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実力で戦うのはコスパが悪い話

昨日、一緒にお仕事をしているある法人の担当者と一緒に飲み会に行ってきました。僕、フリーランスになった理由の一つが、好きな会社の好きな人と飲みに行きやすくなる!という理由だったので、やっぱりうれしいですね。

その中で、「看板vs実力」問題についていろいろと話があったので、今日はその話について日頃考えていることについて書いていきたいと思います。

結論から言うと、実力だけで戦うのはコスパが悪いという話です。もちろん実力を出さないかというとそういう話ではないけど。

「看板vs実力」問題については、過去いろいろとツイートしています。


要は実績としてアピールできる数値(=看板)と、施策レベルで上げるべき数字って違うよね。って議論です。例えば、まぁよくあるメディアさんとかだと、PV数で実績を出して、その実績をもとに案件をもらって記事広告を出したりすると思うんですよ。

ただ、その実績としてアピールできる数値って看板にすぎなくて、ビジネスの結果にはほとんど寄与しないんですよね。

じゃぁなぜ必要かというと、やっぱり看板としての効果ってめっちゃくちゃ高いんですよ。実力とかって、正確に測れない、もしくは広告主に説明しても理解できないっていうのが多分前提なんです。

例えば、「SEOでこのKWがSERP1位にしてCTRが5%でCVRが20%にできる記事を5つ作ることで、クライアントの申込数を5倍にしました」というよりは、「弊社のメディアはPV数100万です」って言ったほうがインパクトあるし、理解しやすいし、予算が下りると思うんです。

実力を説明する場合って、広告主のリテラシーが死ぬほど高い場合を除いて、あんまり意味がないと思うんですよね。

あくまでも広告主とコミュニケーションをとって、受注するまでの数字として看板は必要ですが、それ以外に看板は意味がないと思っています。

ただ、厄介なのが専門知識がないクライアントがその看板を使って何かをしたがることですね。僕はこれを、クライアントが「技術をファッションとしてまといたい」状況だと認識しています。

例えば、「最先端のAIを弊社に導入したい」「今言われているSNSマーケティングをやってみたい」みたいなパターンです。これで無目的に予算だけ投下してくるクライアントって結構しんどいです。無駄なことをお金のためにやらなければならないから。

さて、じゃあ看板で売らなければいいじゃないかって話になるんですけど、それもまた違うんですよね。実力で戦うって、本当に儲からないんですよ。

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