【歴史の授業】Snow Manの結成からデビューまで④

たぬきちです。

今日も今日とて前回の続きを。

前回は関西の話ばっかりしていましたが、時と場所を戻しましょう。
関東ジュニア内で地位を確立し始めていた6人のSnow Man。しかし、多くのライバルたちが出現してきます。


7 関東ジュニア4大グループについて

前回の記事で、関西から平野君・永瀬君が東京進出した話を書きましたが、同じ頃、関東のジュニアの中ではさらに4つのグループが大きな力を誇っていました。

①Snow Man
2012年結成。言わずと知れた、アクロバットを得意とする6人組(後に9人になりますが…)。4週にわたり彼らの記事を書いてますが、改めてメンバーは、岩本照、深澤辰哉、渡辺翔太、宮舘涼太、佐久間大介、阿部亮平

②SixTONES
2015年結成。読み方は「すとーんず」。KAT-TUNを彷彿とさせる、ワイルドなパフォーマンスが売りの6人組。全員高身長。歌唱力に定評あり。メンバーはジェシー・京本大我・松村北斗・田中樹・髙地優吾・森本慎太郎

③Travis Japan
2012年結成。読み方は「とらびすじゃぱん」。シンクロダンスを得意とする。メンバーは移り変わりが多かったが、当時のメンバーは、仲田拡輝、川島如恵留、七五三掛龍也、森田美勇人、吉澤閑也、中村海人、阿部顕嵐、宮近海斗、梶山朝日の9人。

Love‐Tune
2016年結成。読み方は「らぶとぅーん」。ジュニア内唯一のバンドスタイルのグループ。メンバーは、安井謙太郎、真田佑馬、森田美勇人、萩谷慧悟、諸星翔希、阿部顕嵐、長妻怜央の7人。


以上4グループが、特に大きなグループでした。
(前回書いた「Mr.KING」「Prince」も同じくらい人気がありましたが、2018年に「King&Prince」としてデビューしたので、ここでは割愛します。)

余談ですが、ジュニアの歴史の中で特に好きな時代はこのあたりかもしれません。
タッキーや嵐がいた時代はジュニア黄金期なんて呼ばれていますが、
個人的には以前記事で書いたエビキス、Ya-Ya-yah、J.J.Expressがいた時代が第二次黄金期、
そしてこの4グループがいた時代が第三次黄金期ではないかと思います。


特にSnow Manとライバル関係にあったのは②のSixTONESです。人数も6人対6人で、共演もかなり多かったです。

SixTONESはもともと、「私立バカレア高校」というドラマでメインキャストを務めた6人で、その時のメンバーが再び集まって結成されたグループですが、映画版「私立バカレア高校」では、Snow Manのメンバー6人が、ライバル校の生徒役として出演しています。
(岩本君はヤンキー役がマジでハマリ役…)


やがてSnow ManとSixTONESは「スノスト」と呼ばれるようになり、以前記事で書いた「エビキス」さながらに切磋琢磨しあっていきます。


…ですが、個人的な感想を言えば、よりデビューが近かったのは、SixTONESの方だった気がします。


卓越したパフォーマンススキルを持つSnow Manに比べ、SixTONESはそんなにがっつり踊る訳ではない(いやまあ踊るんだけど)。しかし、なんというか、各々が自由に自分を表現し、それが絵になっている…。いわゆる「華」があるように感じました。


ツインボーカルのツートップ、ジェシー君と京本君(通称きょもジェ)。ラップ・MC担当の田中君。演技力に定評がある松村君。ジャニーさんに「ただいるだけでいい」と言われた癒し系・髙知君。そして、Snow Manに引けを取らないアクロバット隊長・森本君。

(余談ですが、Mステで亀と山Pが「逆転レボルシオン」を披露した時、バックについていたのがスノストだったんですが、サビ前のアクロバットシーンで、Snow Man6人がバク転しているセンターでバク宙をしていたのが森本君でした。この時のバックはマジで神だった…)


何よりSixTONES、トークが面白い!ギャグセンが高くて、ボケる人突っ込む人、いじる人いじられる人の役割分担がハッキリしている。仲良しの大学生がふざけあっているような雰囲気が見てて楽しいんです。


2018年、タッキープロデュースでYouTubeにSixTONESのMVが公開されます。それが「JAPONICA STYLE」。このMVを見たときは衝撃的でした…。

和風な曲調だけど和の中に混じるワイルドさ…
暗闇の中で花びらとともに舞う6人…
何よりデビュー前とは思えない堂々としたパフォーマンス…

まさに「華」でした。

全てが完璧にマッチしていて、一周回って彼らをプロデュースできるタッキーが羨ましいとすら思いました…。


一方のSnow Manですが、ダンススキルが極められすぎているためか、どうしても「主演」というより「バック」というイメージが拭いきれなかったように思います。

ライバル関係にあったためか、何かとSixTONESと比べてしまい、「華」があるのはSixTONES…トークが面白いのはSixTONES…と感じざるを得ませんでした。

