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2023年 マイベストソング

年末年始になると、ネットに集う音楽好きたちがこぞって各々の年間ベストアルバム・ベストソングを発表しており毎年楽しみなのですが、今年は自分でも1つの記事として書いてみようと思います。当たり前ですが音楽に優劣なんてものはないですし、各々が主観的に好みのものを聴くのが健全だと思っているので、あくまで主観的に50曲に絞って選曲しました。


1) Special Days feat. 藤井隆 & ピーナッツくん / Joint Beauty

心地よいサウンドと日常感の溢れる歌詞、藤井隆の魅力的な歌声・歌唱とピーナッツくんの冴えわたるフロウ&ライムが全て噛み合い、聴くと自然と小躍りしたくなる一曲。


2) 風の向きが変わって / MONO NO AWARE

東京都八丈島出身のバンド、MONO NO AWAREのシングル曲。島育ちの独特の感性が紡ぐ、心地よいのにどこか歪で型にはまらないメロディと、人生を自転車と風向きで喩えた秀逸な歌詞が組み合わさった一曲。


3) sweet vertigo / Laura day romance

四季連続リリースepのうち、1月リリースの冬盤からの一曲。個人的に、2023年最初に一目惚れした楽曲。低温なのに表現力抜群のヴォーカルと、思わず身体が揺れるダンスミュージック調のアプローチがどこまでも気持ち良い一曲。


4) オープンエンド / 家主

3人のヴォーカリスト・ソングライターを擁する4人組インディーバンド、家主の一曲。スケール感溢れるアンサンブルに、素朴な願いが詰まった歌詞がヴォーカルとして乗っかる、これぞアンセムとでも言うべきエモーショナルな一曲。


5) 眠れない / カネコアヤノ

年々活躍の場を広げるカネコアヤノの最新アルバムからの一曲。淡々としながらも随所にポップセンス溢れるメロディラインに、表現力を増したカネコのヴォーカルが絡む心地良い一曲。


6) Angelus Novus アンゲルス・ノーヴス / cero

cero待望の5thアルバムのラストを飾る一曲。複雑で難しい印象の楽曲が並ぶアルバムの中でも、この曲の心地良いアンサンブルとコーラスワーク、どこか退廃的な歌詞が創り出す世界観には、言葉にし難い感動を覚えた。無機質なようでいて、日々の生活にも馴染む圧巻の一曲。


7) 期待と予感 / スカート

良質な捻くれポップを奏でる、澤部渡のソロプロジェクト、スカートの最新曲。ポップス然としながら一筋縄でいかないメロディラインは、毎度のことながららしさ爆発。ラスサビ前の転調からの流れに心をグッと掴まれる、澤部渡のセンスが凝縮された一曲。


8) 道の途中 / グソクムズ

吉祥寺発のシティフォークバンド、グソクムズ。旅をテーマに制作された4ヶ月連続配信シングルからの一曲。バンドの特色とも言える心地良いコーラスが冴え渡る、思わず駆け出したくなる爽やかなポップチューン。


9) 日曜前夜 / Nagakumo

大阪発のネオネオアコ・バンド、Nagakumoの最新epからの一曲。渋谷系を踏襲しながらもそこに留まらない実験的な要素を加え、強固で現代的なポップスを作り上げる彼ら。その魅力がこれでもかと詰まった、夏の夜に聴きたい一曲。


10) 失敗 / Summer Eye

元シャムキャッツのフロントマン、夏目知幸のソロプロジェクト、Summer Eye。その多彩な引き出しを魅せつけた傑作1stアルバムの中から、夏目の天性とも言えるポップセンスが如何なく発揮された最高のダンスチューン。


11) US / アス / Homecomings

インディーからメジャーへ、英語詞から日本語詞へ、その形を少しづつ変えながらも尚、エバーグリーンな音楽を産み出し続けるバンド、Homecomingsの傑作アルバムからの一曲。代表曲“HURTS“のような嘗ての疾走感と成熟された近年のサウンドが融合した、新たな彼らのアンセム。


12) バケーションに沿って / Helsinki Lambda Club

ジャンルや文化の垣根を超える中毒性の高い音楽を奏でるオルタナティブロックバンド、Helsinki Lambda Club。そんな彼らのポップセンスがこれでもかと爆発したサマーチューン。夏のドライブには欠かせない一曲。


