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不確実性の高い時代に旗を振るということ

クラウドファンディングに関する気になるニュースがあったので、今日はそのことについて書こうと思う。

令和納豆

株式会社納豆 は、納豆ご飯専門店「令和納豆」の開業資金を集めるために、クラウドファンディングに挑戦しているようだ。

面白いのがそのリターン内容だ。このお店の定食メニューは「梅コース600円、竹コース1000円、松コース1400円、極松コース2000円」とあるのだけど、このクラウドファンディングに1万円を寄付すると、なんと「梅コース600円」が「生涯無料」で食べられるようになる、とのことだった。

1100人限定でリリースしたところ、すぐに完売したというから驚きだ。確かに僕自身もとても魅力的なリターンだと思ったし、まだ残っていたらきっと寄付していただろうと思う。(茨城県水戸市とのことなので、気軽に行ける距離ではないけれど。。)

わかりやすいセーフティネット

何でこのリターンが良いのか考えてみたのだけど、それは単純に「食うのに困りたくない」という根源的な欲求から来るものだと思った。(もちろん、企画の面白さや広報のうまさもあると思うけれど)

極端な話だけど、今後仕事がなくなりホームレスになってしまったとしても、水戸市付近で暮らせば「納豆定食は毎日食べることができる」。これはいうなれば「安心への投資欲求」とでも言おうか。

(こう書いていくと、自分の生まれ持ったアホさが浮き彫りになっていくような感覚になるので、あまり書きたくないのだけど、、、)

先行きが見えないこのご時世において、みんなの抱える不安は日々加速していっているように思う。最近話題の「老後2000万円問題」だってそうだ。

だからこそこれからは、こういった「わかりやすいセーフティネット」へのニーズが増していくのだと思う。

そしてマスメディアを介してミスリードされる心配もないくらいの「わかりやすさ」は、今後とても大切になっていくように思う。

不確実性の高い時代に旗を振ること

この株式会社納豆だって「先行きがわからない」という意味ではみんなと同じ状況だ。それでも「生涯無料で食べさせます」と宣言し、志高く旗を振った結果、その内容と気概に惹かれ、みんな寄付をしたのだと思う。

この正解のない時代、みんながゴールを探しているし、どこに向かえばいいかわからなくなっている。

でもだからこそ、株式会社納豆のように「不確実性の高い時代に旗を振ること」がより大切になっていくのだと思う。

自分を信じ、旗を振る勇気を持つこと。そして熱と量と持続力を持った人に信用が集まり、人がついていくのだといろいろと考えさせられた。


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