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壊してから考えてみる

一度壊してしまった人間関係を修復するのって大変ですよね。
場合によっては、二度と修復できないかもしれませんので、気を付けたいものです。

家はどうでしょうか?


■壊すこと・造ること

1、リフォームは何でも出来る?

古かった家が見違えるように劇的にきれいになる
画像や映像を見たことがあると思います。

リフォームって何でも出来るだ!

と思った方も多いと思います。
自分の家もそうなるもんだと夢見た方も多かったようですが、その後にトラブルになった事例もあったそうです。

そう、当然、何でも出来る訳ではないからです。

2、壊すところが多いほど自由になる

リフォームよりも建替えの方が家が自由に変えられるのは想像がつくと思いますので、リフォームで何でも出来るということがちょっとおかしいことには気が付くと思います。

何でも出来る訳ではなく、
「思っていた以上に出来ることがある」

と言うのが正しい表現ではないかと思います。
また、リフォームの場合は既存がどれ程残っているかによって自由度が変わります。
残すところが多いほど、制限が増えますし、スケルトンリフォームと呼ばれる建築の骨組みだけになった状態の方が出来ないこと制限が減ります。

3、壊してから考えたいが時間が掛かる

人間関係が一度壊れてしまっても、
もしも、過去に戻れるならば、壊す要因となってしまった事柄を見直し、今度は壊れないように注意出来ますが、実際には戻れないので、壊れないように慎重にお付き合いしていくことになります。

建築においても、もしも、解体した後に、じっくり検討し、設計から見積り、部材や人材の手配などをすれば、改善点が見つけやすいですし、より適切な設計などが行えますが、実際には、解体後からそれをやっていたら、その状態のままでしばらく現場を放置しておくことになります。

そのため、解体前から計画し、設計、見積りをして金額に了承いただいて、部材や人材を発注して揃ったら解体工事をスタートし、そのままリフォーム工事へと流れていきます。

スケルトンの状態からリフォームを計画するのは、想像力がほぼ必要ないためそれほど難しくなく、少し経験していれば出来ると思いますが、壊す前に、解体後の状況、それを如何に改善し、よりよくしていくか、を考えることには結構な想像力が必要です。

ですから、リフォームの場合は特に見積りの内容が重要になってきます。
想像力がどこまで発揮されたリフォーム計画かどうかが分かるからです。

4、見積りに入っていないことは別途です

当然ことですが、見積書に入っておらず、契約していない内容については、材料や工事が追加となります。

「プロなんだから・・・」

と言われても、支払いを拒否することは法律的にもそれは認められませんので、追加(または変更)費用を支払うか、工事をストップするか、見積りの内容だけを施工するか、を選ぶことになります。

ですから、しっかりと見積書や契約書の内容を確認することが大切です。
相見積などで複数の見積書を取る場合は必須ですが、
一社だけで見積りをする場合も内容を確認するのは消費者の責務だと考えられます。

5、壊し方がある

建築業界では、壊すプロ(解体業者)と造るプロ(工務店など)が分かれていますが、リフォームの場合には工務店が解体も行うことが多いと思います。

なぜならば、壊す際にも、次に造ることを考えながら壊さねばならないからです。
どこを残し、どこを壊すか、どのような順序で壊すか、などは造り手だからこそ分かる部分ですので、ドカンっと壊せばいい訳ではありません。

むしろ、理屈が分かっていない方が壊した後はプロは施工したがらないこともあります。

6、DIYは自己責任

自宅をご自分でリフォームする場合、
壊してみてから考えて良いですが、上記の通り、やってしまったら最後まで自分でやることになるかもしれません。

実行する前に想像してみてください。

たまに、そうした中途半端な状態からご相談をいただきますが、解決出来ないか、とても大掛かりなことになるか、依頼する方も依頼される方も辛い状況になっているケースがありますのでご注意ください。

■最後までお読みいただきありがとうございます