さき

男児2人の母/発達特性のある愛息子の子育て記録/悩みながら進む過程を不定期で更新

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男児2人の母/発達特性のある愛息子の子育て記録/悩みながら進む過程を不定期で更新

最近の記事

2023年度支援級2年生・子育て振り返り

2023年度 支援級2年生 ▼ 生活面  その場その場で対応 (姿勢、手洗いと交通安全はとくに) +2023年11月頃~性教育を追加 ▼ 運動面 2023年春から意識 ① なるべく歩く   例)エスカレーターより階段 ② バランスボール購入 (体幹が鍛えられたのか歩行中にわたしの腕にからまり体重をかけて、もたれかかる歩き方がなくなった) ③ ボール遊び追加 < 2023年夏 運動療育を検討するも断念 理由:療育というより部活的だった    送迎の有無    自宅周辺に

    • 2023年 絵本の記録

      去年の絵本の読書記録を最近読み返したら、なんだか成長記録のようで面白かったため、今年も繰り返し読んだお気に入りの絵本をまとめてみました。 「どの絵本が面白かった?」という質問に、 二人ともこのnoteのページを上下に何度もスクロールしながら今朝真剣に考えて選んでくれました。 どれも長男ぽいし、次男ぽいチョイスです。 そして、すべての絵本が我が家っぽい。 来年はさらに各々のカラーが色濃く出てくるはずなので、それが今からとても楽しみです。   読んでくださり、ありがとうご

      • 支援級・保育所等訪問支援 (申込~開始手続き)

        ひらがなを書けないうちから漢字の取り組み、日による宿題の内容やレベルのばらつきなど、息子の現状と学校の取り組みに乖離があり、初年度は面談を重ねていました。 けれど、思うように進まず。 半ばキレ気味に勢いで申し込んだ訪問支援でした。 ただし、待機児童が多すぎて順番がいつ回ってくるか不明で、ここでもまた思うように進まず。 順番待ちの時間は、 できることをやるしかないため だんだんと冷静になり 「他家庭もいる」 「お互い、できることしかできない」 「むしろ、よく見ていただ

        • 支援級 たしざん練習帖

          今回は、発達特性のある息子が足し算をマスターするまでの過程と、息子の特性によるつまづき(課題)についての記録です。   ① 視空間認知・集中力向上  (迷路/点つなぎ/点描写/間違い探し) 小学校入学当初の息子は、目の使い方、目からの情報を脳で処理する力に乏しかったので、同じものを同時に見て共有することが難しく、集中力も続きませんでした。 そのため、当時息子の興味関心のあった迷路や点つなぎなどからまずは目を使う練習を始めました。 ② 数字に触れる・数える 点つなぎによ

        2023年度支援級2年生・子育て振り返り

          選ぶに悩む ②

          とある事情で、息子の今後を左右するような大きな決断をしなけばならなくなった。 期限は二週間。 どうやって決めるのか非常に悩み苦しんだ。 我が家は発達特性の有無に関わらず、息子が2才頃から日々の生活において自己決定を大事にしてきたのだけれど、今回の場合は現在の息子の判断能力を考えると息子に責任を負わせるには荷が重すぎると思い、息子の意思は判断材料にほぼせず、親である私たち夫婦が責任を持って決めることにした。 進展がある度に息子に報告はしたが、息子の意思を確認したのは一度き

          選ぶに悩む ②

          気づけば会話

          極端に発語が乏しかった息子と、 気づけば会話をしていました。 話題はころころ変わってせわしないし、お互い伝わらない言葉がありながらも、ラリーが途切れないことが嬉しくて息子もわたしも夢中で言葉を探し、10分ほど話せました。 ついにこの日が。 目を合わせて話せたことがとても嬉しかったです。 今年の夏、アゲハチョウの幼虫の飼育をきっかけに「成長するかどうかは本人次第であり、そのタイミングは本人さえ分からない。他者がそこには立ち入れないし、立ち入ろうとしてはいけない。」「相手が

          気づけば会話

          発達・小児神経外来 通院記録 9回目 : 基礎が大事と言うけれど

          少し重ための話もしつつ 今回は、 息子の次のステップについて聞くと、 「こうして出来ることが増えたことで、親御さんもお子さんも先へ進みたくなる状況だと思うけど、できるようになったことを不安なく安心して当たり前に出来るように、同じことを繰り返しやってあげましょう。ほら、ジェンガも……。」 と、アドバイスしていただきました。 以前にも似たような助言をいただいており、今回で二度目です。 当時は、こうした基礎固めをする意味について漠然とした理解のまま、先生の言葉をなぞるように生

          発達・小児神経外来 通院記録 9回目 : 基礎が大事と言うけれど

          選ぶに悩む/アゲハの幼虫 我が家のにょきにょきちゃん

          息子にまつわる『選択』にいつも悩みます。 ・子どもの意思がからんだもの ・現状から未来を見据えたもの こうしたものの選択を、息子自身は言葉にならずとも実際どう思い、どう感じ、その選択により将来どうなるのだろうかと、なかなか自分なりの考えがまとまりません。 小さなことだと 例えば、公な写真の使用許可。 息子たちの所属する先々で必ず聞かれます。 我が家の場合、写真が研究材料として使用される以外は基本的に不可で通していました。 長男の幼稚園卒園までは。 現在も写真使用への

