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人と人との距離感

今日は「人と人との距離感」について書こうと思う。

心理的なパーソナルスペース

オンラインでもオフラインでも、「人と人との距離感」はとても大切だと思う。

距離が遠過ぎるとその関係性は無くなってしまうし、逆に距離が近過ぎると少し関係性が微妙になってしまうように思う。

パーソナルスペースが人によって異なるように、「心理的なパーソナルスペース」も人によって様々だと思うから、その距離感を測ることは結構難しかったりする。

距離感とその人への関心度合いは比例する

じゃあ何が「距離感」を生むのかというと、それは「(その人への)関心度合い」なのではないだろうか。

関心があるからその人に近付こうとするし、関心がない人からは離れていく。

そう考えていくと「距離が遠いこと」については、相手の関心自体がないということなので、無理して付き合おうとしても長続きはしないと思う。人への関心はアンコントローラブルなものだから、深追いしても意味はなく、うだうだ考えても仕方のないことなのかもしれない。

距離が近過ぎると色々なものが大きく見えてしまう

そう考えると、自分が考慮すべきは(関心のある人に対して)「距離が近過ぎないか」になる。相手に関心があるあまり、その人に近付き過ぎていないか。距離が近過ぎるとその人がとても大きく見えてしまう。

「良いところ(に感じるところ)」もあれば「悪いところ(に感じるところ)」も「より拡張して感じられる」のだと思う。

タチが悪いのが、良いところを見ている時、悪いところを同時に見ることは出来ないという点だと思う。もちろん逆もまた然り。

近い距離から拡張して見られるのが苦手

僕は自分のことを近い距離から拡張して見られるのが少し苦手だ。

「良いところ」を拡大解釈されても(もちろん悪い気はしないけれど)期待値のハードルを上げられた後に「やっぱり期待外れだった」と勝手にがっかりされても悲しくなってしまう。逆に「悪いところ」を拡大解釈されて勝手に敵対心を持たれても困ってしまう。

完璧な人間などいないのだから、誰か特定の人に過度に期待をすることなく、程よい距離感を保ち続ければ良いのだと思う。その人に関心があり、信用できると思うのであれば(その人のやることに期待をすることなく)信用だけして、ただ見守っていればいいのではないだろうか。

もし悪いところばかり気になってしまったら

もし人との距離感がうまく取れなくなり、その人の悪いところばかり見えてしまうのであれば、一度距離を取ることを意識した方が良いと思う。

距離を取ることで、その人の悪いところだけでなく、良いところも見えるようになるからだ。その時、「相手の良さが、悪さを上回る」のであれば、きっとその人とはうまくやっていけるのだと思う。

逆に悪さが上回ってしまうのであれば、関係性(距離感)を見直す必要があるのかもしれない。(仮にそれが自分にとって大切な人なのであれば、正直にそのことを伝える必要もある。)

まあ、そんな人は滅多にいないと思うけれど。そもそも、そこまで極端に悪いところが目につく人と、付き合いはじめること自体が少ないと思う。

考えたきっかけ

今日は何でこんなnoteを書こうと思ったかと言うと、ちょうど昨日後輩から相談(と言うか愚痴?)をされたからだ。

一緒に仕事をしている人と(仕事の)やり方が合わない、と相談されたのだ。

しばらく話を聞いてみると、後輩は基本的にはその人のことは大好きなのだという。でも、どうしても仕事に関するちょっとしたことが目についてしまい、それがストレスになっていると。

パーセンテージでいうと95%は好きで、(上述の)嫌なところは5%だと言っていた。(それはそれで「どんだけ好きなんだよ」って感じになったのだけど)

でもこのことを話しているうちに、後輩は少しづつ頭が整理され、そのストレスも緩和されていったようだった。きっと相手との適度な距離感を取り戻していったのだと思う。(つまり後輩は、その相手との距離が近過ぎたのかもしれない。)

悩みの根源

前に聞いた話なのだけど、占いに行く人の相談テーマはそのほとんどが「仕事」「恋愛」「家族」の三つのうちのどれかに当たるらしい。

三つとも「人との関わり合いが必要」という点で共通している。つまり悩みというのは「人間関係が生み出している」と言っても過言ではないのではないか。(無人島で一人で暮らしている人が「仕事」「恋愛」「家族」について悩むことがあるのだろうか)

悩みの根源なんて俯瞰して見てみれば、とてもシンプルなのかもしれない。(それでも実際当事者になって見ると、何故こんなにも問題を複雑且つ大きく見てしまうのか、といつも思うけれど。)

でも一つ言えるのは、「人と人との距離感」を意識するようになれば、その悩みも大分マシになるのではないか、ということが今日のnoteで言いたかったことだ。



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