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災害支援関係

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初めての災害支援に大切な3つのこと

初めての災害支援に大切な3つのこと

①現地支援同様に後方支援(≒ロジ)も精神的な負担は大きい
②支援の成果を比べない
③自治体職員自身も被災者である

災害支援の専門的なトレーニングを受けている方は不要の情報ですのでスルーして下さい。こちらは、主に民間組織での災害支援を行う方向けの情報です。

初めに、お前は何者と思う方へ簡単に自己紹介をさせて頂きます。
私自身は、東日本大震災で初めてボランティア活動を行いました。その後、リハビリテ

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「新しい東北」先導モデル事業選定 「被災者を最後のおひとりまで支える次世代型地域包括ケアの推進」とは何だったのだろうか?

地域包括ケアを一言で言えば「住み慣れた地域で安心して一人一人が最後まで生きることができる社会」
それを実現する仕組みが「地域包括ケア」

これが、現時点で僕自身が納得できる意味。

石巻で言えば、雄勝、牡鹿、北上の人も一人一人が
安心して最後まで生きられる地域であるために、必要な手段が
「地域包括ケア」。

それは、高齢者だけに留まらず、子供も子育て世代も、不登校の学生も
働く世代も高齢者も、一人

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医療機関にマスクや消毒薬を!!

医療機関にマスクや消毒薬を!!

まず、この動画を見て下さい。

もし、マスクやアルコールに余裕がある方は、近くの医療機関に寄付をお願いします。

医療機関にマスクが無くなると、医療者が感染リスクが高まります。
やがて感染します。
医療機能がストップします。
地域住民の診察がストップします。
既に病気を持っている人が悪化します。
本当に困った時に医療を受けられません。
新型コロナウイルスの感染者を支える医療機能が崩壊し、地域に感染

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介護、福祉関係の動向とこれから〜新型コロナウイルス関係第3報〜(2020_3_6_11:00)

介護、福祉関係の動向とこれから〜新型コロナウイルス関係第3報〜(2020_3_6_11:00)

厚労省、DMATや感染症のプロの方、そして自治体や保健所、外来の医師や看護師、学校関係者や保育園、学童保育の方など。

多くの方の尽力のおかげで、これまでの暮らしが継続してきました。

ここからは、僕たち一人一人。

ここまでの対応に様々な声や意見はあるかもしれないけど、それは後にするとして、今はこれからをどう見据えるか。

変に悲観する必要もないし、楽観する必要もない。

事実を見つめ、事態

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3/2以降「介護や医療サービスの休業により家族が仕事を休まなければならなくなる2つの可能性」と「備え」〜新型コロナウイルス関係第2報〜

3/2以降「介護や医療サービスの休業により家族が仕事を休まなければならなくなる2つの可能性」と「備え」〜新型コロナウイルス関係第2報〜

みなさま、3/2以降の準備で今週末かなり混乱していることと思います。
本当にお疲れ様です。

私は、「仕事と介護の両立」関係のお仕事もさせて頂いており、今回はその内容です。

3/2以降は、「子育て」だけじゃないのか!?
と、当然思います。
私も最初はそうでした。
しかし、良く考えると現時点(2020_3_1_23:00時点)の政策では、「介護」も関わる可能性があると分かりました。

これが杞

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3/2以降の高齢者に起こると予測される3つのコトと対策〜新型コロナウイルス第1報〜

3/2以降の高齢者に起こると予測される3つのコトと対策〜新型コロナウイルス第1報〜

3/2以降の学校休校に伴って、緊急性は低いですが重要性が高いと予測されるコトについて記載します。(2月29日15時時点)

①高齢者医療、介護における需要の増大と供給の減少

3/2以降、子供を自宅に置いておくことが難しい従事者がいるため、供給量は減少します。既に、全国に先駆けて休校を実施した北海道で、看護師が出勤できず外来が休診となりました。

その一方で、今の政策においては需要は増えると思いま

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初めての民間高齢者施設への災害支援

初めての民間高齢者施設への災害支援

Patchのメンバーと高齢者施設へ11/8に長野県のある高齢者施設に、台風19号の災害支援活動に、Patchのメンバーと参加してきました。

Patchは、僕の知る限り日本唯一の、現職の介護福祉職ののネットワークによる災害時の民間の事業所間のめちゃくちゃ熱い介護支援チーム。
当日の内容はこちら。

当日の朝は、長野県の某駅でピックアップして頂き、その施設へ。
それにしても、長野は寒かった。

これ

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今日も丸森へ。

想像以上に大変な状況でした。

避難所にいる方はもちろん、在宅避難をされている方も心配です。

また、支援者の疲労も心配です。

次は、来週に丸森へ入ります。

災害後、リハ職に出来ることは?

災害後、リハ職に出来ることは?

10月29日に、台風19号の被害が大きかった丸森町に行って来ました。
丸森町は、世帯数5098、人口13,405人の宮城県の南部に位置し、福島県との県境の町です。

自衛隊の車や、災害廃棄物がたくさんでした。

台風19号により阿武隈川が氾濫し、大きな被害を受けました。

役場が冠水し孤立。

被災2週間で福祉避難所開設。

私自身は、東日本大震災で石巻市の避難所や仮設住宅、在宅被災者の支援を経験

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初めての災害の避難経験_台風19号①

初めての災害の避難経験_台風19号①

今回はじめて避難所に避難してみて、想定外の難しさが幾つか分かりました。

17時35分避難勧告発令。

【避難所を選ぶ難しさ】避難するのに河川の近い場所がある。

ここヤバくない!?ここに行くまで怖い!?って感じの場所。

いくつか候補出したのですが、やはりあるエリアの道路は浸水しているようです。

避難所自体浸水していなくても、周囲の浸水で避難の長期化が考えられる。

【避難所に入る難しさ】普段

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