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なぜスタートアップの仕事は大企業と比べると非効率なのか


僕はもともと大企業で1年間働いていて、徹底的にオペレーション化されていた会社で就業してから、その後転職して創業1年のスタートアップに転職しました。そこで、大企業のタスクと、スタートアップのタスク配分で、この1ヶ月間くらいものすごくモヤモヤしていました。大企業なら当たり前に効率化できているタスクなのに、なぜスタートアップではできないのか。ずっとモヤモヤしていたのですが、ここ最近なんとなくわかってきた部分があるので、まとめてみたいと思います。

①スタートアップの属人化しているが、大企業のタスクは分担化されている

スタートアップは基本的に俗人化します。少ない人数でタスクを共有して、みんなで同じ作業を分担することは稀です。優秀なワンマンプレーヤーを集めて、その人たちが成果をあげていくフェーズがどうしても最初は必要になります。

裏を返せば、分業が必要ない組織になります。その結果、一人一人の仕事は俗人化していくことになるので、誰かに共通で理解できる形でタスク化する必要もなく、ただ一人一人が実績を出すために手を動かすだけです。

その結果、タスク管理というものが全体に可視化されないので、口を開けて待っていたら自分の仕事が降ってくるなんてことはないのです。

大企業の場合は、基本的に業務が分担されます。属人化されることはありません。きっちりとマニュアルで分担しておけば、替えが効く様な人間は採用さえ強ければ永遠に足りてきます。ただし、分担化されすぎていて「あなた」である必要は少なくなります。

②スタートアップの仕事はほとんど前例がないが、大企業はすでに最適解が存在する

スタートアップで、基本的にタスクというものは、前例のある仕事の上では無限に上司から振られてきます。しかし、スタートアップの初期のフェーズだと、基本的に仕事が具体的に降られてくることなどありません。なぜなら、ほとんどの仕事が前例がないから。前例がもしあるのであれば、その前例をもとにタスクに落とし込むのは簡単な話なのですが、前例がない環境だと、タスクに落とし込むコストも相当かさみます。そしてそれを他人に頼むと、具体的に行動に落とし込むタスクをつくるのは非常に困難になります(それは過去に誰もやっていないから。)そうすると、タスクに落とし込むくらいなら自分でやってしまってええやん!という話になります。そしてどんどん属人化が進んでしまうわけです。


では、どうすればよいか

では、このスタートアップのタスクの課題にどう望んでいけばよいのでしょうか。自分なりに考え出した答えを書いていきたいと思います。

①スタートアップ初期メンバーは、文句を言わずになる早で最適化した仕組み作りに回れ

スタートアップ初期メンバーが、抽象的なタスク地獄にハマるのは当たり前なのです。なぜなら、始めからいいかんじにルーティンに回せるタスクなど存在しないから。我々がやるべきなのは、成果が出た抽象的なタスクで、しっかりと成果を生み出せる様なワークフローを生み出し、今後誰かが入ってきたときに、誰が何をすればよいのかしっかり可視化してあげることなのだと思います。スタートアップで、当たり前にうまくいくワークフローをそもそも求めてはいけないですし、もし求めるのであれば、自分自身で作り出す必要性はあるかと考えています。

②スタートアップ初期メンバーは、共有されると思うのではなく、相手の意図に合わせて行け

スタートアップは、タスクの属人化はどうしても存在することになります。それを前提においた上で、どうしたらチームで共同で動くことができるのでしょう。

もちろん、大企業のように「ワークフローを整えた方がいいのでは?」ということもいいでしょう。しかし、小さな会社で大きな成果を生み出している人の仕事のうち、明らかにワークフローの構築よりもそれ以外のリソースに自分の力を使った方がよいのではと思うことが多々あります。

なので、大企業のように、仕事がルーティン化されていることを期待するのではなく、いかに経営者や事業所有者にとって、最適解をコミュニケーションを取りつつ、見つけていくかというスタンスが非常に大事にになってくるのだと思いました。

そして、相手が全て説明してくれるのを待つのではなく、自分が相手の意図を理解し、その意図を自分の行動にいかに落とし込むのかをマインドとして持っておくことが重要なのではないかと思います。なぜなら、仕事が忙しい人ほどそんな相手の前提を理解することに時間を使うことができないからです。

よっぱらった勢いでかいてしまいましたが明日修正しようかと思います。

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