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ご近所の目が地域を守る

相変わらず建築関係の怪しげな訪問販売が多発しています。
中には、高額請求や事件にまで発展しているケースも耳にしていますので、今一度、注意喚起いたします。


■自分だけは大丈夫!・・・ではない!!

●今日も誰かが引っ掛かっている

詐欺事件のニュースが何度も報道されているにもかかわらず、今日もどこかで事件が発生しています。

被害に遭われた方々は
「自分は絶対に引っ掛からない」
と考えていたと思いますが、結果は引っ掛かってしまいました。
なぜでしょうか?

●相手は騙すプロであることを理解する

営業のプロフェッショナル
設計のプロフェッショナル
施工のプロフェッショナル
建築にもプロがたくさんいらっしゃいますが、
詐欺(のようなこと)をする方々もその道のプロフェッショナルだということを理解しておいた方が良いと思います。

お話しは上手ですし、受け答えも上手ですし、不安の煽り方、脅し方、等々、様々なテクニックが我々とは違う特殊な訓練を受けている方なのです。

●絶対に家に入れない

こうした怪しい事案は
家に入れる、屋根に上らせる、などをさせてしまった時点でアウトです。

すでに術中にはまっていますので、ここから逃げ出すには余程の覚悟をもって対応しなければなりません。
ですから、絶対に家に入れないこと、が大事です。

点検や修理が必要ならば、
ご自分で信頼できる業者に依頼して、適切な費用を支払って実施してもらいましょう!

●怪しいかどうかの見極めのポイント

プロが点検や修理を行って、「タダ」「格安」にはなりません。素人のアルバイトでも時給が発生しますので、プロであれば必ず費用が掛かります。

「近くに現場がある」と言ってきたら、ほぼ黒です。近くに現場があるからと言って、施工業者が周辺を回るなんてことはありません。(※工事前のご挨拶では私はご近隣に周っています)

「保険が使える」と言ってきたら、相当やばいです。火災保険などが適用されるのは災害による被害です。経年劣化では適用されませんし、保険の相談相手は工事業者ではなく、保険を契約した保険会社や代理店です。

●怪しい方とお話しするなら外でしましょう

玄関ドアを開けてお話ししてはいけません。必ずインターホンでお話ししましょう。

もしも、どうしても直接お話ししたいのであれば、道路の方まで出て行って、ご近所に声が響くようにお話しした方が良いと思います。

ご近所への注意喚起にもなりますし、
ご近所の目も向けられますので、多少は助けになるのではないかと思います。

●ご近所同士の助け合い

昔に比べれば隣近所との交流が浅くなっているとは思いますが、
こうした犯罪紛いの事案に対しては、ご近所で情報を共有したり、互いに相談したり、ちょっとした助け合いがあると防げる可能性が上がります。

人の目が増えるほど、防御力が上がると思いますので、地域で防御していきましょう!!

■最後までお読みいただき、ありがとうございます