見出し画像

【具体例あり】 現場調査で空き家見分けるチェック項目①

こんにちは。吉岡大です。

僕はblueto建築士事務所という設計事務所を経営しながら、空き家活用、古民家再生、地域資源を活かしたリノベーションを行なっています。

その中の事業の一つとして、空き家活用不動産事業があり、現在空き家活用物件を7棟運営しています。また、起業してから4年目で、年間に20件程リノベーションして活用しています。


事業として、空き家活用を行なっているので、先日も空き家の見学に行ってきました。

最近では、空き家の所有者さんや不動産屋さんから連絡をいただき、空き家を見にいく事が増えてきています。


以前、↑の記事で、【空き家物件の見極め方】を紹介しました。

今回は、空き家の写真をもとに、より具体的に空き家のチェック事項を紹介したいと思います。空き家を見学に行かれる際に参考にして下さい。



・屋根の状態を確認

最初に現場に訪れると一番に確認するのは屋根の状態です。屋根に劣化が見られると雨漏れの原因となり、構造材の腐食につながり取り返しのつかない欠陥になる事があります。

特に田舎の古民家は瓦屋根の場合が多いので、瓦屋根のチェック事項として紹介します。

①全体的に平瓦にズレがないか
②棟瓦にズレがないか
③瓦自体が劣化していないか
④瓦土(白い瓦を留める土)が落ちていないか

写真の現場では、多少の平瓦と棟瓦にズレが見られます。また、所々瓦土が落ちているのが見受けられるため、瓦自体は3〜5年以内に修繕が必要と判断できます。

屋根の確認は家にとって最も大事な部分の一つです。下から見るだけでは屋根の詳細が分からない部分もあります。屋根の詳細点検をする場合は、はしごで登って、瓦近くで平瓦・棟瓦・瓦土のズレの状態を確認するのが一番です。

素人が屋根に登ると危険なため、瓦屋さんに点検をしてもらうことをお勧めします。



・建物の傾きを確認

古民家の場合、大なり小なり家に傾きがあります。その傾きの原因が何かを調査して把握する事が重要です。

建物傾きとして考えられるのは、以下の理由です。

①地盤沈下により柱が沈み、家が傾く
②白蟻の侵食により構造材が弱り、家が傾く
③大黒柱などの主要な構造木材自体が乾燥伸縮により、家が傾く

↑の写真の家は、右の柱が落ちており、梁が傾き、建具を締め切っても隙間が目立ちます。この家の傾きの原因は、①地盤沈下により柱が沈み、家が傾くと②白蟻の侵食により構造材が弱り、家が傾くでした。

結果的に①〜③のどれかに当てはまり、家が傾いていると住居するのは困難になります。家の傾きを直すのは、多額の費用がかかります。(出来ないことは無いですが、家を建て直すほどの費用がかかる場合もあります)空き家を調査され、検討される場合は、十分に気をつけて確認すべきところです。

調査方法としては、水平器やレーザー水平器で見る方法が一般的です。

また、簡易的に建物の傾きを見るには、ビー玉を転ばすのが分かりやすいです。

あまりに傾きが大きい場合は、体感か目視で家の傾きが分かります。

その場合は要注意です。



・家の周りを確認

空き家を確認する際に、建物本体に気がとられがちですが、家の周りも一周歩いて確認するようにしましょう。思わぬ発見があります。僕が家の周り歩き、チェックする箇所は以下の通りです。

①家周辺の側溝の有無。地面の水はけは悪くないか
②家の近くに木々があるか。もしくは、うら山が近過ぎ無いか
③隣家の距離の確認。お互いの目線が合わないか、近すぎないか

①・②は、家にとって一番の腐食の原因である湿気を確認する為です。家の周辺が水はけが悪い場合や山を背負っている場合には、山水から湿気があります。

家全体が湿気てくると、構造体も木材が腐食して、白蟻が発生しやすくなります。その場合の湿気防止策として、家の周辺の排水計画の見直しや家の床下に防湿コンクリートを打ち込む方法があります。

また、③は隣家の距離感を確認する事で、お互い迷惑にならないように、塀や柵が必要になる場合もあります。家の劣化の原因は家本体だけでなく、家の周辺方くる場合もあります。注意深く歩いてみて確認してみましょう。


今回は、「屋根」「傾き」「家の周り」の空き家の調査チェック項目を紹介しました。どの項目も、空き家を活用出来るか判断するための重要なチェック項目になります。ぜひ参考にしてください。


◆◆ 合わせて読みたいおすすめ記事 ◆◆  
>>【空き家活用】サービスのサブスクリプション化(月額制) 空き家活用の未来へ
>>【空き家活用術】 セルフリノベーションのススメ
>>【空き家活用】 空き家同士のつながり



今後も、「田舎で起業」「空き家の活用」「フリーランスの働き方」などをテーマに記事を書いていきます。

記事を読んで、参考になったと思えば、フォローしていただけると嬉しいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

吉岡 大 / Dai Yoshioka

blueto建築士事務所 代表
『暮らしのリノベーション』 をコンセプトに、海の京都・丹後を発信するblueto設計事務所 代表 | 建築設計|住まいのリノベーション|空き家不動産 5件棟運営 | 地域PR動画制作|里の公共員 特別職公務員|28歳でサラリーマンを退職 起業独立して4年目 |自然豊かな田舎に暮らしながら、複業的な働き方をおくっています

HP               
http://blueto.jp
Facebook   
https://www.facebook.com/blueto.SNS/
Twitter        
https://mobile.twitter.com/BluetoTango
Instagram   
https://www.instagram.com/blueto.ins/

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

これからも、自分の実体験を元に、空き家活用や田舎で起業の情報を記事にしていきます。サポートいただけるとこれからも励みになります。

ありがとうございます!嬉しいです!
17

ダイ / 空き家再生しています @毎日更新中

京都丹後 blueto設計事務所 代表| ▼田舎でフリーランス4年目 ▼空家物件 7棟賃貸運営| ▼note@毎日更新中『空き家活用』『田舎暮らし』『フリーランスの働き方』情報発信| ▼Twitter https://mobile.twitter.com/dai_kyoto

#空き家活用 記事まとめ

空き家活用したい人向けの情報マガジンです。 空き家の活用方法やノウハウについてまとめています。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。