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家づくりを急な出費と考えていませんか

家電製品や給湯器など、家に設置されている機械がある日突然、動かなくなってしまったご経験が一度や二度あると思います。

しかし、設置して1~2年ならまだしも、10年くらい経過している場合には、それってもはや突然ではないですよね。


■準備しておかないと質は求められない

1)新築を建てる準備

新築住宅を建築または購入する方々の多くは住宅ローンを借り入れすると思いますが、自己資金はどれほど前から準備していますか?

ある日突然、家を建てることは難しいので、数年~10数年の準備期間は必要になると思います。

それとも、全額住宅ローンに頼り、借り入れ限界まで借りて、その予算内で建てれば良いと考えていますか?

「限界」って私は怖いと感じますし、
かつ、
準備不足による限られた予算内での家づくりで後悔はありませんか?

2)リフォームをする準備

リフォームと言う造語は既存住宅の工事全般を指す広義の言葉として使用されますが、形あるものは必ず劣化していくので、耐久性を全く無視しない限りは、いつかは必ずリフォームが必要となります。

しかも、最近では、ネットなどでも凡その時期などの情報がすぐに分かりますので、プロではなくても時期が分かっているはずですので、備えやすい環境が整っています。

しかし、日本では、欧米諸国と違って、そもそも家の維持管理に対する関心が低く、建てっ放しが非常に多いです。

そのため、諸外国と比べて著しく住宅の寿命が短いのが特徴です。

もちろん、地震や雨の影響も少なくないですが、
手入れをきちんとしていれば、古民家と呼ばれる100年超の木造住宅でも再生出来ることを考えれば、20~30年前後で建替えざるを得ないような住宅が如何に、手入れされていないかが分かると思います。

もちろん、元々の造りも違いますが・・・。

3)ローンを活用する

住宅ローンは様々な借り入れと比べて金利が低いのが特徴ですので、上手に活用することをお勧めします。

むしろ、コツコツ貯めてきた自己資金を全て家づくりに投じることの方がお勧めできません。
病気などに保険を掛けるように、いざという時の備えとして住宅ローンを活用するのがお勧めです。団信(だんしん)もお勧めです。

一方で、リフォームの場合に利用できるリフォームローンの方は、認知度が高くないのか、あまりご利用になっている方が少ない印象ですが、
小規模リフォームならまだしも、
中~大規模リフォームを自己資金のみで準備しようと考えていると、
いつまでも実施できないかもしれませんので、
利用するかどうかは置いても情報だけでも調べてみるのがお勧めです。

4)備えないとどうなるか

資金的な備えが間に合わない状況で家づくりをせざるを得ない場合、
質よりも価格重視にならざるを得ません。

価格重視をご自分の選択として選ぶのであれば全く問題ありませんが、選択肢が一つに限られた場合には、質を落とすことに対して、若干の後悔が生じる可能性がございます。

可能であれば、準備を整えて臨んでいただきたいと思います。

■忘れたい?とぼけたい?そのお気持ちは理解できますが

「こんなに家にお金が掛かると思っていなかった」
と言うことを思う方がいらっしゃるかもしれませんが、
賃貸住宅でも家賃や共益費、
集合住宅でも修繕積立金、
などのお金が毎月掛かりますので、
戸建て住宅だけ掛からないなんてことは想像しづらいですよね。

また、ご両親や近しい方にお話しを伺うことが出来れば、大体のことは分かると思います。

お金のことは私どももお話ししづらいことではありますが、
家づくりに際して、決して軽視出来るものではございません。

また、すぐに準備出来ることではございませんので、必要なことだと理解し、余裕を持って準備していただければ幸いです。

■最後までお読みいただきありがとうございます