13) more than words / 羊文学

急激に活躍の場を広げ、一躍メジャーな存在となったオルタナティブロックバンド、羊文学。呪術廻戦のEDテーマとして起用されたこの曲は、繊細でありながら力強いサウンド・オルタナティブな精神は損なわずに一段とスケール感を増していて、更に大きなステージで鳴り響くことを予感させる、ロックバンドのタイアップソングとして完璧な一曲。


14) 深呼吸 / 羊文学

よりメジャーな存在となりながら、オルタナティブへの回帰も感じさせる最新アルバムからもう一曲。浮遊感のあるサウンドと心地良いコード展開に、儚くも美しいリリックが混ざり合う珠玉の一曲。アルバムの次曲“人魚“への流れが、これぞ羊文学といった感じで素晴らしい。


15) 愛の太陽 / くるり

今も尚、全盛期を更新して精力的に活動を続ける我らがくるり。映画“ちひろさん“の主題歌となった当曲は、いつにも増して開放的な岸田の歌声と淡々と刻むビートが心を打つ、令和の人生讃歌とでも呼ぶべき、くるりの新たな名曲。


16) California coconuts / くるり

Drumsにオリジナルメンバーの森信行を招き、結成当時のメンバーで制作された最新アルバムのリードトラック。シンプルなロックサウンドだが、各々のスキルの高さと相性の良さからか、形容しがたい奥行きが出ており、バンドの歴史と積み重ねを感じさせる。“老い“について書かれた歌詞も含めて、軽快なサウンドとは裏腹にどこかグッとくる一曲。


17) Seaside / The Novembers

バンドのセルフタイトルを冠した最新アルバムからの一曲。様々な作風を持つ彼ららしく多彩なサウンドが展開されるアルバムの中でも、疾走感溢れる歌謡ポップロックといった趣のこの曲は、海を想起させるクリーンなギターの音が象徴的で心地良い。


18) かなしみがかわいたら / The Novembers

今年絶好調だったノベンバからもう一曲。同タイトルのツアー前に配信リリースされた楽曲。これまたThe Novembersの手札の一つ、すべてを包み込むような優しさに満ちたアコースティックサウンドは、不思議な浮遊感で満ちており、心の奥底にすっと入り込んでくる。


19) アケホノ / Spitz

フラワーカンパニーズの“深夜高速“から拝借した印象的なフレーズを意図的に組み込んだ、盟友へのアンサーソングとも取れるこの曲は、スピッツとしてはかなり珍しいくらいリリックにメッセージ性を感じる一曲。その歌詞を活かすかのようなシンプルなロックサウンドは、これぞスピッツといった貫禄を感じさせる。


20) 未来未来 / Spitz

3年半ぶりのリリースとなった、17thアルバムからの一曲。ロック・ラップ・4つ打ち・民謡・エスニックといった多種多様な要素が絡み合い、スピッツの変態的な側面をこれでもかと見せつける実験的な楽曲。毎度アルバムにこういった楽曲をしれっと混ぜ込んでくるのが憎い。


21) 和田塚ワンダーズ / ASIAN KUNG-FU GENERATION

2008年発売の傑作パワーポップアルバムに新曲を加え、江ノ島電鉄の15駅を網羅した再録アルバムからの一曲。エモーショナルなサウンドに抜群の情景描写が光る懐古的な歌詞が映える、ミドルテンポのナンバー。今のアジカンの魅力がこれでもかと詰まった渾身の一曲。


22) 戦争がはじまる / People In The Box

ピープル待望のニューアルバムからの一曲。アルバムを通して現代的で難解なテーマを歌っているが異様なノスタルジーを感じさせるのが不思議。中でもこの曲は、ソングライター波多野のポップセンスが爆発した風通しの良い一曲。


23) Lively Christmas / YONA YONA WEEKENDERS

“ツマミになるグッドミュージック” を奏でるメロコア・パンク出身の4人組バンド、YONA YONA WEEKENDERSの最新シングル。偉大な先人達が紡いできたクリスマスソングへのリスペクトがこれでもかと詰まった、キュートでポップな一曲。


