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【韓国チェジュ島】国立済州博物館を訪ねて


海女の博物館,民俗自然史博物館を訪問したことはこちらの記事で紹介しました。

国立の博物館もあったのでこちらにも足を伸ばしてきました。

国立済州博物館

博物館でいただいたパンフレットによると,「済州の歴史や文化に関する様々な資料を収集,保存,研究,展示,教育するため2001年6月15日にオープンしました」とのことです.入館料は無料でした.

行き方

チェジュ市内にあります.路線バスで簡単に行くことができます.

国立済州博物館の展示内容

展示内容の詳細はHPに詳しいので,私が個人的に興味をもったことを自分への備忘録の意味も込めてご紹介します.

ホールの天井

入り口の天井を見上げると,立派な絵が描かれていました.真ん中が火山で,島全体を表しているのではないかと思います.写真を見ていて後から気がつきました.

天井のステンドグラス

耽羅国

チェジュでは耽羅(たんら)という国が成立していたそうです.「耽羅には強力な支配層が存在し,島全体が同じ文化様式を共有し,活発な会場活動を展開しました」(博物館のパンフレットより)と記載されていました.その後,高麗の時代に「耽羅郡」として高麗の行政単位の一つになったそうです(博物館のパンフレットより).

日本,韓国,中国などの間にあるので,いろんな歴史の影響を受けてきた土地なのだなぁと思いました.日本にも元寇がありましたが,この時代にチェジュにも来ていたようです.私はこの展示で初めて知りました.

済州島の人々

厳しい自然環境のなかで農業と漁業がおこなわれてきたことが紹介されていました.やはり私は海での活動の展示に目が移ってしまいました.

昔の潜水道具

子ども博物館

こどもが体験を通して文化に触れられるコーナーでした.日本でもこのような場所がありますが,海外にもあるのですね.どこの国でも子どもへの教育に力を入れているのだなと思いました.

さいごに

ここでも日本語に対応したパンフレットがあったし,展示の一部も日本語で書かれていたのでわかりやすかったです.英語でも解説があるので,時間をかければ私でも十分に理解することができました.海外の博物館に行ったのは,実は今回が初めてです.他の言語に対応していることの重要性を強く感じました.また,その国の博物館を実際に訪れることで,その場所の背景・歴史への理解が深まることを身をもって実感しました.

観光名所に行くことはもちろん素敵な体験ですが,博物館もいいんじゃないかと思います.

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