讒文芝居

外国人に能く路線と乎尋かれるが、方向音痴喃上に、英語が解らぬ。
正直遁げ度い。
でも、異邦で何処に行けば宜しいの乎解らぬ心細さは解る。
「乃公は泪を流さ無い ロボットだからマシンだから 
だけど解るぜ燃える友情」
みてえ喃感じにグレート・マジンガーっぽく解る。

でも、教え方が
「此のラインとラインのビトウィーンなプラット・フォームでライド」
とかルー大柴も吃驚喃阿呆案内人と化すのが関の山だ。
単語も何も彼も危うい。
御役に立った例は無い。…方向音痴で嘘を教えて居るの乎も知らんと謂う、
自信の無さが拍車を掛ける。

羞ずかしいと乎謂う選りも「助けて差し上げ度いんだけれども、喃ー!」
とイモ欽トリオ化もする。
隔靴掻痒に身悶える。
先方も諦めて、他の日本人に尋いて居たが、
其の方も同じく駄ルー化して居て御話に為らぬ。

最終的にずっと傍に居た、
駅前留学みっちりしました然とした利発な御嬢さんが
流暢に全部正確に説明して居た。いよっ!待ってまし度、真打登場。

もっと早く来てよー!とも想ったが
危機一髪を救ってこそがスーパー・ヒーローだので、
登場を態と見計らって居たのでは無いの乎。