能登の災害ボランティア参加記録4

2024/04/06

朝7時20分にバスが出る。
出発前に各自朝食を済ませて待機。テントから荷物を運び出して、テント内をウエットティッシュで拭き取り消毒。
朝早いが就寝も早かったので寝不足はない。テント場では夜間に複数のイビキが響き渡っていた。体育館だから余計響くが、波音や虫の音に近く、特に問題はなかった。それより、朝に目覚まし時計をいつまでも止めない奴がいてテントを蹴り飛ばしそうになった。

2日目のバスはメダカ交通。
社長、元気かな。

2日目は宝立方面で作業。
倒れたブロック塀の撤去。割れたコンクリートは結構重い。
災害ボランティアの活動は、擦り傷、切り傷、打撲など低レベルの危険は常にある。家具や建材から釘も飛び出している。
おっちょこちょいな方にはこれに加えて重いものに手足の指を挟んで粉砕する危険もあるだろう。かく言う私も人差し指をブロックで挟み爪に血豆ができた。

活動に参加される方は必ず良い軍手(防刃)、踏み抜き防止の靴底を準備されたい。
どうしてもない方はボランティアセンターで配布しているものを借りてください。

作業をしていると汗ばむほどの暑さ。
4月でこれでは夏の作業など恐ろしく感じる。せめて夏までにはボランティアにもシャワーが使えるようになってもらいたいものである。

作業の合間に、グループのメンバーと雑談する。金沢、富山、東京からの参加。東京の方はすでに3度目の参加とのこと。ありがとうございます。

作業終了して拠点に戻る途中、二三味コーヒーの横を通る。営業中。
社長、元気かな。

焙煎中のコーヒーの甘い香りが車内に入り、同乗者と同時に、はーっとため息をつく。

13時30分に、ボランティアセンターの職員の方々に見送られて珠洲を離れる。17時に金沢駅に着くために午前中だけしか作業ができない。
二日間で、作業時間は正味7時間程度。これで二件のお宅の災害ゴミの撤去ができた。フレコンバック8袋分であった。

帰り道。昼下がりの穏やかな海。
こんな日に一緒に釣り糸を垂れたい釣り名人のおじさんは、二次避難中。
小泊のワカメはどうなったかな。

穴水の拠点に戻り、着替えて荷物をまとめ、バスに乗り込む。17時に金沢駅で解散。

珠洲の皆さん、伺うのが遅くなって申しわけありませんでした。また伺います。

最後に、私が9年間暮らしていた珠洲の家の写真を貼ります。ご近所にご迷惑がかかるようなことがあれば削除します。

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