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PEAの放出「プレゼンテーション」

本日は、子育てを楽しむための「プレゼンテーション」について、書いて行きたいと思います。

①プレゼンテーション能力(発表力)
「理論を図表化できる」力があれば将来、学校の通知表でオール5を取れるようになります。
 息子には、元メジャーリーガーのイチロー選手やヤクルトの嶋選手の学校時代の通知表はオール5なのだから、「一流の野球選手になりたいなら、学校の成績はオール5を目指しなさい。」と教えてきました。また実際に規則正しい生活習慣を実践できたことで、学校の成績は、ほぼオール5を取ることが出来ました。
 また自分で発表できるようにプレゼンテーションの能力を付けてきたので、現在の会社でもアップルノートでのプレゼンテーションはお手の物、というまでになりました。
実際に高校入試の推薦試験では、評定平均が高いことや、面接やディベートで自分の意見を発表することを求められていたので、それらの能力は、ずっと役に立ってきたと思います。
 ところで、プレゼンテーションをするのなら、プロジェクター上のパワーポイントや目の前のホワイトボードに、分かりやすい図表やグラフを描いて説明して欲しいのです。人間は自分の意見でさえも、頭の中だけでまとめるのは難しい生き物。
ところが、自分で図表やグラフを描いている最中に、そのアイディアはどんどん固まっていき、論理的な結論へと導いてくれるのです。
 おそらく人間の脳の構造がそのようにできているからでしょう。ですからプレゼンテーションを聞く方も同じで、図表やグラフを介することで、論理的な理解が一気に深まっていきます。となると、どのような図表やグラフを用いて説明するかが大きなポイントになるのです。
 素晴らしいアイディアであればあるほど、見学者にそのアイディアを伝えるために、図表やグラフに置き換えるトランスレーターの仕事は重大となります。
 いくら創造力のある素晴らしい製品やアイディアであっても、それを消費者や市場に認知してもらわなければ、せっかくの発明も広まりません。
ですから、発明した製品やサービスの素晴らしさや今後の可能性を、認知してもらえるだけの発表力、表現力が必要とされるのです。
 一番わかりやすい例が、プレゼンテーションやCM等の宣伝効果だと思います。
 プレゼンテーションの能力や広告のセンスやデザインといったクリエイティビティが同時に要求されてきます。「クリエイター」は発明家であると同時に表現者でなければなりません。
 発表力や表現力を子ども達に身に着けさせるには、まずは読書感想文が最適です。小学生の頃から夏休みの宿題の定番となっていましたが、最近では選択課題になってしまい、出しても出さなくても自由になっている学校が増えているようです。
 ワンパクな子どもたちの多くが、読書感想文なんて書けないと、大暴れして、課題の提出にほとほと苦労する家庭も多かったと思いますが、そうだからこそ、読書感想文を書かせることは重要な教育なのだと考えます。まずは、しっかりと座って本を読む習慣がなければなりません。また主人公や登場人物の気持ちになれる、思いやりの心が必要です。もちろん、本を読む漢字力や読書力がなければなりません。
 文章全体を把握する論理力も必要ですし、内容を要約し解釈する読解力も必要ですし、最後には極めつけの原稿用紙に書き込むという、作文力が必要になるのです。5W1Hをしっかりと意識してこそ、読書感想文は書くことが出来るようになるのですが、それがとても面倒くさいということで、ワンパクどもは、何とか書かずにごまかそうと、暴れまくるのが定番となっているのです。しかしながら、選択課題だからといって、これを書かないまま夏休みを終わるのは、能力を伸ばすチャンスを捨てているようなものですから、勿体ない話なのです。是非チャレンジしていただきたいと思います。
 読書感想文がなんとか書けるようになったら、今度は読書感想文を自分で発表するプレゼンテーション能力が要求されます。わかりやすく聴衆に説明をするのも重要なのですが、皆の前で堂々と発表する度胸や話術もまた重要なのです。
 ところで、「ダ・ヴィンチマップ」の例でも説明したように、頭の中の情報を図にすることは、自分のアイディアや考えを纏める上で非常に重要なプロセスなのです。そのような能力を日頃から養うためには、毎日の絵日記なども有効になってきます。 絵日記なら幼稚園児や小学校1年生からでもできると思いますので、習慣化することをお薦めします。
しかしながら、いきなり絵を描けと言っても描けない子ども達は多いと思います。特に保育園児は、集中的に何かに取り組む時間や、ものを書かせる巧緻性教育があまり行われていないので、なかなか器用に色鉛筆やクレヨンを使えないかもしれません。
ですから日頃のいたずら的な落書きやお絵かきが、とても重要になってくるのです。最近の子ども達は落書きをするチャンスすら少ないですから、かなり欲求不満がたまっていることもあります。
私の教室の小学生は良くホワイトボードに落書きをしますが、ダメだと言ってもやめません。落書きをして育ってこなかったツケが出てきているのだと諦めています。
塗り絵遊びのようなことも、子どもたちの「プレゼンテーション力」を高める上で、十分な経験が必要なプロセスだったのです。

