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その直営業(闇営業)がコンプライアンスに引っ掛かる場合があるわけじゃない?

2018年6月28日 面白いデータがありまして

以前、通常版(2000円)の『えんとつ町のプペル』と、ボッタクリ版(2500円)の『えんとつ町のプペル』を、並べて売ってみたんです。
もちろん内容は同じ。

一つだけ違うところは、2500円のボッタクリ版は、「ボッタくった分『500円』をプールしていって、プールした分で『えんとつ町のプペル』を買って、海外の子供にプレゼントします」としたのね。

そしたら、2500円のボッタクリ版の『えんとつ町のプペル』の方が売れた。
ここから読み取れるのは、僕らが買い物をする時は、「安い方」を選んでいるわけではなくて、「買う理由が高い方」を選んでいるということ。

「自分のプレゼントで誰かを幸せにできる」というのは、買う理由として、かなり高いということが分かった。

その話をマネージャーの須藤くんにしたところ、
「西野さんのオンラインサロンをプレゼントしたい人って、いるんじゃないですか? たとえば、まだクレジットカードが作れない自分の子供とかに」
と言われた。

なるほど。
オンラインサロンのプレゼントかぁ。

実際にやるとなると、いくつか整理しなくちゃいけないことがあるので、まずは、そもそもそんな需要があるかどうかが知りたいな。

ご意見をお聞かせください。

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2018年6月29日 【思いついた!】

10月31日~11月5日まで、渋谷ヒカリエ8階にある『CUBE』というギャラリーをお借りすることになったのね。

ここを、このオンラインサロンのメンバーの交流の場として使いたいと思っていたんだけれど、何をすればいいのやら?

『えんとつ町のプペル 光る絵本展』は他所でもやっているので、わざわざ今回やる必要もないだろう、と。
とは言うものの、他に何があるんだろう?

そこで、昨夜、サロン限定で動画配信をして(すでに削除済み)、皆様からアイデアを募集したところ、「完成品を展示するのではなく、期間中に何かを作りたい」という声がチラホラ。

ライブペインティングのノリだよね。日頃より「作る過程に価値がある」と言っている僕は、もちろん大賛成。

とは言うものの『全員で絵を描く』となると、コミュニティーの自己満足的な作品(クオリティーは期待できない)ができあがってしまって、その作品は他所で通用しない。

そこで、思いついたのが『シャドーボックス』。
絵を切り貼りして、何枚も重ね合わせて、超アナログで3Dを表現するアレ。

アレだと、そもそもの素材(絵)に力があれば、部外者も唸らせることができる。

そこで!
「『えんとつ町のプペル美術館』に展示する超巨大シャドーボックス(縦2メートル×横4メートル)を作っているところ」を展示する個展にするのは、どうだろう?

つまり、作業スタッフも展示品。
もちろん作業着はインスタ映えする衣装で揃える。
一般のお客さんはギャラリーの窓の外から、作業風景を撮る。可能であれば、ギャラリーの窓を『額縁』みたいに加工できれば「巨大シャドーボックスを作る人」という作品として成立する。

次々回作『チックタック ~約束の時計台~』の最後のページのシャドーボックスをオンラインサロンメンバーと作る。

もろもろ業者に発注しなきゃいけないことがあると思うが、業者も出来る限りオンラインサロンの中で探して、サロンメンバーに仕事(お金)を落とす。

たぶん、作業場の後ろの壁とかも、見栄えするようにした方がいいんだろうな。
鏡の壁にしたら、窓の外から写真を撮っている人達も作品の一部になるから、面白いのかな。
とりあえず会場の下見に行ってきます。
様子を見て、進捗状況を共有するねー。

4メートルとかになってくると『紙』じゃ耐えられないと思うんだけど、何がいいんだろ?

#そういえば4メートルのシャドーボックスなんて作ったことがなかった
#ていうかシャドーボックスなんて作ったことがない
#最後は額縁の裏に皆の名前を入れたい

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2018年6月30日 《6月30日のアップデート報告》

①『しるし書店』の「トークルーム」を削除しました。
②『レターポット』が「Twitterログイン」できるようになりました。
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サロンメンバーのエンジニアさんをスカウトして、いくつかのWebサービスを開発&運営しております。

『しるし書店』は「赤字だ、赤字だ!」と言いつつも、手をかければかけるほど分かりやすくユーザーが増えるので、もしかすると今が一番楽しい時期なのかもしれません。

軌道にのったら、誰か(ガッツのある人)にあげようと思います。
『レターポット』は開始当初からジワジワとずっと黒字を出していて、ジワジワとずっとユーザーが増えているので、このまま目立たぬように流行らぬように虎視眈々と「モノで溢れた時代の贈り物の定番」ポジションを狙おうと思います。

こちらは誰かにあげるも何も、「ヤン君」を中心にしたチームが全部やってくれています(*^^*)
今、開発しているサービスは…
①オンラインギャラリー『プペル』
②クラウドファンディング『SILKHAT(シルクハット)』
の二つです。
このうち今日は、②『SILKHAT』に関するお話と、ご相談です。

