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『弱者の戦い方』

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2020年10月10日 「どこに兵を配置すれば、牙城を崩せるか?」を考える。

おはようございます。
ウチのスタッフの山口トンボが凄いブスのくせに結婚できたことは、コロナ禍における希望だなぁと思っているキングコング西野です。
#ブスでも見れる夢がある
#ブス夢
#ブス夢2020

さて。
今日は『ランチェスター戦略で牙城を崩す』というテーマでお話ししたいと思います。
今日の記事が、中小企業のリーダーや、まだまだ発信力が弱い人の参考&励みになると嬉しいです。

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▼ 本題に入る前に……
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本題に入る前に、伝えておきたい気持ちがあります。
今年は、新型コロナウイルスが世界を襲い、多くの人が絶望し、涙を流しました。

今年の春の時点で、スタッフさんの方から「映画『えんとつ町のプペル』の公開を来年に延期する」という選択肢もいただいたのですが……
僕のこれまでの人生で、世界から夢や希望がこんなにも無くなってしまった年は初めてです。

こんな世界になってしまったからこそ、挑戦する人のコンパスが必要で、応援歌が必要だと思い、様々なリスクは承知の上で、『えんとつ町のプペル』の公開を今年に決めさせていただきました。

「あの…ついでと言っちゃナンですが……今年一番強い映画の真裏がいいっす」というリクエスト付きで(笑)
#打倒ポケモン
#バカなのか

また、あらためてお話ししますが、今、毎日、サロンメンバーさんの事業をはじめ、芸人仲間や友達といったいろんな方からの相談を受けていて、本当に今、みんなメチャクチャ大変なんですね。
そんな中、昨夜、「世界はこんなになっちゃって、もう何回も泣いたけど、そんな中、問答無用で突っ込んでいく西野がいて、そんなオマエを見ていたら、『まだ、やれることがあるんじゃないか?』と思えてきて…今日もなんとか踏ん張れているよ。ありがとう」と御礼を言われて、2020年公開の判断は間違っていなかったと確信しました。

表現者のコンテンツは、「作品」だけではありません。
その時代をどう生きたか?という「生き様(姿勢)」もコンテンツに含まれます。
僕は表現者なので、コケたら全てが終わってしまう一世一代の大勝負である映画『えんとつ町のプペル』の公開年なんて、世界中が希望を失った「2020年」の一択です。

この絶望の年に、「やればできる」というところをお見せして、多くの挑戦者の活力に繋げます。
負けないぞ、僕は。
前置きが長くなりましたが、そんなこんなで本題です。

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▼ 己の武器を知り、正しく使う
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弱者が強者に勝つ為には押さえておかなきゃいけないポイントがいくつかあります。
とりわけ、「兵力」と「武器」には目を光らせておかねばなりません。

当たり前の話ですが、弱者が強者と同じ武器を使って戦ってしまうと、兵力の差で負けてしまいます。
たとえば、地域密着型の店が、コロナに襲われて慌ててオンライン化したところで、すでにオンラインで面を取っていた(幅を利かせていた)強者の餌食になるだけです。

地域密着型の店の武器は「土地」であり、「地元民との繋がり」であるので、コロナ禍を乗り切るにしても、ここを活かす形でアップデートしなければなりません。

そんなこんなで、映画『えんとつ町のプペル』です。
近年、日本映画(メジャー作品)は「大ヒット漫画の映画化」「大ヒットアニメの映画化」「大ヒットドラマの映画化」「超人気俳優のキャスティングが決まっている」ぐらいしか、基本的には企画が通りません。

そんな中、「絵本の映画化」なんて弱小もいいところで(よく、こんな企画が通ったな)、吹けばイチコロで飛んでしまいます。
ガップリ四つで、まともに戦うと負けることは決まっているので、僕らは『弱者の戦い方』をしなければなりません。

今回の場合、強者が持っていなくて、弱者の僕らが持っている武器は、これまで地道に築き上げてきた人との繋がり『コミュニティー』です。
強者には「○○×コミュニティー」という手は打てないので、まずは、ここを前面に押し出していく。

今、いろんな方が、映画『えんとつ町のプペル』のポスターを、会社や店や学校に貼ってくだかっていますが(※本当にありがとう。僕、泣いちゃう!)、これなんてまさに『コミュニティー』を持っていないと打てない手です。
そして、それをやる為には、そもそも『コミュニティー』が機能するように設計しておく必要がある。

つまり、ポスターデータのダウンロードを自由(無料)にしておかないと、せっかく「ポスターを貼ってくれるコミュニティー」があるのに、その武器を活かせない。
『弱者の戦い方』をするには、その下地作りが必要で、この場合の僕の仕事は「関係者と話し合って、ポスターデータのダウンロードを自由(無料)にする」です。

弱い僕らの武器である『コミュニティー』を活かす為に、同様の下地作りを他にもたくさんしています。
#また追々お話ししますね

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▼ 一点突破
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僕は「ポケモンの方がファンが多いので、ポケモンには勝てない」とは微塵も思っておりません。

「まともにやると勝てない」だけの話で、勝ち方はあります。
まずは「兵力では負けている」ということを認める。
その上で、「どこに兵を配置すれば、牙城を崩せるか?」を考える。
僕の中では、もう狙いは定まっています。

映画『えんとつ町のプペル』の公開初日の、「2020年12月25日」です。
公開初日の動員数で結果が出れば、「この作品は売れる」となる。
売れるものを売った方が効率が良いので、サービス提供者(※この場合だと映画館関係者)は、売れる作品をプッシュします。
なので、「観客動員数の後半の伸び」なんて一切無視して(※それは初戦で勝利してからでいい)、まずは公開初日に一点集中。

というわけで、これから映画公開まで各県人会で「『えんとつ町のプペル』の初日に行くキャンペーン」を仕掛けていきたいと思いますので、何卒、ご協力ください。
ちなみに、昨日、田村Pには「12月25日は大阪に飛んで、サロンメンバー皆と一緒に映画館に行ってください」とお願いしました。
#若手スタッフの皆様も全国に散ってくださいませ

まずは一点突破。
12月25日のスケジュールを空けておいてね!
こんな感じで、弱者の戦い方を逐一皆さんと共有しながら進んでいきたいと思います。
現場からは以上でーす!

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この記事は1年経過したのでサロンメンバーに公開許可された投稿です。
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