②図解力
言葉で説明できる情報量には限りがあります。
一方、図にするとイメージとして伝わるので、大量の情報がより伝わりやすくなります。したがって、プレゼンテーションには図解力は必須なのです。
 プレゼンテーションでは、どのような図表やグラフを用いて説明するかが大きなポイントになります。素晴らしいアイディアであればあるほど、見学者にそのアイディアを伝えるためには、図表やグラフに置き換えるトランスレーターとしての能力が要求されるのです。
プレゼンテーションで図解する際に注意すべきこと。
①色…重要な要素を目立たせます。
②サイズ…重要度、力関係を表現します。
③位置…物理的な位置関係やグルーピングに配慮します。
④形…要素ごとに形を決めてメリハリをつけます。
⑤つながり…要素の関係性を表現します。あとは丸・三角・四角等の形を組み合わせていくだけです。
 プレゼンテーションを観る方々の立場に立って、分かり易く、心を動かすようなインパクトで、印象深い図形を使って、プレゼンテーションが表現出来るように心掛けて実践をしてみてください。

③5W1H
5W1Hをしっかりと頭に入れることで、日本語も英語も上手に話すことが出来るようになります。 特に英語を話せるようになりたいのなら、必須条件になると教えます。5W1Hを入れることで、理解力、読解力、論述力、発表力が飛躍的に向上します。もちろん、子ども達が大の苦手としている読書感想文を書く為の解決策ともなるのです。
 読書感想文を書くことは、発表力や表現力を子ども達に身につけさせるには最適なのです。読書感想文は、小学生の頃から夏休みの宿題の定番となっていましたが、書けなくて家庭内で第問題になるせいなのか?最近では選択課題となってしまい、出しても出さなくても自由になっている学校が増えてきているようなのです。
 現実に、ワンパクな子どもたちの多くが、読書感想文なんて書けないと、家庭内で大暴れをして、課題の提出にほとほと苦労する家庭も多く、深刻な問題になっているのだと思います。逆に言えば、それだけ読書感想文を書かせることは、重要な教育だったのです。読書感想文を書くには、まずはしっかりと座って本を読む習慣が出来なければなりません。
また主人公や登場人物の、気持ちになれる思いやりの心も必要なのです。本を読む為には、それなりの漢字語彙力や読書力がなければなりません。   さらには、文章全体を把握する論理力も必要ですし、内容を要約し解釈する読解力も必要なのです。最後に極めつけで、原稿用紙に書き込むという、作文力が必要です。とても面倒くさいということで、ワンパクどもは、何とか書かずにごまかそうと、暴れまくって逃げるのが定番なのです。読書感想文をしっかり書けるようになる為にも、普段の家庭内での会話に5W1Hをしっかり入れましょう。子ども達は、おやつを食べる際にも、「あけて〜」とだけ言いますので、そんな時には自分の口を大きくあけてあげるのが良いと思います。困った子ども達は、最後には袋を開けて下さい。と言えるようになり、言葉を正しく使うことを意識し始めるからなのです。そうして少しずつ、正確な日本語を話すことを覚えて、最終的には5W1Hの入った文章を書いたり、話したりすることが出来るようになるのです。

④絵日記
子ども達に、何かを絵にする能力をつけるには、絵日記を描かせることがとても効果的です。
毎日の出来事を絵に変える練習をすることで、物事を絵に変える能力が付き、絵で表現することが苦にならなくなるからです。
 毎日描き続けることで、習慣として定着することが出来るので、夏休みなどの長期休暇に継続的に行うことが絶好のチャンスとなります。普通に作文を書けと言うと、拒否反応を示すワンパク達も、絵であればハードルがかなり低くなるからなのです。   
 絵を描こうとすると、先ずは想い出を頭の中で整理して考えるプロセスが必要になります。頭の中で整理出来たなら、今度はそれをどのように描くかを考えなければなりません。整理した段階で、明確なイメージが見えれば見えるほど、それをそのまま描けば良いので、難しく無くなって来るのです。  ここでイメージする習慣が定着し、またそれを描く表現力も定着して行くのです。絵でしっかり表現することが出来れば、今度はそれをそのまま文章に転換すれば良いので、自然に文章が書けるようになって来るのです。いきなり作文を書けと言われると、全く書けなかったワンパク達も、書くコツが掴めれば、面倒臭いとか、出来ないとか言わなくなるからなのです。絵日記を続けることで、自然に表現力と作文力が身に付くと言うことなのです。絵を描くのが苦手だとか、才能が無い、面倒くさいと思う前に、自由に描いてみたいと言う感情が上回ると、面白いように、絵を描くことが出来るようになるものだからです。