24) 観覧車 / 曽我部恵一

Sunny Day Serviceのヴォーカル兼ソングライター、曽我部恵一のソロアルバムからの一曲。曽我部の十八番とも言える繊細な情景描写が光るリリックと、天性のポップセンスが詰まったメロディが掛け合わさった、どこまでも切ない失恋ソング。


25) Dancing / Gateballers

さまざまなジャンルを融合させながらサイケデリックでポップな音世界を描くバンド、Gateballersのepからの一曲。溢れ出るポップネスが発揮された心地良いダンスチューン。


26) へきれき / 台風クラブ

京都発、“日本語ロックの西日“台風クラブ待望の2ndアルバムからの一曲。懐かしいのにどこか新しい独自の世界観は健在。ジェットコースターのような曲展開と台風クラブのパンク精神が凝縮された、どこまでも気持ち良い一曲。


27) 白い椅子 / 柴田聡子

詩人としても注目を集め、様々な分野で表現を広めるシンガー・ソングライター、柴田聡子の最新シングル。ネオソウル風の後ノリのビートに独自の世界観のリリックが混ざり合い、思わず背筋がゾッとする雰囲気抜群の一曲。


28) Endless Etude / Base Ball Bear

スリーピース移行後も、流行に流されず独自の進化を遂げるBase Ball Bearの最新シングル。ポストパンク・ニューウェーブ風のサウンドに、小出祐介の十八番とも言える、遊び心満載なリリックがバチッとはまったソリッドでクールな一曲。


29) 最低なともだち / ドレスコーズ

流動的にメンバーを入れ替えながら活動を続ける、志磨遼平率いるドレスコーズの最新アルバムからの一曲。淡々と刻むビートと印象的なシンセサイザーの音色が、胸を刺すような切なさを帯びたリリックを際立たせる、ドレスコーズらしい一曲。


30) 愛の旅 / フー・ドゥ・ユー・ラブ

村上貴一(ex.キイチビール&ザ・ホーリーティッツ)と岩出拓十郎(本日休演)、2人のフロントマンを喫するスリーピースバンドの1stアルバムからの一曲。シンプルなロックサウンドにシンプルな歌詞だが、粘度の高い歌い回しによって一気にオリジナリティが出ており、メンバーの風貌さながら中毒性の高い一曲。


31) Midnight Drive / DENIMS

ブラックミュージックをルーツにしながらも、ジャンルレスな音楽性を組み合わせ独自のグルーヴを奏でる、DENIMSの最新アルバムからの一曲。独特な節回しとタイトなアンサンブルが心地良い、曲名通り、深夜のドライブにピッタリの一曲。


32) 遠い街 / odol

ジャンルに囚われない自由な音楽性で独自の先進性を持つバンド、odolの傑作アルバムからの一曲。懐古的でどこか切ない歌詞、透明感がありつつやや低温なヴォーカルが、ピアノとストリングスが奏でる泣きメロに乗っかるエモーショナルな一曲。


33) I ♡ 歌舞伎町 / KIRINJI

堀込高樹のソロプロジェクトとなったKIRINJIの16thアルバムからの一曲。毒気の強い風刺的なリリックと、ホーンセクションが印象的でどこか妖艶なメロディーラインが不思議とマッチした、オリジナリティ溢れる一曲。


34) ピーターへ愛を込めて / Galileo Galilei

再始動となったGalileo Galilei、7年ぶりのリリースとなったアルバムからの一曲。BBHFにも通ずるシンセポップ調の楽曲だが、髙橋芽以(LAUSBUB)のコーラスワークが印象的で、アルバムの中でも一際スケールの大きさを感じさせる一曲。


35) 蓮は咲く / never young beach

ネバヤンの5thアルバムからの一曲。古き良きフォークロックへのリスペクトを感じる人間臭いメロディに、優しさ溢れる肯定的なリリックが乗っかり、安心感と確かな力強さを感じられる一曲。


36) Rain Of Your Heart / Yogee New Waves

ヨギーの最新epからの一曲。70年代の偉大なポップスバンドの系譜を受け継ぐかのような軽快なサウンドに、情景描写に重きを置いたシンプルな歌詞が乗っかり、思わず身体を揺らしたくなる風通しの良い一曲。


