48の劇場なんて行けないという思いから気持ちは固まりつつあった。

最後の決め手は直行便

今回の旅行で自分の中の唯一の条件は疲れないことだった。18きっぷで旅行するくせに何言ってんだって感じなのだが…。なので連休最終日の6日は家でゆっくりするために5日は帰って来たい。NGT48の劇場公演は1月4日。鈍行電車で帰るには不可能だ。疲れを残さないことを考えると新潟からの直行便は必須。調べると5日の昼の便が空いていた。

悩んだ。これを予約したらもう後戻りはできない。飛行機は片道2.5万。年末年始で直前ということもあり安くない。予約したらもう18きっぷで新潟まで行くしかない。。

悩んだ末に行くことにした。10連休なんか面白いことをしたい。今度はひとりで、大人になった今だからこそできる旅をしよう。

決めたのは12月27日の深夜2時。出発2日前、深夜のノリだった。