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正しく伝える為には同じ説明を何度もする

2018年10月1日 『西野亮廣エンタメ研究所』の入り口を広げる

台風24号が日本列島を通過しました。
皆様、無事だったでしょうか?私は被災しました。
詳しくは、キングコング西野公式ブログを御覧ください。


さて、本題です。
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『西野亮廣エンタメ研究所』の入り口を広げる━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

現在、1万1000人を突破した『西野亮廣エンタメ研究所』ですが、人数が増えれば増えるほどやれることが増えるので、もちろん引き続き宣伝を続けていくつもりです。

今月から3ヶ月連続でリリースされる書籍は、すべて『西野亮廣エンタメ研究所』にお客さんが流れ込むように設計しているので、(本のヒット具合によりますが)年末までには、あと3000人ぐらい増えると思います。

あの手この手で宣伝している感がありますが、実は、今回の書籍以外の宣伝は、「ブログ一本勝負」で、おそらく90%近い方がブログから入ってきてくださっていると思います。

ブログでの宣伝は引き続きやるとして、さらに加速させる為に、「入り口を広げたいなぁ」と思っている今日この頃。
その一つとして、株式会社ニシノコンサル(AbemaTV)とのコラボは大きいような気がしています。

あと、今朝の(サロンメンバーの)インタビューを見て、『西野亮廣エンタメ研究所』の話題なのに、僕がその場にいないのはメチャクチャいいなぁと思いまして…
そういえばそういえば、以前、僕の担当編集者の袖山さんが、幻冬舎の見城さんと僕の間に挟まれる苦労を語っていた『調整のファンファーレ』がメチャクチャ面白かったのです。

そこで、
いつも完全に僕に振り回されて、いい感じに僕をディスってくれる田村Pが「今週はエンタメ研究所で、西野のバカがこんなことを言い出しまして…」とインタビュー形式で、答えていくサイトを作っちゃうのはどうかなぁ?と思ったのですが、どうですかね?
過去のアーカイブもまとめて読めるやつ。

ターゲットは、今週の復習をしたいサロンメンバーと、『西野亮廣エンタメ研究所』に興味がない人達です。
なので、サイトの名前は、もしかすると『西野亮廣エンタメ研究所』はいれない方がいいかもしれません。

別の理由でサイトを覗いてもらって、「なるほど。これらは『西野亮廣エンタメ研究所』でおこなわれていることなんだ」となった方が得策かと。
サイト名は『今週のキンコン西野』ぐらいで、いいのかも。
僕に対する愚痴がひたすら展開されているサイトです。

FacebookのDM対談にしてしまえば、それほど時間が奪われることもなさそうです。
(となると、田村さんのアイコンが欲しいな。けんすうサンみたいなアイコン)
「作っちゃうのはどうっすかね?」とか訊いときいといて申し訳ないですが、この文章を書いているウチに、もう作ることは決定しました。

【業務連絡】
田村さん、とっととチームを組んで、サイトの制作をスタートさせてください。早くしてください。お願い致します。





2018年10月2日 赤坂の一等地を何に使う?

仕事を丸ごとサボる為に来月の頭あたりにアラブに逃げるので、最近、そこそこ働いている西野です。

ここ2日の経過報告です。
①『株式会社ニシノコンサル』から飛び出してきた日比谷花壇のWebサービスの件は、エンジニア部の入江さんから「自分達の宣伝になるし、無料で作りますよ」と手が挙がりましたので、さっそく進めたいと思います。
それにしても、入江さん。神かよ!

②昨日、投稿した「入会に繋がるWebページ(西野をディスるサイト)」の件は、田村Pに丸投げして、もう制作が進んでいます。『月刊エンタメ研究所』と業務がかぶると思うので、『月刊エンタメ研究所』を『今週のキンコン西野(仮)』に名義変更して、交通整理していただけると助かります。
さて、本題。

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赤坂の一等地を何に使う?
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先日、スナック『Candy』で、エイブルの会長さんと呑んでいた時に、「ウチのビルの地下のスペース(12m×9m)が空いているんです。
何に使ったらいいですかね?」と相談されたので、「分からないですが、とりあえず、僕にください」と言ってみたら、貰えました。
超ラッキーです。

会長さん的には「スナック『Candy』赤坂店」をやりたそうな雰囲気でした。
勿論、それもいいと思います。
ていうか、それが一番ベターな気もします。

一方で、12m×9mという長方形を、もっとイイ形で使えないかなぁと思いまして、今回は、その相談です。
会議室(ダンススタジオ)は五反田に作るので(12月完成予定)、それ以外の何か。

条件は、この二つ。
①エイブルさんにメリットがあること。
②エンタメ研究所にメリットがあること。

こういうのは、被災地のボランティア問題と似ていて、①をすることで(エイブルさんを応援することで)、②がないと(エンタメ研究所にもメリットがないと)、必ず途中で応援が途絶えてしまうので、①と②は両方必須ですね。

今日、詳しく聞いておきますが、まぁ、エイブルさんのメリットは、「その場所が賑わっていること」と「エイブルって面白いことしてるなぁ」ということだと思います。

12m×9mの空間(@赤坂)の面白い使い方、何かありますかね?コミュニケーションが生まれる空間にしたいな。




2018年10月3日 ボクらの言葉は相手の都合に翻訳される

おはようございます。
毎日スケジュールが埋まっているので、忙しく働いているものだとばかり思っていたら、ほとんど飲み会だったことが発覚した西野です。

今朝は、一昨日の書店員さん飲み会(@長野)の中で、『非常に興味深い&僕たちが気をつけなければならないこと』を見つけたので、サロンメンバーの皆さんに共有しておきます。

