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ラグビーWC 感動

 南アフリカ戦に敗れてベスト4入りは果たせなかったが、なぜか優勝したような喜びと感動が残った。

 この試合の瞬間最高視聴率が49,1パーセント。テレビを見ていた日本人の半数がこの試合を見ていたことになる。画面に映るのは多くの日本代表の外国人。代表31名中15名が外国生まれ。文化も育ちも違う人々がその垣根を越えて日本の国旗を背負った一つのチームとして戦う姿は違和感をもっていたが、試合の経過と共に純粋に感動に変わってきた。

 大相撲もそうだが、日本人は日本という小さな枠にとらわれすぎているのではないか。本当のスポーツとは純粋に行われている競技を戦っているプレイに応援するものである。


 キャプテンのリーチマイケル選手の「ワン・チームを作り上げたことが目標達成につながった」のコメントのように国の枠を超えたチームプレイが感動を与えたのだ。

 禅では「同行同修」という言葉がある。「他を受け入れながら共に修行をしていく」という意味である。まさに今回の「ワン・チーム」と同じである。

 また、ちょうど襲ってきた台風19号で被害を受けたとき各試合の前に黙とうが行われ、試合が中止となったカナダ選手やスタッフは被災地釜石でボランティア。「試合より大切なことがある」のスピーチは本物のスポーツマンを見た感じである。

 日本のスポーツは最近アメフト・ボクシング・レスリング等、スポーツの精神を忘れた指導者が問題を起こしてきた。もっと崇高な精神でスポーツを興隆してほしい。

 来年は東京オリンピック。新たな日本スポーツ元年となってほしい。

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