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手が掛からない家を目指したい

持ち家を拒否感のある方のご意見として、
「家には建設費や購入費以外にもお金がたくさん掛かるから」
という理由をよくお聞きします。

維持・修繕に掛かるメンテナンス費用の他、固定資産税などの税金も掛かってきます。
税金は正しく納付しなければなりませんが、メンテナンス費用についてはなるべく抑えたいものですね。


■結局シンプルがお金が掛からない

1、寿命が長い物を選ぶ

建築材料で考えれば、素材によって耐用年数が異なります。
例えば、屋根材の化粧スレート葺き(コロニアル)に比べて、金属葺き(ガルバリウム鋼板)、瓦葺きの方が葺き替えまでのサイクルが長いです。
また、床材などの内装材では、張り物の

設備機器で考えれば、シンプルな造りなほど耐用年数が長い傾向があります。

2、レギュラー商品を選ぶ

住宅にオリジナリティを出そう思うと、
レギュラー(普及品)ではなく、イレギュラー(特注、オーダー、オプション品)などを選ぶと思います。

または、ハウスメーカーオリジナル品なども該当しますが、
普及品に比べると、
故障した際の部品交換対応、修理対応などがやや難しいケースが見受けられます。

3、凸凹が少ない物を選ぶ

経験上、住宅は凹凸が多いほど劣化などによるメンテナンス費用が高くなる傾向があります。

特に、屋根や外壁などの外部にある凹凸は弱点になりやすいです。

長方形、正方形に近い形状の方が手入れは楽になるというのが私の考えですが、それだけのために形をシンプルにするのもどうかと思いますので、不要な凹凸は作らないようにしたいと考えています。

4、人を変えないように選ぶ

毎回、施工する業者が異なると、
通常はメンテナンス費用は割高になると思います。

前回、どのようにメンテナンスしたかが分からないので、安全側に考えてメンテナンスをせざるを得ないからです。

かかりつけの工務店を探すメリットはここにあると考えています。

もちろん、価格の安さを重視して毎回業者を変えれば金額だけは安く済むかもしれませんが、メンテナンスの質が伴っているかは別問題です。

安く済ませたつもりで、後々高くついた、なんて事例は五万とあります。

■それでも自分の意志ならいいです

自動車でも、クラシックカーを好む方がいらっしゃいます。

維持費が一般的な自動車よりもかなり割高になるとお聞きしておりますが、そのことを理解した上で愛でていらっしゃるのだと思います。

同じように、例え、ランニングコストが割高になりそうな住宅であっても自分の意志で取り入れたのであれば、ただ、聞こえの良い、見栄えの良いメリットだけに飛びついたのでなければ、何も問題ありません。

■最後までお読みいただきありがとうございます