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『プラットフォーム』と『メッセージ』の2つ

2018年7月14日 【アイデアメモ】

8月1日の『サーカス!』(2000席・完売御礼)の会場は『夜の森の学校』がテーマ。
開場時に後ろの巨大スクリーンには、『チックタック ~約束の時計台~』の動画を流す。開場時に流れる音も『夜の森』

【課題】
ステージ上には照明でホタルを飛ばすんだけれど、できれば、客席にもたくさんのホタルを飛ばしたい。

【解決策】
開場時の照明を真っ暗にして、(あえて)座席番号が見えにくいようにして、各自持っているスマホのライトで探してもらう。

座席を探すライトの光が『ホタル』に見えて、写真映えすると思う。

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2018年7月15日 「発行部数のわりに売れている作品」

『えんとつ町のプペル』の重版(31刷)が決定しました。
発行部数は35万部くらい(海外分が含まれると、もうチョイいってます)。

発行部数だけを見ると、『えんとつ町のプペル』より売れている本は他にたくさんあります。
「35万部」は、それほど大きな数字ではありません。

ところが…
映画が作られたり、一般の方が各地で絵本展を開催したり、ARが作られたり、カレンダーやパズルが作られたり、今は『えんとつ町のプペル』の“プラネタリウム”と“VR”の話が当時に舞い込んでいます。

『えんとつ町のプペル』には明らかに「数値化されていないエネルギーが宿っていて」、その正体は、『プラットフォーム』と『メッセージ』の2つだと僕は考えます。

【プラットフォーム】

①町に個性があるので、「世界を拡張する」や「世界の中に入る」といったことを目的とした、ARやVRの『テクノロジー系』との相性がとても良かった。

②『星を見る』がテーマになっているので、プラネタリウムや天体イベントと絡めやすい。

③主人公が『ゴミ(人間)』と『(煙突)掃除屋』なので、ゴミ拾い系のイベントと絡めやすい。

④描き込み量が多く、各ページが『一枚絵』として成立しているので、『個展』や『美術館』が成立する。

……つまるところ、「『○○×えんとつ町のプペル』が考えやすい」ということです。

「作品の認知度が高ければプラットフォームになれる」という、そんな単純な話でもなくて、たとえば又吉君(大好きです)の『火花』で、『火花AR』は少し考えにくい。
『火花カレンダー』や『火花パズル』といったグッズ展開も厳しい。
『スヌーピー』や『キキララ』もキャラクターの認知度は高いですが、「彼らの世界の中に入りたい」と思う人はほとんどいないので、『スヌーピーVR』や『キキララVR』はありえない。

『キキララ』のプラネタリウムや天体イベントは考えられそうですが……まさにそこが、次の話です。

【メッセージ】

テクノロジーを身につけて世にうって出る人や、イベントを仕掛けようとする人や、新しい価値観を提供しようとする人は、往々にして『村八分』に遭っています。

日頃、夢を語れば笑われて、行動すれば叩かれる『えんとつ町』のような場所で戦っていて、プペルやルビッチのような生き方を地で行っているので、プペルやルビッチの“一挙手一投足”に共感できる部分が多い。

自分が伝えたいメッセージと、『えんとつ町のプペル』のメッセージが重なっているので、『えんとつ町のプペル』を絡めることで、自分のメッセージを届けることができる。

「メッセージが重なっている」というところがポイントで、たとえば、『ほんやのポンチョ光る絵本展』を開催したい人を募集しても、そんなに手が挙がらないと思います。

「絵のクオリティー」でいえば、断然『ほんやのポンチョ』の方が上なのですが、『ほんやのポンチョ 光る絵本展』を開催しても、主催者が届けたいメッセージを届けることはできません。

もっと言うと、主催者が主役になることができません。

「『キキララ』のプラネタリウムを企画しても、主役は『キキララ』で、主催者の気持ちがスッキリすることはない」ということですね。

……『プラットフォーム』と『メッセージ』、この二つは「発行部数」や「認知度」では語れない領域で、作品を横展開していく時に極めて重要な力だと僕は考えます。

「発行部数のわりに売れている作品」や「発行部数のわりに売れていない作品」の背景には、そういった事情があることを知ると、作品の見方に深みが出るかもしれません(*^^*)

夜分、失礼しました。

【追伸】
そんなこと言いつつ、『えんとつ町のプペル』は絶対に100万部売ります。

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①『えんとつ町のプペルVR』のテスト画面を観ている僕。
このVRは結構感動した。あとは音楽だな。
映画『えんとつ町のプペル』の音楽を共有したい。

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② 現在制作中の絵本『ほんやのポンチョ』。
先日完成した背景(看板の文字は後で入れます)に、キャラクターを(仮)で、のせてみた。
このテイストで、プペル版の『ウォーリーをさがせ』を作る。

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③ 深夜2時半。夜空に、火星を見つけた。大きいな。


2018年7月16日 共有しておきます

次々回作の絵本『チックタック ~約束の時計台~』の背景をサロンメンバーの皆様に共有しておきます。
ブッちぎります。

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普通に生活費のかかる個人ですから。お金をいただけるのは嬉しいことです。 ありがとうございます。先にお礼を言ってしまいました。返礼の法則って知ってますか?さあ