37) SUMMER SUSPICION / GOOD BYE APRIL

林哲司50周年トリビュートアルバムに収録、GOOD BYE APRILによる杉山清貴&オメガトライブの名曲“SUMMER SUSPICION“のカバー。原曲の雰囲気を大切にしながらも随所に現代風のアレンジを加えた、これぞ“令和版シティポップ“といった素晴らしいカバー曲。


38) 浪漫飛行 / レイザーラモンRG with あるあるメタルオールスターズ

言わずと知れた米米CLUBの名曲“浪漫飛行“のトリビュートアルバムに収録された一曲。メタル風のアレンジとレイザーラモンRGのストレートな歌唱が痛快な、原曲への愛をこれでもかと感じる上質なカバー曲。もちろんあるあるも言ってる。


39) 海に来たのに feat. ラブリーサマーちゃん / 入江陽

映画音楽家、ライターとしても活躍するシンガーソングライター、入江陽とラブリーサマーちゃんのコラボ曲。どこか海面を思わせる浮遊感漂うサウンドに、趣のある入江陽の歌声とラブリーサマーちゃんの清涼感溢れる歌声が混ざり合い、どこまでも心地良い一曲。


40) Orange (feat. MC. waka) / 星野源

Netflixオリジナル番組“LIGHTHOUSE“から産まれた星野源と若林正恭(オードリー)のコラボ曲。幻想的で重厚なサウンドに、若林の想定外のラップセンス爆発の心地良いフロウが重なり、いつまでも聴いていられる予想外の一曲。


41) パノラマ (feat. 北里彰久) / STUTS

トラックメーカーのSTUTSが、Alfred Beach Sandalの主宰、北里彰久をゲストに迎え入れたコラボナンバー。たゆたう様なメロディーラインと北里の中性的なヴォーカル、要所でのストリングスが絶妙にマッチした心地の良い一曲。


42) Day After Day feat. 髙橋芽以 / パソコン音楽クラブ

年々その存在感を高めるDTMユニット"パ音"のアルバムより、髙橋芽以をヴォーカルに迎えたコラボ曲。比較的しっとりとした四つ打ちと抑揚を抑えたメロディーライン、透明感のある髙橋のヴォーカルが"何気ない日常とその中にある輝き"を描き出す、感動的な一曲。


43) 君の街まで / ゆるふわギャング&踊ってばかりの国

ジャンルを超えた2組のコラボレーションepからの一曲。ゆるふわギャングの浮遊感あふれるラップと踊ってばかりの国のサイケデリックかつ歌心に溢れた音楽性が予想外の化学反応を起こした、現代的でクールな一曲。


44) タイムマシーンにのって/家族の風景 / PUNPEE

説明不要の売れっ子ラッパーPUNPEEが、ハナレグミの名曲"家族の風景"をサンプリングしたマッシュアップナンバー。それぞれの原曲の良さを再解釈するかのような絶妙な繋ぎが施された新たな名曲。
相鉄・東急直通線の開業ムービー"父と娘の風景"に起用されており、こちらも感動的。相鉄といえば、2019年のばらの花×ネイティブダンサーも抜群に良かったので、できれば毎年どこかと直通していただきたい。


45) SHINKIRO / GuraMarine

ホロライブ所属の大人気Vtuber、宝鐘マリン、がうる・ぐらによるコラボナンバー。ヴォーカル2人の歌声が80'sシティポップ風の曲調にこれでもかとマッチした、"令和流シティポップ"。宝鐘マリン×歌謡曲の親和性の高さはもっと語られて良い。


46) 夏を許せない / Blue Journey

ホロライブの新たな音楽Project"Blue Journey"の1stアルバムからの一曲。夏の終わりを想起させる繊細で物悲しい曲調とシリアスで悲観的な歌詞はどこか陰鬱とした印象で、アイドルソングらしからぬ内省的でエモーショナルな一曲。


