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強いWebライター育成のための報酬設計について

ここ最近、メディア運営をしているんですが、一部の記事を業務委託で外注しております。

さて、昨日SEOで勝てる記事の書き方について社内(法人化まだなのでチーム内で)のChat Workで、このような会話をしておりました。

DAI
ちなみに全部僕が書いた記事なんだけど、KWの出現回数も全く意識していないし、評判系クエリを狙う場合でも評判というクエリを入れてないのよね。つまりプラットフォームに最適化するんじゃなくて、ユーザーに最適化したほうがSEOは上がる。

GoogleはEATを重視しているはずなので、そうなると記事の品質を見るはず。Maryみたいに大量に記事量産してって戦い方がもうだめになってるのよね。なので、ユーザーが欲しい情報を書くっていうのが大事だなぁ~と結果から見ても思うわ。

でも実はこれ法人だと戦いにくい戦略なのよね。
例えば僕一次情報をインタビューして取りに行ってるんだけど、法人だとそのための予算降りないし、仮にインタビューするにしてもどこからその人集めてくるんだっていう話になってくるのよ。基本的に記事何本で納品みたいな仕組みになってるから、一本会心の一撃を決める!みたいなかんじで予算使えない。だから個人でインタビューしてるやつが勝てる。

(SEOで勝つには、)検索上位記事の全部の情報見て、それでも足りない情報って何か見てみるの大事だなーと思うよ!他の記事と比べて、あんたの記事は何がバリュー出してるの?って話だと思うのよね。だって検索するとき同じ情報しかなかったら他のサイトみるやん?だから上位記事を真似るのは最低限で、付加価値をどうつけるの?ってとこだと思ってる。ただその情報って、普通にライターやってると出てこなくて、例えばSNSで人呼んでインタビューしたりとか、手を動かさないと情報出てこないのよ。シンプルに同じ立場で自分が欲しい、でも他の競合が見ても見つからない情報をどう組み込めるかって話で、じゃあその情報にどうやってアクセスするかっていうと結局オフラインに転がってるのよね。それをどうやってアクセスするかって話だと思うよ!

ブラックハットSEOの歴史を見ても、アルゴリズムに合わせる方法は淘汰されるので、いかにユーザーが欲しい情報から逆算するかって話かと思う!

で、ライターをしてくれているかたからこんなコメントをもらいました。

これな、私みたいにプラットフォーム最適化と無難な文章力という小手先の技術で案件受注してる雇われのライター的には結構耳の痛い話で、なかなかどうして1位を取る努力の方向を考えなきゃいけないなあ

まあ「小手先の技術」でもないよりはあるほうがいいんだけど、その先までカバーできないと1位は狙えないってところが悩ましい。コンテンツのディレクションまでライター側で担保するのであれば、より頭使わなきゃいけないって気もします!(ディレクションの頭はそんなに使って書いていないので)

私の中で「ユーザーが欲しい情報を書く」ために今やっていることは
・できるだけ具体的な内容にする
→TO DOレベルの指南とか固有名詞が少ない記事って読んでも抽象的な理解しか得られなくて、あやしいビジネス書とかハウツー本みたいになってしまうといやだな…と思うため
・競合記事見て構成案くふうする
→同KYの上位10記事程度を巡回して、「これはマスト」な内容と「これは蛇足」な内容と「これはあんまりないけどぜひ追加したい」内容をスキャンして、記事全体のボリュームと相談して構成作る(あんまり時間かけると 文字単価ライターとしてはコスパ悪いので20分くらいで終わる程度の精度です)
くらいです…

本当は
・Twitterの引用とかで口コミ
・実際にやってみた感想、自分の作業キャプチャ
などなど、生の情報(できるだけ一次情報!!)いれたい。が、上記の通り、そこに時間かけるのは文字単価ライターとしてはだいぶボランティア精神頼りの世界なのも事実ですね。
大さんの記事の強さは一次情報にあるのでは?経験をそのまま書けるので、やはりリサーチベースのライターが書くコンテンツとは一線を画したクオリティになっているんだね

これ見て多分強い(=結果にコミットする)ライターを育成には、報酬設計がきもなんじゃないかと考えています。

今回は強いWebライター育成のための報酬設計について、考えていきたいと思います。

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