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小さいところから考えるのがいい

今日は近所で健康診断を受けたあと、そのまま電車で日暮里へ。繊維街にビーンバッグの生地を見に行く。基本とするビーンバッグの生地は一応決まっているのだけど、念のため、というかしばらく行っていなかったので、なにかいいものがないかパトロールに行ってみる。

あらためて、これはいいな、と思う生地もあったけれど、一旦駅前のカフェに退散してスマホで調べたら、2年も前にすでに検討したものだった。なんだか、より定番に合わせていこうとしている自分に、気分も乗ってこない。まあ、やっぱりいいんだ今のやつでと思い、一応気になる生地を1mだけ買って、日暮里をあとにした。

駅のホームで電車を待っているあいだ、なんだかこの「1mだけ買った」ということに意味がある気がしてきた。大きな道具メーカーではなさそうなことだ。この1mの生地を活かすなら、たとえば勝手にオーダーメイドでつくらせてもらってプレゼントにでもしたら、ひとりふたりにはおそらくすこしは喜んでもらえるのではないかと思った。実際PMの商品はほとんどそういうところから始まっている。やっぱりこうして、小さいところから考えるのがいい。そして「すでにその段階で満足している」ということがとても大事で、仮にもしそれを商品にしたとしても、10人にうけるか、100人にうけるかはわからないけれど、別にそれはわからなくてもいいのである。お店の人じゃなくてジャグラーなのだ、と自分では考えていながら、ついついそういう感覚を忘れてしまう。想像していたようなものの収穫はなかったけれど、足をつかって考えに行った、という感じがあって、いい日だった。

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