          選ぶに悩む/アゲハの幼虫 我が家のにょきにょきちゃん

          【 発達 と 睡眠障がい 】  「おやすみなさい」と言えなくて

          息子は、最近(小学校一年生)まで睡眠に課題がありました。 息子を産むまで、ストレスによる過度な緊張状態や精神疾患を除き、誰でも夜になればその日一日の疲労により、ある程度まとまった時間寝られると思っていました。 しかし、実際はそうではなく、発達障がい(特にADHDとASD)と睡眠障がいは関りが深いそうです。 今日は、困っていた当時に私が知っておきたかった情報が簡潔に解説された本をつい先日見つけたので、ご紹介したいと思います。 ↓ これです 中でも、『睡眠禁止帯』について

          【 発達 と 睡眠障がい 】  「おやすみなさい」と言えなくて

          支援級ひらがな練習帖【 読み 】

          少し前に息子がひらがなをすべて読めるようになりました。 我が子の場合、視空間認知(見たものの全体像を把握する機能)と集中力に課題があったようで、そこを概ねクリアしたことでできるようになりました。 今回はその記録です。 ● 運筆練習期   視空間認知能力のアップと運筆を兼ねて、しばらく下記のワークに取り組んでいました。 間違い探しのルール理解には少し時間が必要でしたが、理解し始めると楽しめるようになり、(眼の)視点が定まらない息子に徐々に変化が見られ、一緒に数秒同じものを見

          支援級ひらがな練習帖【 読み 】

          支援級ストラテジー

          ミーハーなので。 陰山英男氏の『おうち学習戦略』を読んですぐに影響を受け、発達特性のある我が子にも計画性のある子育てをしてみようと思い、考えてみました。 ↓ 主にこんなかんじです。 (実際は、できること・練習が必要なことなど、もう少し具体的に書き出してあります) 全体像を把握できたものの、 量に圧倒されました。 とにかく、量が多い。 息子が日々こんなにも細かなことをその場で説明・指摘され、学んでいたなんて今まで気づきもしませんでした。 息子は真面目で優しいのでよく聞

          支援級ストラテジー

          メインの学習の場はどこか

          支援級在籍の我が子。 学校は学びの場ではなく、 人間関係を学ぶ場だと 割り切るようになりました。 学校と家とを連携させた勉強を模索し、学校と何度か面談を重ねたものの、難航。なかなか上手くいきません。 学校から持ち帰ってくる宿題は、 ひらがなの読み書きがまだなのに漢字の宿題、数のカウントもまだなのに数字の穴埋め。 授業では九九も……!!! とはいえ、転校を考えるほどでもなく。 (勉強面以外の授業は魅力的で楽しそうなものばかり/なにより子どもが楽しく通っているので) あ

          メインの学習の場はどこか

          ヘルプマークの取得

          さきほど、役所の福祉課へ行ってヘルプマークをいただいてきました。 ※配布場所・普及状況は各都道府県市区町村によって異なります 3分もしない間に受け取り完了。 あっさり終わりました。アポ無しです。 アンケートは、年代と状況(障がいの種類)に答えるだけの実に簡単なものでした。 今までヘルプマークの存在を知ってはいたものの、なんとなく必要性を感じずにずるずるとここまできまして……。 ですが、春休み中の公園でのやりとりしかり、最近他者との関わりを求めて積極的に自ら話しかけに

          ヘルプマークの取得

          発達特性あり・息子/私の公園問題

          発達特性のある我が子。 正直、私は息子を公園に連れて行くのが苦手です。 長年、地味にこの問題と格闘しています。 息子はルールの理解が難しく、また、公園で無理に他の子の気を引こうとすることが主な理由です。 教えても教えても、他者がいることで生まれる課題が公園には多すぎて、息子が覚えなければならないことに対し、教える量が追い付きません。 息子は教えられたことの中から法則性・規則性を見出すことが難しいため、課題が生じる度に一つ一つ伝えなければならず、終わりがありません。 そんな

          発達特性あり・息子/私の公園問題

          通常級?それとも支援級?のその後

          発達特性のある息子。 就学前、小学校の所属先を通常級にするか、支援級にするかで非常に悩みました。 しばらく悩んだ末、 支援級を選択。 あの時、支援級を選んでよかったです。 いくつか選んでよかった理由はありますが、ひとつの教室に発達特性のある子が集まることでマイノリティがマジョリティになれたことかなと思います。 その安心感たるや。 安心感の中で、息子が「できない」を日常的に積み重ねることなく、むしろ「できた」をこの一年間積み重ねられたことが支援級にしてよかった最大の理由

          通常級?それとも支援級?のその後

          息子、春の別れ。

          幼稚園でお世話になった先生が 退職される知らせが入りました。 ” お世話になった先生 ” というのは、 一昨年の、息子(長男)にとって幼稚園の最終学年にあたる年に一年間お世話になった担任の先生です。 少し回りくどい表現になりましたが、 というのも、 一昨年息子は、二度目の年中組でした。 ( 年少 → 年中 → 年中 ⇐ ) 先行き不安な中での決断でしたが、いざ始まってみると不安だった気持ちを忘れるほど息子と先生の相性は抜群で、数えきれないほどの思い出と成長がそこにはあり

          息子、春の別れ。