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【バイク入門🏍️】11_チェーン清掃

こんにちは、Suzumuraです。
今日はバイクで近所を走っていたら小雨に降られました。

やけに冷たい雨粒だったのですが、どうやら東京で初雪が観測されたらしく、もしかするとみぞれまじりの雨だったのかもしれません。

さて、前回の記事【10_半年点検】にも書きましたが、先日、半年点検のためにホンダドリーム店に伺ったのですが、そとときの整備士さんの何気ないひとことが気になっていました。

「チェーンは汚れてはいますがとくに異常はありませんでしたよ」

私はバイクの洗車が好きで、ちょくちょく洗車場に通っては愛車GB350Sを洗って眺めてを楽しんでいるのですが、お恥ずかしながらバイクのチェーンを清掃するという概念を持っておらず、そんなところに汚れが潜んでいたとは…。

まるで自分では気付いていなかった寝グセを指摘されたような、なんともいえない恥ずかしい気持ちになったので、さっそくチェーン清掃について調べて実行してきました。


1.センタースタンド/メンテナンス用スタンド

チェーン清掃をする際、後輪を手でまわしながら作業するとなにかと楽なのですが、それには後輪を地面から浮かすことができるセンタースタンドが必要です。

GB350Sはセンタースタンドが標準でついていますが、もしセンタースタンドが無いバイクの場合はメンテナンス用スタンドを用意します。

センタースタンド等が無くてもチェーン清掃ができない訳ではないのですが、チェーンをまわすためにバイク自体を何度も移動させなければならないので手間はかかります。

2.ゴム手袋

バイクのチェーンは想像以上に油で汚れており、素手で触ると手が黒い油汚れでベトベトになるため、軍手やゴム手袋をつけて作業することが一般的です。

私はダイソーの「天然ゴム極うす手袋10枚入り」を試してみたところ、手も汚れず作業もしやくすくオススメです。

3.ウェス(ぞうきん)

チェーンの汚れや余分なオイルを拭き取ったりするのに使用します。
私はダイソーの「マイクロファイバー雑巾3枚(白)」を使用しました。

個人的にはもし手元にあれば普通の雑巾や古布でも良いと思いますし、もしくはキッチンペーパー等でも代替できると思います。

4.チェーンルブ(オイル)

チェーン用のオイルにもさまざまな種類がありますが、大きく分けると「ウエットタイプ」と「ドライタイプ」の二種類があります。

ウエットタイプは注油後すぐに走り出すとオイルが飛散してしまうのでオイルが乾燥するまでじっくり待つ必要がありますが、粘度が低いので塗りやすく清掃もしやすいです。

ドライタイプは速乾性にすぐれ注油後すぐに走り出してもオイルが飛散しづらいのですが、粘度が高いので清掃には手間がかかります。

それぞれメリット・デメリットがあり、また、それぞれのいいとこ取りをしたセミウエットタイプ、セミドライタイプもありますので、ニーズに合わせて選びましょう。

私は保管のしやすさを優先してモチュールのロード用チェーンルブ(ドライタイプ)を選びました。

他の製品とくらべて小さなスプレー缶であること、キャップを付ければノズルが露出しない(ノズルからの液ダレで保管場所を汚しづらい)点が気に入りました。

もちろん、チェーンオイルとしての性能も問題なく、吹きつけてすぐはサラサラしているのですが、しばらくすると粘度が高まり10分くらいでチェーンにしっかり定着します。

5.初めてのチェーン清掃

さっそく用意したチェーン清掃ツールを持っていつもの洗車場にいってきました。初めてのことに挑戦するときの期待と不安の入り交じった高揚感はいつでも気持ちを若返らせてくれます。

まずはいつもと同じように洗車をして、ウェスで丁寧に車体全体を拭きあげ、いよいよチェーン清掃です。

センタースタンドを立て、浮いている後輪タイヤを手で時計回りの方向に少しずつ回しながら、連動してうごくチェーンにウェスをあてて汚れを拭き取っていきます。

なお、後輪タイヤを逆時計回りにまわすと指がチェーンとスプロケット(歯車)の間に挟み込まれてしまう危険性があるので注意しましょう。

一般的にはチェーンクリーナーを吹き付けてチェーンブラシで擦ってからウェスで汚れを拭き取っていくようなのですが、ダイソーのマイクロファイバー雑巾が優秀なのか、それらがなくても充分すぎるくらい汚れが取れました。

次は注油です。チェーン以外の部分にチェーンルブが飛散するとベタベタになってしまうので、チェーンのコマのひとつひとつに丁寧にチェーンルブを吹き付けていきます。

最後に余分な油分をウェスで拭いて完了です。チェーン清掃だけで20分程度、洗車を含めても45分程度でした。

一般的には走行距離500〜1,000kmの頻度でチェーン清掃を行うのが望ましいようですが、思ったほど手間ではなく、チェーンがピカピカにきれいになる満足感も得られるので、いまのところは洗車のたびにチェーン清掃しようかなと思っています。

洗車場からの帰り道、心なしかいつもよりバイクが速くなったように感じました。

エンジンオイルの交換後やタイヤの空気圧の調整後もそうなのですが、バイクをメンテナンスすると不思議とバイクの性能が上がったように感じるのは私だけでしょうか。

錯覚なのかもしれませんが、私は素直にその心地よい感覚を受け入れて楽しんでいます。

今回は以上になります。
では、また!



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