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本と、本気で、向き合うセイカツ

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念願叶って書店員になったボク。やりがいとギャップと雑念が駆け巡るセイカツ。
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2018年8月の記事一覧

【コラム】偏屈について。

【コラム】偏屈について。

まずは1つ、人間のもつ偏屈さを率直に表現してみよう。

例えばこうなる。

「私は、エスカレーターが併設してあったとしても、必ず階段を登らないと気が済まない人間だ」

これ以外にも、「私は、〜しないと気が済まない人間だ」の空欄に当てはめたとき、偏屈人間が完成するような言葉は数多い。

大切なのはここから。

あなたは、この手の偏屈ですアピール文章から何を感じとるだろうか。

変な人アピール?
とも

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僕が見た、箕輪厚介の足跡。

僕が見た、箕輪厚介の足跡。

1日半かけて僕が読み終えたのは

箕輪厚介著『死ぬこと以外かすり傷』である。

双葉社広告営業を経て、現在は幻冬舎で編集者として数々のビジネス書を手がけてきた男の初の著書である。

今回は長ったらしい紹介は抜きにして、この彼の著書を読んだ感想を率直に書きなぐろうと思う。

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❶スピードスピードスピード!** 量量量!**

彼が放つこの言葉からも

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【コラム】いまも面白い小説とは?

【コラム】いまも面白い小説とは?

先日、筒井康隆の『読書の極意と掟』を読み終えました。

そこで、今回は作者の読書遍歴に登場した中でも、

私が特に気になったもの、今後、買ってでも読みたいと思ったものを何作品か紹介いたします。

皆さまの読書生活の、わずかでも助けになればと思います。

❶ モンテ・クリスト伯 全7巻(岩波文庫)

世界文学史上で最も有名な復讐劇だと言われています。

最近でも、池井戸潤さんの作品などで復讐劇は

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【コラム】僕が大事にしたいこと。

こんにちは、だーりぁです。
久しぶりのコラム更新です。

やめたろーさんが運営するショートショート創作サロンに参加して、
ここ半月ほどで4作品のショートショート小説を書き上げてきました。

そんな僕がショートショート小説を書くときに大事にしたいことを簡単にまとめました。

❶いかにオチをつけるか。

僕は小説を書くとき、オチから考える事がほとんどです。

作品の最後の最後、

オチの部分で読者に何

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