⑤お絵描き
絵を描くことは、楽しいのと同時に、7つのメリットがあるのです。これからそれら7つを説明して行きましょう。
① セルフセラピー効果がある
心の中に溜まったまま、まとまりきらずに混沌と存在する感情などを“描く”ことでもあるのです。絵を描く作業を通して、自分の感情を一度外へ出し、鏡に映った自分を見るように、客観的に絵の中の自分の内面を見つめることになるのです。それを描いて行く中で、自分の内面をひとつひとつ噛み砕いて整理してゆき、そして再び自分の中に取り込むという作業なのです。
 ですから絵を描いていると、自分の意識していない部分が自然と引き出されてきます。そして、描く作業の過程で無意識のうちに、自分の抱える問題を提示・分析・解決していくという、自己治癒=セルフセラピーを行うことが出来るようにもなるのです。
②観察力が増す
 眼で見ている物体や風景を忠実に描くには、先ずはその様子を観察することが必要になります。  例えば、普段は意識していなかった、ひまわりの花の正確な大きさ、花や葉っぱの形や大きさや数、黄色や緑の色合い等、新たな発見の連続になるのです。それらの発見を通じて、物事を正確に観察しようとする、観察力が付いて来るのです。普段の何気ない生活から認識する情報量が膨大な量へと膨らんで行き、刺激の多い生活と変わって来るのです。
③創造性が鍛えられる
 眼で見ている物体や風景を描くには、一旦頭の中でイメージに変えてから、それを表現するプロセスへと持って行きます。イメージに変える作業、そしてイメージを絵で表現する作業は、正に創造性と言われる分野の脳力を使うことになるからなのです。お絵描きを続けることで、創造性の脳力がどんどんと高まって行くことでしょう。
④色や配色について理解が深まりファッションにも活かされる
 色使いを意識することで、美的なセンスが向上して行きます。普段の生活でも色彩を意識出来るようになるので、結果的にはセンスが良くなるのです。買い物をする際、毎日の洋服のコーディネート等にも生かされるようになるので、ファッションセンスも良くなって行くのです。
⑤集中力が増す
 絵を描き出すと、最後まで完成することが目標になります。子ども達は自然と没頭して、時間が経つのも忘れてしまいます。嫌いな宿題をやる時には中々過ぎない時間もあっという間に過ぎてしまいます。熱中する時間が続くことで、結果的に集中力が増していくことになるのです。
⑥ひとりの時間を有意義に過ごすことができる
 絵を描く作業は、ひとりで行うことが出来ます。誰も居ないお留守番の時間に行えば、熱中している間に時間はあっという間に過ぎてしまいます。ひとりで不安なお留守番の時間を過ごすことなく、自分の時間を楽しむことが出来るのです。家族や仲間達とコミニュケーションを取る時間も大切ですが、自分だけの時間を過ごすことも、セルフセラピーになり、重要なのです。
⑦展覧会等で発表する機会が出来る
 自分のお絵描きが完成したならば、自分だけに止めるのではなく、積極的に皆に発表して見せてみましょう。もし素晴らしい作品に仕上がったのならば、コンテスト等にも応募してみましょう。家族や仲間達に褒められたり、どんな小さな賞でも入賞出来れば、それがモチベーションに繋がるからなのです。

