「1つ買うと、もう1つ無料」実は凄い!!!

みなさんこんにちは、今日もスーツ兄貴です。

外食チェーンや、スーパーなどで
「1つ買うと、もう1つ無料」っていう売り文句
見たことありませんか?

ふと、お客さん側の僕は
「半額」
「50%オフ」
と何が違うんだろう?
お客さんから見てわかりやすいのは
「半額キャンペーン」だよな~と思ってました。

どっちがお得か、
結論を言うと
🤩お客さん側からすると、どちらも同じです!
🤩お店側からすると「1つ買うと、もう1つ無料」
の方が儲かります!

お店側からすると「1つ買うと、もう1つ無料」と
「半額」は、劇的に数字が変わります。
ただ注意点は✅原価率です。

皆さんも考えたことあるかもしれませんが、
😊改めて簡単に計算してみましょう。

シンプルに店舗の
客数、客単価、売上、原価、利益、のみ
簡単な収支を見てみます。
キャンペーンではどちらでも客数が2倍となる
仮説条件として、
1日の収支は下記のようになります。

仮に大きなスーパーで
1個500円のケーキがあるとして✅原価30%

【通常営業の場合】
客数:500名 / 客単価:500円
売上=250,000円
原価(仮に30%)=75,000円
利益(売上ー原価)=175,000円←この数字を覚えて

A:【1つ買うと、もう1つ無料】
仮説条件
①客数が2倍となる②原価が2000人となる
客数:1,000名 / 客単価:500円
売上=500,000円
原価(仮に30%)=500円×30%×2000人=300,000円
利益(売上ー原価)=200,000円←通常より儲かった!

B:【半額キャンペーン】
仮説条件
①客数が2倍となる ②客単価が半額となる
客数:1,000名 / 客単価:250円(※半額のため)
売上=250,000円
原価(仮に30%)=75,000円
利益(売上ー原価)=175,000円←通常営業と同じ!

「A:【1つ買うと、もう1つ無料】」と
「B:【半額キャンペーン】」の店側の
違いがわかりますね。
通常営業の場合と比べて
A:売上2倍、利益UP > B:売上同じ、利益同じ
お客様の感じるお得感はほぼ同じ!
ということでAが儲かります😊

ただ、これ、もしも✅原価が40%だったら
【通常営業の場合】
客数:500名 / 客単価:500円
売上=250,000円
原価(仮に40%)=100,000円
利益(売上ー原価)=150,000円←この数字を覚えて

A:【1つ買うと、もう1つ無料】
仮説条件
①客数が2倍となる ②原価が2000人分となる
客数:1,000名 / 客単価:500円
売上=500,000円
原価(仮に40%)=500円×40%×2000人=400,000円
利益(売上ー原価)=100,000円←通常より損する!

B:【半額キャンペーン】
仮説条件
①客数が2倍となる ②客単価が半額となる
客数:1,000名 / 客単価:250円(※半額のため)
売上=250,000円
原価(仮に40%)=100,000円
利益(売上ー原価)=150,000円←通常営業と同じ!

原価率によっては「1つ買うと、もう1つ無料」を
やったら損する場合もあります!
(ちなみに原価33%までなら
  1つ買うと、もう1つ無料の方がお得)

少しの違いですが、店側はどちらのキャンペーンを
したら儲かるのかちゃんと計算しております。

お店はお客様にお得に食べてもらい、
売上も利益も出さなくてはいけない。
そんな時はAが有効です。
大手企業であれば、
食材原価を宣伝予算と考えると広告費に使うより、
お客様満足度が上がるのでいいと思います。

ただ、お店はお客様にお得に食べてもらい、
売上も利益も通常と変わらないが、
従業員に頑張ってもらい、
たくさんのお客さんの対応してもらって
顧客満足度を上げるならBが有効です。

初めに話した通り、お客さん側の印象でいうと、
どちらも同じくらいの
「お得感のあるキャンペーン」となっています!

「1つ買うと、もう1つ無料」と
「半額」キャンペーンのカラクリが、
これでわかったと思います。

ちなみに「2つ買うと、もう1つ無料」など
似たキャンペーンもありますが
客数、客単価、売上、原価、利益の観点で
計算すると結構お店儲かるんだなー
と発見できることもあります!

そういったものの見方をしながら
キャンペーンを買っていくと楽しいですね!

兄貴の格言
キャンペーンの裏は企業努力の精神や!

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