讒文芝居

ファミコンが登場する前に何をして遊んで度乎と謂うと
「ロクムシ」や「ドロケイ」は勿論
「街の道じゃ無い隙間を駆け抜ける」とか
「団地の瓦斯の建屋みてえな二階分の高さから砂場に跳び降りる」やら
山道を手放し自転車運転で下る」やら
「マジ石ころ投げ合戦」とか危険極まり無いし、如何乎して居る罰ゲームだと想われる事を嬉嬉として、皆んな進んで遣って喜んで居た。
まあ、毎回、隙間で身体が抜け無く為っ足り、
自転車を全壊然せてこっぴどく怒られ足り、
頭を縫う怪我までして居た。只今なら大問題だ。

仕舞いにゃ、何故乎一升枡をラップで塞いで、蜚(ごきぶり)
を大蒜で育てる奴迄居た。
其れには、誰もついていけなかった。