⑥コンクール参加
子ども達がチャレンジできそうな、コンクールを探して親が応募してあげることも大切です。例えば、英語のスピーチコンテストや絵画や作文の公募などは定番ですが、子ども達の好きなことなら、何でもかまいません。
 ワールドホビーフェスティバル等でのベイブレードの大会や陸上やスキーの大会でもかまいません。そして上位入賞すれば、商品が貰えるので、子ども達も大喜びするに違いありません。挑戦するチャンスを子ども達に与えてあげることこそが大切になるので、コンテストに参加させてあげて、是非とも積極的な子ども達に育ててあげてください。
コンテストに出ることの具体的なメリットは、
①コンテストへの準備や練習を通じて、努力することの尊さを学ぶことが出来る。
②大勢の前で発表する経験を積むことが出来る。
③高いレベルの練習を迫られることで、実力が格段にアップする。
④度胸が付き、自分に打ち勝つ力が鍛えられる。
⑤志の高いライバルを見ることで刺激になり、自分のコンフォートゾーン(レベル)が高くなる。
⑥受賞すれば実践になり、経歴書に書けるので、その後の活動が有利になる。
⑦何よりも、自分の自信に繋がり、モチベーションがアップする。
と言った様に、良いことばかりなのです。但し、余りにも強制的にやらせ過ぎてはなりません。    折角大好きな事柄が嫌いになってしまったり、子ども達の才能を逆に潰してしまうことにもなりかねないからなのです。あくまでも、伸び伸びと、楽しくコンクールに参加することが、一番大切なことだからなのです。

⑦文化祭
文化祭や学芸会は、創造性を伸ばす絶好のチャンスなのです。文化祭や学芸会のときに、発表することでプレゼンテーションの能力があがります。   たくさんの観衆の前で発表することは、とても度胸を必要とし、とても緊張するのでそれによって子ども達の成長を高めてくれます。
さて、子供たちが学芸会などで劇を創るとき、子ども達はどんな経験を得られるでしょうか。先ず、何かを発表するというだけで、心に残る想い出を作ることが出来ます。また、クラスの友達と話をしたり、一緒に騒いだりする場になるということもあるでしょう。先生から一方的に教えられる授業ではなく、自分から積極的に参加できるというのも良い要素なのです。劇の登場人物になりきることで、性格もオープンになれるかもしれません。また劇の内容から、学ぶものもあるでしょう。
学芸会を通して子ども達に教育すべきことは、
①上手に出来たら褒めてあげる。
②友達と協力し、助け合って行くこと。
③望ましい行為を、趣意説明してあげる。
④活動のゴールを共有し、共感すること。
⑤だらだらしたら厳しく指導し、すぐにやり直しを命じる。やり直してできたら、褒めてあげる。
 子ども達には、なるべく発表量が多く、責任も大きい役割に立候補するように勧めてあげてください。主体性、創造性、コミニュケーションを育てるチャンスになるからです。
 ところで、中学や高校の文化祭では、キッザニアと同様で、社会に出てからの仕事を体験出来るチャンスになります。自分の可能性や適職を見つめ直す良いきっかけになるのです。
文化祭でやることは、大きく以下の3つに分かれます。
①模擬店
 自分がお店を開いて、店主になった感覚で焼きそば屋さん、クレープ屋さん等の店舗経営を通して、店舗経営をシュミレーションする絶好の機会となります。儲けも大切ならば、美味しい料理を提供して、何よりも皆んなに喜んで貰うことを経験出来ることこそが、最大の目的になるのです。
②演劇、コンサート
 自分が好きで、日頃から練習して来た楽器、歌、演劇等を披露する絶好の機会となります。皆に観て貰う為に、一生懸命練習をして準備するので、自分の実力が上がります。実際に演じてみて、その反応を自負自身で確認することが出来るので、反省材料になちだたり、モチベーションを高めることにも繋がるのです。
③出し物
 お化け屋敷、占い、作品の展示等、創造性を生かしエンターテイメントとしてお披露目をするチャンスです。学校内外の人達と直接コミニュケーションをすることで、自分の世界が大きく広がります。自分達が社会とどの様に関わって行けば良いのかを知る良いきっかけとなります。自分の殻を破ってひと回り成長し、自分の可能性について希望が開けるようになるかもしれません。

⑧学校の通知表がオール5
プレゼンテーション能力(発表力)「理論を図表化できる」力があれば将来、学校の通知表でオール5を取れるようになります。
 学校の通知表がオール5ならば、推薦での進学も可能になり高校や大学に推薦入試で進学出来る可能性も高まります。
 一発勝負の入試で勝負するのではなく、コツコツと毎日努力出来る子どもに、とても向いているのではないでしょうか。
 通知表の成績は、単にテストの点数で決まるのではなく、課題の提出や、日頃の授業態度やコミュニケーション能力やリーダーシップも含めて評価されるので、積極的な態度で臨むことが出来れば、高い評価を獲得することが出来るのです。
 学校の通知表がオール5は、決して夢などではありません。毎日毎日の過ごし方ひとつで手に入れることが出来ることを、子ども達に是非とも教えてあげてください。

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