(書店員飲み会の様子はコチラ↓)


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ボクらの言葉は相手の都合に翻訳される━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

長野での書店員飲み会は、「膝を付き合わせて呑みましょうよ」というキングコング西野ごときの投げ掛けに応えてくださる書店員さん達なので、そりゃあ、話の分かる人達ばかり。
出版に関する議論は、最初から最後まで、ずっと楽しかったです。

その中にいらっしゃった一番年輩のNさん(メチャクチャ素敵な人)と、『図書館に新刊が大量に置かれてしまうから、新刊が売れない問題』の話になったんです。

この問題に対して意見を求められ、こんなやりとりになりました。
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【西野】「新刊が図書館で読まれてしまうと、新刊の売り上げが落ちるんですか?」

【Nさん】「本の種類にもよると思います。『家に置いておきたい』と思う本であれば別日に買ってもらえるかもしれませんが、消耗系(コミック等)だと、情報を飲み込んだ時点で目的が達成されてしまうので」

【西野】「そこまで答えが出てるんだったら、消耗系(コミック等)は、本の売り上げでマネタイズするのではなくて、お金の落としどころ(落とさせどころ)を別に設けたらよくないですか?」

【Nさん】「どういう意味ですか?」

【西野】「たとえば、消耗系の本の最後に作家のオンラインサロン(ファンクラブでもイイ)の宣伝を入れておいて、無料で本を読んだうちの100人に一人でもオンラインサロンに入って、ダイレクト課金してもらえれば、そしてその課金を書店さんと出版社と作家で分配するシステムさえ作ってしまえば、図書館で無料で本を読んでもらうことがプラスにしかならなくないですか?」

【Nさん】「『紙の本は売らない』ということですか?」

【西野】「はい、そうです。厳密に言うと、『紙の本の売り上げに収益の軸足を置かずに、紙の本が無料で出回れば出回るほど、出版業界が得をするように、お金の落としどころを別に作ればいい』ですね」

【Nさん】「でも、紙の本には、紙の本の良さがあると思うんです」

【西野】「へ?」

【Nさん】「匂いだったり、前に読んだ人がつけちゃった指紋だったり、キズだったり…」

【西野】「???」

【Nさん】「そういう体験って、電子(書籍)じゃできないじゃないですか?」

【西野】「あ、いや。『紙の本を作らない』と言っているわけではなくて、『これまでどおり紙の本は作って、紙の本は読んでもらうんだけど、紙の本の売り上げで出版業界に携わる人間が食っていくのではなくて、紙の本が無料で出回ることで、お金が落ちるように設計してみては?』という話っす」

【Nさん】「それは、すごく分かるのですが、やっぱり紙の本で育った私としては、少し受け入れがたく…」

【西野】「えっと…そうですね……たとえば、図書館が充実すると図書館に足を運ぶ人が増えるわけじゃないですか?」

【Nさん】「増えてしまいますね」

【西野】「そこで、『これは家に置いておきたいな』と思ってもらった本は本屋さんで買われるわけじゃないですか? 」

【Nさん】「はい」

【西野】「そして、消耗系の本に関しては、図書館で読まれてしまうと、本屋さんや出版社や作家にお金が落ちなくなる」

【Nさん】「はい!それです!」

【西野】「ですよね。なので、消耗系の本に関しては『本の売り上げ』でマネタイズするのではなくて、出版社や本屋さんや作家にダイレクト課金をしてもらう為の《チラシ》として機能させてしまえば、図書館に足を運ぶ人が増えれば増えるほど、出版に携わる人間全員が助かりませんか?」

【Nさん】「いや、西野さん。消耗系の本とはいえ、やっぱり紙の本には紙の本の魅力がありまして…」

【西野】「………」

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こんな感じで、まったく噛み合わないんです。
ここでの問題は、「紙の本は無料で読んでもらって、マネタイズのポイントを『本の売り上げ』ではなく『(たとえば)オンラインサロンの売り上げ』にしてみては?」という提案か、「紙の本なんて要らねーんだよ」に“翻訳されてしまう”ということですね。

『敵意帰属バイアス』に近いのかもしれないですね。

きっとこれ、今回に限った話じゃなくて、ボクや皆さんが喋っていることは、同じ日本語なのに、メチャクチャ翻訳されてしまっている場合がある、ということを自覚しておいた方がいいかもしれません。

ポイントは、僕に対して興味を持ってくださっていた【Nさん】ですら、です。
自分に対して何の興味もない、むしろ「ちょっとキライ」ぐらいの人には、全然違う日本語が伝わっている可能性が高いですね。
『炎上』の原因は、このあたりでしょう。

では、正しく伝える為にはどうすればいいのでしょうか?
僕的には答えは一つしかないと思っていて、それは、『内容を理解している身内が「まだ、その話をしてるのかよ」と呆れるぐらい、同じ説明を何度もする』だと思います。

昨日の講演会では「クラウドファンディングというものがありまして…」という話をしました。
かれこれ6年ぐらいしています(*^^*)
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