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『SILKHAT(シルクハット)』は吉本発のクラウドファンディングサービスです。
僕自身、クラウドファンディングをよくやるのですが、これまで、その手数料が外部の会社に落ちていました。合計するとウン千万円ほど。

よくよく考えると、僕(日本を代表するトラブルメーカー)の尻拭いをしてくれているのは、いつも吉本興業で、吉本社員の皆さんや芸人仲間には、単純にメチャクチャお世話になっているので、毎度尻を拭ってもらっている分くらいは還元しないと気持ちが悪いので、僕個人の活動で発生するお金(手数料)が吉本興業に落ちるようにしようと思ったのが『SILKHAT』を立ち上げようと思ったキッカケです。

あとは、芸人の直営業(闇営業)問題ですね。

【直営業を取り締まるのではなく、利用する】

地方の芸人にありがちなのですが、事務所を通さず、知り合いの社長から「お小遣い」を貰って“場”を盛り上げる直営業。

つまるところ、それって、生活に困ってやっているわけじゃないですか?事務所を通すと「お小遣い」が大幅に抜かれてしまうから、事務所にバレないようにコソコソと。

SNS時代では、事務所も直営業を取り締まれない。
(だって、僕でもFacebookのDMで仕事の依頼が直接来ちゃうもん)

でも、その直営業(闇営業)がコンプライアンスに引っ掛かる場合があるわけじゃない?「そこと絡んじゃダメだよ」という。
もし変な感じでニュースに出ちゃった時に、「吉本芸人の~」と、なってしまう。

吉本は芸人が6000人もいるので、そうなるリスクが高い。高すぎる。
であればさ……

事務所に直営業の内容の申請を出して、オンライン上の直営業(クラウドファンディングの『リターン』で講演会など)をオッケーにするプラットフォームを作ってしまって、
「そのかわり、プラットフォームの手数料を12%だけちょうだい」
としてしまったら、事務所もコンプライアンス問題にビクビクしなくて済むし、芸人も
「12%を払うだけで、公に仕事を募れるのであればいいか!」
となる。

「事務所がとってきた仕事(広告費メイン)は、これまでどおり事務所の取り分が大きく、芸人が自分でとってきた仕事(ダイレクト課金メイン)は、事務所に少しだけ手数料を払って、仕事を自分でとってきた本人に多くが支払われる」として、吉本興業を半分だけ「プラットフォーム化」してしまった方が、吉本興業の売上に繋がると思いました。

吉本興業がイケてるプラットフォームを作ってくれれば、少なくとも僕はそのプラットフォームを利用します。
プラットフォームの開発費ぐらいは、僕一人の手数料で回収します。

【SILKHATの利用者は芸人だけでいいのか?】

本題はコチラです。
ギャグでWebサービスをポコポコ立ち上げていると見えてくることがあります。
それは、
「初期ユーザーのリテラシーが高すぎると、サービスは廃退する」
ということです。

たとえば、SHOWROOMが『トップモデル』だけを配信者に揃えていたら、一般人は「さすがに私なんかが配信するわけには……」という自主規制をかけてしまって、参加しなくなるでしょう。
前田さんがSHOWROOMのサービスをプレゼンする時は決まって、素人の配信者を例に出します。

つまるところ、「あなたも参加していいんですよ」ですね。
『SILKHAT(シルクハット)』も同じです。

立ち上げ時に、発信力のある人だけをトップページに並べてしまうと、「参加しちゃいけない雰囲気」になって、発信力のない人の参加が見込めません。

僕が『SILKHAT』で資金調達に成功しても、「それはキングコング西野だから」で片付けられてしまいます。
『SILKHAT』がやらなければいけないことは、「何者でもない素人の成功者」を生むことだと思います。

ただ、サービス立ち上げ時に割けるスタッフの人数も限られています。
素人の企画を広く募集してしまうと、企画の審査だけに追われてしまい、運営がおざなりになってしまいます。

【クラウドファンディングをやろうと思っている人、いる?】


そこで、このオンラインサロンの中で、『SILKHAT』の立ち上げ時にトップページに並ぶ企画の審査をしようと思います。

企画を出したい方は、この記事のコメント欄に、ご自身が挑戦される企画のイメージ画像と企画の概要を“簡潔に!”書いてください。
(※くれぐれも画像と企画概要は一つのコメント欄におさめてください。あと、長文の時点でNGとさせていただきますので、無駄な文章は徹底的に排除してください)

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①イメージ画像
②企画タイトル『◯◯したい!』
③目標金額『◯◯円』
④企画概要(マジで簡潔に!)
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①~④を必ず記入してください。
メチャクチャいい企画があれば、僕が吉本まで持っていきます。

当然ですが、『SILKHAT』で立ち上がった(初期の)企画は、僕が全力でバックアップします。

というわけで、クラウドファンディングの企画募集でーす!

入会リンク

これは投稿から1年が経過した記事です。
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普通に生活費のかかる個人ですから。お金をいただけるのは嬉しいことです。 ありがとうございます。先にお礼を言ってしまいました。返礼の法則って知ってますか?さあ