見出し画像

いつもIRIAMを使ってくれている全ライバー/ユーザーのみなさんへ

いつもIRIAMを使ってくれている全ライバー/ユーザーのみなさんへ

(※タイトルにもある通り、IRIAMで配信/視聴していただいている全ライバー/ユーザーの方々に向けて僕の気持ちを伝えたくて書いたものです)

今現在、僕は日々、IRIAMをより良いサービスへと成長させることに文字どおり人生を賭けて取り組んでいます。そのくらい、IRIAMには可能性があると思っているからです。

それはなぜか。

僕がこれまでVTuberやIRIAMの運営をやってきた中で、ひとつ、確信していることがあります。それは、「キャラクターになって自己表現をすることは、あらゆる人に平等に凄まじい可能性をもたらす」ということです。

そもそも現実に生きる僕ら人間は、色々な制約やコンプレックスを持って生きていると思います。例えば性格、例えば社会的なステータス、例えば容姿。みんな「自分のような〇〇なんかじゃ……」というような気持ちで、どこかネガティブな抑圧を感じることがあると思うんです。(もちろん全くそういった気持ちがない人もいると思います。)

僕自身の話をすると、例えば僕には経営者という肩書きがどうしてもまとわりつきますが、そういうのをとっぱらって自分を表現したいと感じることもあります。僕の内面と、僕の他人からの見られ方は必ずしも一致していなくて、この文章ひとつとっても「経営者のくせにこんなこと書いたら嫌味なやつだと思われないかな」などと、無意識レベルで感じながら書いています。それは、しょうがないことだけれども、一方でとても窮屈なことでもあると思います。
自分が自分として作ってきた歴史が長ければ長いほど、僕らは感じたことを本当の意味で自由に表現するのはとても難しいんだなと思います。(子供のころはあんなに自由に自己表現してたのに)

しかし、キャラクターとしての自己表現となると、話は違います。そうした制約やコンプレックスのほとんどを、好きなようにキャンセルすることができるからです。そして自分の個性をうまく切り出し、アレンジし、新しいアイデンティティを創り出すことができます。

そしてその新しいアイデンティティを使って、人を喜ばせたり、会話を楽しんだりすることができる。もっというと、生計を立てて生活することすらもできる。IRIAMには、そうした自己表現を応援してくれるファンの方がいて、すぐに小さなコミュニティが生まれ、育っていく文化があります。誰にとっても幸せで、価値のある関係性が生まれていって、その価値に対してコメントやギフトが贈られる。
そんな文化の中で、いつか「誰もが本当の意味で自由に自己表現ができる世界」を、IRIAMというプラットフォームは作り出せると思っています。

ただ、現状のIRIAMは、その未来には遠く及ばないところで足踏みをしています。正直に言ってしまうと、僕が思い描いている理想像に比べると、進捗は3%くらいだと思っています。規模としても、アプリのクオリティとしても、できることの幅としても、運営体制としても、あらゆる意味においてです。

きっと、ライバー/ユーザーの方々は「なんでこれができないんだ」「もっとここをこうしてほしい」「そんなことよりも先にすることがあるだろう」というような意見を、たくさん持っているだろうと思います。そして僕らがそれらすべてに十分に応えきれていないことも、重々承知しています。

僕らは弱小ベンチャーなりにも、日々必死にサービスを作っています。ただ想像していた以上に、プラットフォームを作るということは凄まじく難しいことでした。本当はもっと良いものを届けたいだけに、この現状は僕としても悔しいし、皆さんには本当に申し訳ないと思っています。

で、なんで突然こんな記事を書いたかというと、昨日でIRIAMをリリースしてちょうど半年が経ったからです。
10月4日にリリースしたので、4月4日で半年でした。

リリースから半年が、嵐のように過ぎ去っていったのですが、この半年を振り返って、2つのことを思いました。

一つは、さっき言ったとおり「今のIRIAMは本当の理想からはまだまだ程遠い」ということ。この半年、死に物狂いでチーム全員やってきたけれども、思ったような状態に到達するにはまだまだ時間がかかりそうだし、改めて気を引き締めて頑張らねばと思いました。そしてもう一つが、そんなまだまだ未熟なIRIAMを使ってくれている、ライバー/ユーザーの皆さんに対する感謝の気持ち。

何度も言うように、確かに今のIRIAMは理想の状態からは程遠いかもしれないけれど、その一方でポジティブな要素もまた数え切れないほどあります。なによりも、IRIAMを媒介とした、ものすごく良いコミュニティ・良いコミュニケーションの文化ができていると感じています。多くのユーザーの方が現実のケーキを買ってお祝いしたクリスマス、ライバーさんの誕生日に贈られるたくさんのギフトやファンアート、たくさんのファンレター、配信内で毎日のように生まれるアプリの新しい楽しみ方。

それらは、ライバー/ユーザーの皆さんが一体となって作り出してきたコミュニティの文化でした。僕はこの半年の間にたくさんのユニークな文化が作り上げられていく様子を見ていて、「こんな楽しみ方があるのか!」「こんな使い方があったんだ!」と何度も驚かされました。それは苦しい開発の支えになると共に、純粋に嬉しかったです。

なので、IRIAMがリリースから半年という日を迎えられたのは、ライバー/ユーザーの皆さんのおかげだと思っています。本当に、ありがとうございます。

僕は、皆さんのことを(心の中で勝手に)一緒にサービスを作っているパートナーのような存在だと感じています。今後、1年、3年、5年とIRIAMが成長していくなかで、理想的な世界を実現できたとしたら、それはきっと皆さんが力を貸してくれたおかげです。このサービスは、これまでがそうであったように、これからも皆さんに支えられながら発展していくのだと思います。

引き続きIRIAMをよろしくお願いします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?