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「いいクリエイティブはデータから出てこない」という考察

メディア(ブログ、ツイッター、note)を運営していて、確信していることがある。それは、「データからはいいものが出てこない」ということだ。

今回は、なぜイイものはデータから生まれないのか、ということについて、考察してみたいと思う。ちなみに発端はこのツイート。仕事のことで音楽プロデューサーの親父と話して。


データからは、正しいものは出てくるが、イイものは出てこない

先日、ほぼ日の経営者である、糸井重里さんの本を読んでいた。その中の一説で、こんな内容があった。

糸井  「いい」「悪い」で判断するようになると、みんながどんどん同じになります。なぜかというと、「悪い」より「いい」を選ぶからです。
クリエイティブは、ひとりの人間が本気で「好き」「嫌い」の正体を探っていくところから生まれます。

※『すいません、ほぼ日の経営より』

クリエイティブを、正しい方向で作ろうとすると、均質化するのである。これはブログをやっていればSEOもそうだし、ツイッターをやっていればツイートもそう。

誰かが「これでうまく言った」と発信すると、みんなそれをまねし始める。これをやればこれくらい伸びるというものがわかれば、同じようなクリエイティブを作る。

同じようなクリエイティブを作ると、クリエイティブの均質化が起こるのである。

データを見ることで、模倣を行うことができる。が、データをみて、本当に面白いと思えるものは作れないのではないかと思っている。もちろんある程度データをみていると、「こんな言い方がはやるな」とかはわかるんだけれども。

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ところで、実はうちの親父はソニーでバンドのプロデューサーやってて、超ビッグアーティストのプロデューサーをやっていた。

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