Snow Manを応援してるけど…、次にデビューするのはSixTONESかな…。

そう思っていた時、怒涛の勢いで人気を集めてきたのが、④のLove‐tuneでした。


上記4グループの中ではチーム歴が一番若いチームですが、センターの安井君を筆頭に、個々人はそれなりにベテランが揃っています。

そして、メンバー名を見たときに気づいた方もいるのではないでしょうか。
Mis Snow Man時代のセンター・真田君、そして結成当時のメンバーの一人・森田君がLove‐tuneのメンバーに選ばれていたのです!

どうやらnoon-boyzはいつの間にか解体したようで、真田君はLove‐tuneのギター担当になっていました。
(※Mis Snow Manやnoon-boyzは以前の記事で詳しく書いています。)
https://note.com/dai_sk_ft2/n/ncadb673beaf5

そして森田君はベースを担当していたのですが、特筆すべきはダンススキルです。
若くしてMis Snow Manに選ばれるくらいですから、当然にポテンシャルはあったと思いますが、その後森田君はひたすらダンスに磨きをかけ、2017年には単身でロサンゼルスに留学してまでその技術を極めていきました。
長い手足とエグすぎるアイソレーション(体の一部だけを動かすダンスの基礎的な技)を武器に、常人離れした可動域で魅せる森田君のダンスは今でも頭から離れません…。

実はこのLove‐tuneというグループ、売りはバンドスタイルだけでなく、ダンスにも定評がありました。楽器を持って演奏していたかと思えば、突然森田君がセンターに立ち、突如としてシンクロダンスが始まる。そのギャップがこのグループの魅力だったと思います。

持ち前の歌唱力とぶれないパフォーマンスでチームの柱となる安井君。Mis Snow Manの元センターで、今はギターを極める真田君。圧倒的スキルでダンスを牽引する森田君。

さらに、グループの顔面偏差値を上げる年少2人(もちろん他のメンバーも高いけど)、阿部顕嵐君と長妻怜央君は人気がありました。

この2人は映画やドラマに出ることも多く、阿部君は、長瀬智也さん主演の映画「空飛ぶタイヤ」で、若き整備士・門田駿一役を、長妻君は、石原さとみさん・山下智久さん主演のドラマ「5→9~私に恋したお坊さん~」でイケメン高校生・蜂屋蓮司役をそれぞれ演じています。

やがて、森田君・阿部君は兼任していた③Travis Japanを脱退し、Love‐tune一本に絞ります。それぞれの才能をフルに発揮しながら、Love‐tuneはいつしかSixTONESと並ぶほどの人気を博していきました。
(個人的に好きな彼らのオリジナル曲は「Call」です。ロックな曲調にバンドスタイルがマッチしていますが、前半はダンスシーンも盛り込まれていて見ごたえのある曲です。)


なんとなく私は思ったんです。

SixTONESにしろ、Love‐tuneにしろ、人気があるグループは「個」が見えるなぁと。それぞれの役割がハッキリしている。それぞれ得意不得意はあるけれど、自分の持ち味を最大限に活かし、それらがかみ合い、結果として大きな力を発揮しているのだと。

決してSnow Manには個性がないというわけではありませんが、バックダンサーとしての活動が長いからなのか、主演に華を添える側としての腕前はピカ一な分、いざ主演側になった時に、「個」が見えにくいのかもしれないと当時は感じていました。

同じくシンクロダンスを得意とするTravis Japanも、徹底的に動きを合わせているため、グループとしてダンスを見るとめちゃめちゃカッコよくて見ごたえがありますが、個人にフォーカスする機会が当時はあまりなかったように感じます。

あくまで個人的な見解ですが、人気の差があったのは、グループメンバーの一人ひとり、どれだけ「個」が見えるかの違いなのかなと勝手に思っていました。
(Snow Manはきっとバックダンサーの道を極めて、ふぉ~ゆ~的なポジションになるのではないか…と、この時私はなんとなく思っていました。)


キンプリの次のデビューはSixTONESと思ってたけど、もしかしたらLove‐tuneもあり得るぞ…?次はどこだろう…




そんなドキドキを抱える当時の私は、まさかこの後、Love‐tuneが全員一斉にジャニーズ事務所を退所することになるなんて…夢にも思いませんでした…



今日はここまで!

全然Snow Manの話進まないじゃん!
SixTONESとLove‐tuneの話ししかしてない…
前回の向井君はその後どうなるの?

すみません(笑)
次回はもっと進めます…


ここまで読んでいただきありがとうございました(^^♪


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