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池袋の水族館に寄り道しながら行った話。

こんばんは、だだぐろです。

わりと近場に水族館があることを知り、行ってみることにした次第です。
池袋周辺はあまりうろついたことがなかったので寄り道多めに行ったらなかなか面白かった。

PM1:17 高田馬場駅着

目的地は池袋なんだけど、途中で行きたい飯屋があったので高田馬場駅へ。
駅のすぐそばにある天ぷら屋に行きます。

ガチガチの格式高い天ぷら屋ではなくて、てんや路線のカジュアルなお店。

とはいえ天ぷらのクオリティは侮れない。
写真には載ってないけど、穴子天が異様にうまかった。おすすめ。

あとは明太子が食べ放題なのが最高。
牛丼屋の紅ショウガみたいな感じで置いてあるので、周りの目を気にせずにいくらでも明太子を欲張ることができる。

値段もリーズナブルなわりに店の雰囲気は多少高級感を感じて(お客さんの目の前で天ぷら揚げてくれる感じとか)よかった。
ちょっと残念ポイントはごはんが固めであんまりおいしくなかったとこかな。

飯食い終わったら電車で池袋直行してもよかったんだけど、せっかくなので腹ごなしがてら歩いて池袋まで向かうことにした。徒歩で40分くらい。

ここで徒歩じゃなくて電車にしたおかげで色々楽しい巡り合わせがあった。

PM2:02~ 高田馬場~池袋 散歩

神田川周辺。

寒波の時期ではあったけど、天気が良くて日差しがそこそこあったので気持ちよく歩けた。
高田馬場~池袋間にある雑司ヶ谷のあたりは昭和くさい街並みでなんだか趣がある。
知らなかったんだけど、この辺りには都電という路面電車っぽい雰囲気の電車が通っていた。電車が生活に溶け込んでいる感じが素敵。

なかなかノーガードな線路。よく言えば生活に溶け込んでいる。
電車もかわいらしさあふれる。おもちゃみたい。

PM2:27 鬼子母神堂へ

Google Mapを見ながら池袋へ向かっていると、「鬼子母神堂」という引きの強い名前の施設があったので立ち寄ってみることにした。

これが鬼子母神堂。
だいぶ古そうな建物だが、それが逆に物々しさを感じさせていて境内全体に何とも言えない異様な雰囲気が漂っていた。名前負けしないね。

ちなみにここは「雑司ヶ谷七福神めぐり」のチェックポイントになっているらしい。以前、「谷中七福神めぐり」に行ってからそのへんには敏感。

七福神めぐりってどこでもやってんだね。
鬼子母神堂を出ようとしたところに、立派な大木を見つけた。

鬼子母神の大公係樹という天然記念物らしい。
ちなみに大公係樹は「おおいちょう」と読むのだが、現地では読めなかったので何の木なのかわからずにぼやっと見ていた。

めちゃめちゃ荘厳で、ご神木といった雰囲気。
公孫樹の葉が色づくころはもっと存在感が凄いんだろう。

などと思いながら大木を眺めていると、野良猫がどこからともなく現れて大木の目の前に座り込んだ。
かわいいな、などと思いながら眺めていると、

排便をしていた。

わざわざご神木の目の前で用を足す野良猫。
その姿がむしろ神々しく見えた。

排便後はちゃんと落ち葉で隠していたのもえらい。

鬼子母神堂を出るとわりとすぐ池袋に到着する。
池袋はいかにも都会です、という感じで駅周辺は再開発づいていた。

その中でもこの建物がひときわ目に付く。

としまエコミューゼタウン」という建物らしく、下部分は豊島区役所、上部分が分譲マンションになっている。

以前個人的にやったゲーム、Cyberpunk2077に出てきそうな雰囲気で、近未来感があってめちゃくちゃときめいた。

SFに出てくるビルは色々な店が建物内にあってだいたい建物の中で生活が完結するので、生まれてからビルの外にほぼ出たことのない人がいたりする。
そして莫大な数の人間が画一的な建物に押し込められている。

そんなディストピアをこの建物から感じて、非常にわくわくした。

PM2:56 池袋サンシャインシティ 着

今回目指している水族館は「池袋サンシャイン水族館」。
池袋サンシャインシティの屋上階にある水族館である。

着いてから知ったんだけど、現在サンシャイン水族館は完全予約制。ネットで当日予約もできるのでそこまで困らなかったけど要注意。

サンシャイン水族館は、平日はわからないけど土日だとめちゃめちゃ混む。
ここまでアクセスのいい都会のど真ん中の水族館もなかなかないのでしょうがないんだけど、じっくり魚を観たい人は工夫しないと難しいかもしれない。

とはいえ、展示内容は充実している。
ビルの屋上階にある水族館ということでかなり個人的な前評判が低かった(だいぶ狭いのでは?みたいな)んだけど、見て回っている限りは狭さも特に感じなかった。

ちょうどエサの時間で、「そんなに体伸ばすならいっそ外出ちゃえばいいのに」ってぐらい必死でエサに届こうとしていたチンアナゴ。
イワシと脅威。でかいヤツは積極的にほかの魚を襲ったりはしないけど、ずっと口を大きめに開けていて、「こいつあわよくば食おうとしてるな」と気づいた。
カッコイイ。けど顔はちょっと怖い。
ちゃんと南国エリアみたいなところもある。クマノミはやっぱり人気。

ビル屋上にある水族館ということで、屋内展示だけではなく屋外展示もあるのがよい。
みどころは「空飛ぶペンギン」展示らしい。頭の上にある水槽で泳ぐペンギンが空を飛ぶように見えるというコンセプトだけど、ペンギンがあまり気乗りしてなさそうで空は飛んでなかった。

あとはあんまりクローズアップされてはいないんだけど、カワウソの展示がかわいい。展示ケースの中に敷かれた毛布などでやんちゃに遊んでいたりして、ぽかぽかしながらずっと見ていられた。

水族館を後にしたのち、「あうるすぽっと」という劇場?の前をふらっと通ったら特徴的なフライヤーが目に付いた。

テレビとかでもよく見るあの芸人、かもめんたるが主催する「劇団かもめんたる」の新作公演が行われていた。

僕はわりとミーハーかつお笑い芸人が好きなのに、東京に来てからまだ生で芸人を見たことがないので見てみたい、というよこしまな気持ちと、大学時代演劇をやっていたので久しぶりにがっつり観劇をしたいという殊勝な気持ちが手を取り合い、とっさに当日券があるかを受付の人に確認した。

どうやら前売り券は売り切れているのだが、たまたま当日券が残っていたらしい。
こうして、僕は水族館の帰りによこしまかつ殊勝な観劇をすることにした。

せっかくなので、観劇の感想は個別の記事にしておきます。
書き終わったらよければそちらも見てくださいね。
おわり。

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