47) ゲーム・ボーイ・アワー / 社築

にじさんじ所属の男性Vtuber、社築の活動5周年を記念したオリジナル楽曲は、ボカロPとして名高い"じん"による作曲。カントリー×8bitのどこか懐かしいサウンドと、代わり映えしない大人の日常を憂う歌詞が多くの社会人に刺さる応援歌。まさに"令和版上を向いて歩こう"。


48) 花 / 藤井風

令和を代表するアーティストになりつつある、藤井風の最新シングル曲。藤井風に関しては特別好きとかじゃないんですけど、たまにめちゃくちゃ刺さる曲があったりして、才能ある人なんだろうなという認識です。この曲もブラックミュージックのルーツを感じさせるが、歌謡曲的でもあり馴染みやすいメロディ、それに新しさも感じるという、藤井風のセンスが爆発した一曲。ここ数年活躍しているアーティストを見ていると、"新しさと懐かしさの融合"というのが、令和の1つのトレンドなのかなと感じますね。


49) トドメの一撃 (feat. Cory Wong) / Vaundy

これまた令和を代表するアーティストになりつつある、Vaundyの一曲。Vaundyに関してはなんか売れてんなと思いつつ、別に好きでも嫌いでもないといった存在なのですが、この曲はすげぇなと思いました。かなり重厚なソウル・ファンク調のサウンドに濃厚なヴォーカルが乗っていてボリューム過多なのに、そこにラップまで入れ込みやがってもうグチャグチャなんですけど、なぜかうるさく感じないし、ちゃんとまとまりがあるんですよね。並の人間がやったら大崩壊するほど要素マシマシだと思うんですけど、ここまで楽曲としてまとまりを出せるのはこの人の才能なんでしょうね。この"ガチャポップ"感というのも、令和のトレンドなんでしょうね。


50) アイドル / YOASOBI

紛れもなく令和を代表するアーティスト、YOASOBIが放つ、大ヒットTVアニメ"推しの子"のOP主題歌。おそらく2023年を象徴するであろう一曲ですよね。生きてるだけで嫌でも耳に入ってきますし。数えられない程に繰り返される転調・奥底で通奏低音のように鳴るオタクの合いの手・当然のように入るラップパート、その他要素もマシマシでもう大渋滞もいいところ、まさに"ガチャポップ"の極み。これは"奇天烈の極み"ランジャタイもビックリの極めっぷりですよ。基本的にシンプルでソリッドな音楽を愛する自分としては、もうこのガチャガチャ感が許せないんですよ。初めて耳にした時は一瞬で嫌悪感を覚えました。なのにこの中毒性はなんなんですかね。耳に入るたびに自分の中の違和感が抜けていき、気付いたら当たり前のように毎日聴いているという、初めての体験をしました。"また好きになる 誰もが目を奪われてく"という歌詞を、楽曲の存在をもって体現するというかなり高度なことをやってますよね。悔しいけど認めざるを得ない、これが令和の最先端ポップスなんでしょうね。







ということで50曲紹介してきましたが、ここまで書くのに何十時間かかったんでしょうか。軽い気持ちで始めた数日前の自分を殴り倒したいですね。毎年こういった記事を書かれているネットの民々の偉大さを痛感しました。
これといった趣味のない自分にとって、音楽鑑賞は数少ない大切な趣味なのですが、こんだけ音楽を聴いておきながら、楽器には音楽の授業以外で一切触れたことのないという変な人間なので、改めて文書を読み返すと語彙力の乏しさにゾッとしますね。
そして最後の3曲に関してだけ、やけに長文で乱雑なコメントとなっていますが、これは超個人的な裏テーマ"大衆的な物と向き合う"に挑戦した結果ですね。去年までは、"意地でも世間で流行っている楽曲など入れるか"という天邪鬼精神剥き出しで選曲していたのですが、歳を重ねるにつれて、"尖ることの痛々しさ"に気づいた結果、大衆的な物とも少しずつ向き合おうと改心し始め今に至ります。結果、性格の悪さを露呈する文章となりましたが、3曲ともなんだかんだ褒めているとは思うので、ご容赦いただきたいと思います。
来年以降もモチベーションが続く限り、ベストソングの記事は書いていきたいですね。あとは、M-1グランプリ2023の回顧録なんかも近いうちに書きたいなといったところです。これから夜勤行くのダルい。それでは。



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