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一か八かの家づくり

「〇〇ガチャ」と言う言葉を最近よく見かけます。
親ガチャ、上司ガチャ、など、
おもちゃの「ガチャ」のように自分の意志では選べずに運に任せざるを得ない状況の事、を表すようです。

どうか、家を建てる、リフォームする際に

ハウスメーカーガチャ、工務店ガチャ

にはなっていませんように。


■家づくりの判断材料

1、判断材料 紹介

身内の方や友人・知人などから紹介された建築会社で家を建てた方はたくさんいらっしゃると思います。
家づくりに成功された方の生の声を聞き、同じ会社で依頼したいとお考えになったのだと思います。

紹介の場合、余程、安心して紹介できる業者でない限りはおいそれと他人には勧めませんので、比較的、成功率は高いとは思います。

最近は、人付き合いが薄くなり、トラブルを避ける傾向から、紹介する・されるケースが減っているとは思いますが、相変わらず、一定の安心感がある判断材料にはなるのではないかと思います。

2、判断材料 地元

地元にある工務店、建設会社、水道業者、電気業者、などお近くの業者に依頼する方も多いと思います。

何となく、近くの業者の方が安心できる、近隣の方も同じ業者に依頼しているなどの理由で依頼しているのだと思います。

地元の中小規模の工務店の場合、
一般的には、広告、宣伝が得意ではない事が多いので、地元の評判をとても大切にしており、評判を落とすような事は極力避ける、と考えられます。

ただし、近年では、地元に在る業者と言っても、個人との取引はほとんど行わず、大手企業の下請けを専門にしている業者も多いので、以前のように地域に密着しているかどうか、個人からの依頼に対応出来るかどうかは分かりません。

3、判断材料 会社規模

建設会社や工務店などに知己が無く、地元の業者も分からない、となると自身で一から探すしかありませんが、どこの会社も良く分からない・・・、
となってしまった場合、
どうせよく分からないのであれば、規模の大きな会社の方が安心出来るとお考えになる方もいらっしゃると思います。

会社が大きいということは評判も気にするでしょうし、
会社が大きくなるほどの売り上げがあるということは、しっかりとした仕事をしてきているからだとも考えられます。

しかし、
規模と信頼はイコールにはならないのはどこの業界でも同じです。

大手企業でも世間を賑わすような不祥事を起こしますし、
地元密着の中小企業でもいい加減な仕事をしている会社はあります。

4、判断材料 創業年

企業はやたらと創業年を前面に押し出します。
古くからやっているということがお客様に一定の信頼を与えると考えているからだと思います。

弊社も前面に押し出していますが、
実際には、創業年の効果については、それほど期待はしていません。
それを伝えただけで信頼を得られるものではありません。

ただ、長く続けているだけとも言えますし、
100年を越えていたとしても、創業時のスタッフがいる訳ではないので、技術は継承してきたとしても、厳密には100年前の技術を再現しきれているかは今となっては分かりません。

そこ働いているのはあくまでも今の現役の方々なのです。

5、判断材料 SNS

現代では最も有効な判断材料として扱われているのではないでしょうか?
知らない会社でもSNSを通じて、人となりや仕事ぶりが見えますし、
コミュニケーションも取れますので、便利にご活用されている方も多いと思います。

しかし、文字や画像、動画はいくらでも加工できるものですし、口コミすら誰でも書けますので、情報の信憑性について自分なりの判断基準を設ける必要はあるかもしれません。

■判断材料を1つに絞る必要は無い

どんなに有効な判断材料だとしても、情報が偏っている場合があります。
ですから、可能なら、
複数の材料を見ながら判断するのが望ましいと思います。

くれぐれも、「輝かしい情報」にだけ引っ張られ過ぎないようにご注意ください。

■最後までお読みいただきありがとうございます