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『可処分時間の奪い合い』

 2018年8月16日 
【物語を手放すな】

エンタメは「いかにお客さんの時間を奪うか?」という競争です(ほとんどのビジネスがそうだけど)。

いわゆる『可処分時間の奪い合い』というやつですね。

人数×コミット時間で、総合計で「10分奪ったヤツよりも、10億時間奪ったヤツが勝ち」という超絶シンプルなルールです。
より多くの時間を奪う為に最も重要なのが『物語』だと僕は考えます。

売れているタレントさんには、現在進行形の『物語』がありません。

これだと、自分が発信している時間しか、お客さんは自分に時間を使っていないので、24時間365日の限界(上限)がどこかで来てしまいます。

一方で売れている途中のタレントさんには『物語』があります。

「応援シロ」と表現してもいいかもしれません。

タレントが発信していない時間帯も、ファンはタレントのことを想い、時にはファンミーティングを開催し、「もっと、こうしたらいいんじゃないか?」「今度、あの番組に出るらしいけど、上手くいくかなぁ?」と議論し、タレントに時間を費やします。

売れている途中のタレントには、その時々でクリアしなければいけない難関があるので、自然と『物語』が発生します。

自然と発生したものなので、ほとんどのタレントはそこに自覚をもっていないので、『物語』の重要性に気づかないまま売れて、『物語』を持たない身体になり、他人の時間を奪いにくい身体になっても、まだ気づきません。

その結果、待っているのは「露出し続けなきゃ食っていけない」という『露出の奴隷』です。

大切なのは、「露出し続けなきゃいけない」ことではなくて、「お客さんの時間を少しでも長い時間奪うこと」で、その為には自分に『物語』を作り続けて、自分のことを語ってくれる「スピーカー」を増やすことが大切だと思います。

売れているタレントほど気をつけなきゃいけない部分です。

SHOWROOMの前田さんは、これを『可処分精神の奪い合い』と表現されていました。

なるほどなぁ。


2018年8月16日 練習、マジでメチャクチャ頑張ってる!

8月30日の『おとぎ町の素敵な音楽会』(@東京キネマ倶楽部)に向けて猛特訓。

ついに親指の皮が破れちゃいました。

親指、超痛いっす!

SHOWROOMの前田さんや、幻冬舎の舘野さんや、ウチの須藤マネージャーやらが出演する中、僕は『西野亮廣エンタメ研究所』の「中肉中背&ダンス音痴チーム」でステージに立ちます。

全員、ダンス素人ですが、メチャクチャ練習しています。

中には有休をとって、ダンスレッスンに励むメンバーも。

今日も明日朝10時から~16時まで猛特訓。
振り付けは身体に入りました(一生懸命やったから珍しく眠い&お腹すいた)。

サロンメンバーは絶対に応援に来てください。

そして、この記事のコメント欄で、今回のステージに出演する中肉中背ダンスメンバーが顔写真付きで自己紹介をするので、『推しメンバー』契約をしてください。

(要は、嘘でいいので、メンバーをのせる為に、メンバーの偽ファンになってください。偽ファンが一人に集中しないように工夫して)

僕らも(お金を払って)ステージでダンサーを演じるので、そちらも(お金を払って)ファンを演じてください。

出演後は僕は客席で呑んでますので、8月30日は『西野亮廣エンタメ研究所』のオフ会(交流会)みたいなノリに持っていけると嬉しいです。


【追伸】

練習、マジでメチャクチャ頑張ってる!

今日の動画、貼っとくね!

ちょっと踊れるようになったよ。

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2018年8月18日 【出版業界をジャックする】

昨日(だっけな?)の『物語を作る』話と通じるのですが、出版業界(出版社)もまた“自社の作品の売上だけに目を向けて、物語を作ることをサボっている”と思います。

「読者に向けて発信している時間帯しか、読者は出版社にコミットしていない」という状態です。
つまり、阪神ファンが集う居酒屋のように「クリーンナップを任せるのは○○の方がいいよなぁ~」みたいな時間を“出版業界は”生めていません。

原因は単純明快「『面白いこと』をやっていないから」だと思います。

無料公開にしても、先日のサンクチュアリ出版の『しるし書店』的な企画も(応援してますよ)、本当は、出版社が最初にやって、
「幻冬舎、オモロイことを仕掛けてきたなぁ」
「徳間書店、攻めてきたなぁ」
「最近のKADOKAWA、アツい!」
となるべきで、保険がかかりまくっている状態(例=無料公開に効果があると全員が分かっている状態)で企画を打ち出しても、売上が少し伸びるだけで、ファンは生まれません。

「ファンを作らずに運転しているから、常に発信し続けなきゃいけなくて、コスパが悪すぎる」というのが、今の出版業界や出版社が抱えている課題だと思います。

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面白いことを仕掛けよう

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あいにく、出版社で働いている人や、書店で働いている人が僕の呑み友達に多いので、この現状を見捨てるわけにはいきません。

「出版業界って、なんか最近面白いよね」というところに持っていこうと思います。

そこで……
10月に、堀江貴文さんとの共著が『徳間書店』さんから出して、
11月に、僕のビジネス書を『KADOKAWA』さんから出して、
12月に、絵本【ほんやのポンチョ】を『幻冬舎』さんから出します。

3ヶ月連続で、3社から新刊をリリースして、この3社を組ませようと思います。

具体的にいうと、徳間書店の新刊で、KADOKAWAと幻冬舎の新刊を宣伝して、KADOKAWAの新刊で、徳間書店と幻冬舎の新刊を宣伝して……
という状態ですね。

広告を打ち出す時も、可能なかぎり3社の名前と、作品を同時に並べる。
『薩長同盟』みたいなノリっす。

大切なのは、「ニュースを出すことではなくて、ニュースになること」なので、ニュースになりにいきます。


オンラインサロンメンバーで、宣伝会議のイベントやりたいっすね。
ちなみに、11月に出すビジネス書の新刊の初版は『10万部』です。
年末にかけて騒がしくなるので、お付き合いください。

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これは投稿から1年が経過した記事です。

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普通に生活費のかかる個人ですから。お金をいただけるのは嬉しいことです。 ありがとうございます。先にお礼を言ってしまいました。返礼の法則って知ってますか?さあ