つらつらと思ったことを

今日もNewsPicksから。

「コラボレーション」に関する記事があって、納得感のある内容だったので、シェアしつつ感じたことを書いていこうと思う。

リスペクトが足りない

コラボレーションは重要
クリエイティブになるためには、コラボレーションも大事です。もう古い言葉になってしまいましたが、オープンイノベーションもコラボレーションになります。その肝は「個」になります。
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「個」が色々なことをインプットすればするほど、コラボレーションやイノベーションの組み合わせもたくさん生み出せます。
コラボレーションには「リスペクトする」という視点も大事です。
最初から、人の悪いところを見つけようとする人に、新しいものは絶対見つけられません、常に勉強しようと、わくわくしながら調べていく態度を取るだけでも変わってきます。

義務教育によって育まれた減点主義により、自分自身を縛り付けてしまうと、無自覚にそれを「他者にも強要」してしまいがち。
この話はブレストをやるとき等に顕著に表れると思う。

そういった人たちは、「いいアイデアを出すこと」よりも、「間違いのない、人に笑われないようなアイデアを出すこと」が目的になっている。だから、往々にしてベタな可もなく不可もなく、といった意見しか出てこない。

一方でブレストの目的を見誤らない人は、ブレストの最初に少し馬鹿にされるような変なアイデアを「敢えて」出したりする。
そうすることで、発言のハードルを下げ、みんなが発言をしやすくするという目的なのだけど、上述の目的を見誤っている人達は、そんな背景を想像することもなく、「お前は馬鹿だな」と笑う。

ブレストの目的を考えた時、「馬鹿」はどちらなのだろうか。損を取る立場を取りながらも、仕事を全うしている人がいる。僕はそういった人へのリスペクトが足りないと思う。だから、応援の意味を込めて、敢えてここに書いておきたい。

仕事に納得感を持つということ

コラボレーションを身に付けると仕事が楽しくなります。基本的には楽しまないと何も出てきません。楽しければ時間を忘れるし、辛いとわずか90分でも辛いものです。
もちろん、受け身な姿勢ではいけません。自分のファンクション(役割)を全うしている人間でないと、コラボレーションでは相手にされません。

仕事は「納得感を持てるか」がとても大切だと思う。
例えば、極論な例で言うとお客様に一番喜んでもらえることがトイレ掃除だとする。でも、その理由について自分自身が納得できれば、僕は本気でトイレ掃除ができるし、その仕事を楽しめるようにいろいろと工夫するだろうと思う。

一方で、一見華やかに見える誰もが羨むような仕事だとしても、そこに納得感がなければ、僕はきっと本気になれないと思う。

あともう一つ考えたことについて。究極の仕事の楽しみ方は、自ら課題を定義し、解決策を講じて実践することだと思う。
指示された仕事を納得感がないままこなすのに比べると、その楽しさはケタ違いだ。

自分への向き合い方と他者への向き合い方は相関する

自分のファンクションを全うするとはどういうことか。それは「自分の仕事を尊敬すること」だと思います。
自分に敬意をしっかり払うためには、やはり他人にも敬意を払わないといけない。そうでなければ、絶対に自分を尊敬できません。
ほとんどの場合、自分に自信のない人は、他人にも敬意を払えません。
「あいつはバカだ」「アホだ」と言っている人は、案外自分に自信がなかったりするものです。

これは自分に誇りを持てない人が他者に誇りを持てないのと同じだと思う。
自分に敬意を持てるか、自分を信用できるか、がそのまま他者との付き合い方にも反映される。

記事に書かれているような「陰口を言い、すぐに群れようとする人たち」を思い浮かべてみると、その顔は笑っていながらも、目の奥はどこか怯えているような人が多い。確かに、彼らは「自信がなかった」のだと思う。自分に自信がない人は、自信を持っている人にリスペクトを持つ方法を知らない。

限られたパイを奪い合うのではなく、新たなパイを増やせる人が強い時代。
コラボレーションは人を引き付けるビジョンと人徳がある人が起こせるのだと思う。
減点主義で、人と競うマインドのままでいても、そんな人に協力しようという人はいないと思うし、新しいアイデアが生まれることはいつまで経ってもないのではないだろうか。

「良いものをゼロからつくる」ということは論理を超えたところで行われる

みなさんは、マイケル・ジャクソンのスリラーのプロモーションビデオを見たことはありますか?
マイケル・ジャクソンのスリラーのプロモーションビデオは、映画のように大金をかけて作られ、膨大な赤字となりました。
その費用をマイケル・ジャクソンが全額自腹で払っています。ダンサーなどのスタッフも全員超一流で、支払ったギャラも莫大でした。それでもマイケル・ジャクソンは支払った。
スリラーはその後の音楽全体に影響したわけですから、映像と音楽を本当に結び付けたのはマイケル・ジャクソンだったとも言えます。
スリラーでエンターテインメントの世界が本当に変わりました。

この話は結構感動してしまった。

結局、「良いものをゼロからつくる」ということは論理を超えたところで行われるのだと思う。

ビジネスの場でこんなことを言ったら怒られてしまうけれど、時には採算度外視の情熱ドリブンでモノづくりすることも大切なのではないだろうか。

何が正解かわからない時代なのだから、自分の情熱にベットしてルーレットを回すのも大切なことのような気がする。

(ただマイケル・ジャクソンが生きた時代に「そういったマインドが必要だったか」と考えると決して必要ではなかったように思う。だからこそ、時代背景問わず、自分の意志でアウトプットする姿勢に僕は身の引き締まる思いになった。)

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