プロ奢ラレヤーさんのツイッターの分析をしてみます。

「奢られる」を生業にしています。メシ奢りたいヤツは誰でもＤＭどうぞ。当日,前日予約がオススメ。事前予約はドタキャン可能性が大。そのへん配慮よろしく。差し入れ推奨：太い葉巻(タバコ屋にあるよ)。他は邪魔。いらん。面白いメディアの取材や、イベント登壇依頼などノーギャラで受けるが、打ち合わせはしない、言いたいことは文章で送れ

フォロワー

ツイッターの開始は2017年10月です。2018年10月までのこの1年間で3.1万人のフォロワー数を伸ばしています。この1年間のフォロワー数の伸びを見ていきましょう。

2018年2月：2200 (+1300)
2018年3月：3500 (+1300)
2018年4月：4600 (+ 1100)
2018年5月：6800 (+ 1200)
2018年6月： 19000 (+ 12200)
2018年7月：27000 (+ 8000)
2018年8月：28000 (+ 1000)
2018年9月：30000 (+ 2000)
2018年10月：31500 (+1500)

2018年5月までは、月に1000人ほど伸びていますが、6月1日には1.9万人にフォロワー数が伸びています。5月の間に、1万人のフォロワー数が増えています。こちらツイログのデータです。

この5月の間に、何が起こったのかを調べてみました。

まず、5月3日です。アベマプライムでの撮影がありました。このくらいから急激にフォロワー数が増え始めています。

5月28日には、新R25にてインタビューが掲載されています。

同日、5/28(月) には、R25での取材記事が、Yahooニュース入りしています。

また、同日5月28日には、ツイログを見る限り、鍵垢戦略を開始しました。5月28日から6月3日にかけて、急激にフォロワー数が伸びています。

この鍵は、欲望との距離を作るうえで非常に重要でした。よくあるタイムセールもそうですが、指定期間内の希少性を生むことで、一気に濃厚なフォロワーを獲得するよい戦略だったと思います。

また、鍵アカウントにしてからは、ひたすら口コミが発生するような施策をツイート内でしていたので、謎の鍵垢であり、かつ口コミが発生しているという、まさに高級料理店の口コミ効果みたいな感じの状態をとれたのは非常によかったのだと思います。

プロ奢ラレヤーさんの強み

個人的にプロ奢ラレヤーさんの強みをまとめてみます。

インフルエンサー、メディアとのコラボがうまい

まず、インフルエンサーやメディアの使い方がうまいです。2017年の中島太一時代には、自主出版でVALU 生存教本という本を出版しています。

そして噂によると、VALU生存教本の評判をもとに、インフルエンサー（キングコング西野さん）に紹介してもらい、知名度が増えたとか。

半年前くらいですかね。2017年に出た、「VALU」という個人が株のようなものを発行して資金調達ができるサービスをすごく使ってたんですね。で、『VALU生存教本』という電子書籍を書いたら、堀江（貴文）さんやキングコングの西野さんが宣伝してくれて、たくさんの人に買ってもらえたんですよ。（新R25から引用）

今はKindleで直で出版できるので、マネタイズというよりも認知を勝ち取るうえで、本を出すというのは個人ブランディングとして非常に効果がありそうです。

また、ここ最近だと、有名なYoutuberとコラボで書籍を出版したりしています。こちらも個人の認知を増やすうえで、WINWINになるので、非常に大きなコラボ効果が狙えるかと思います。

また、今現在も、イケダハヤトさんのサロンに入ったりと、インフルエンサーとのコラボがとても上手です。

しっかりとキャラをたてて、インフルエンサーからの認知を増し、積極的にあっていくというスタイルは、非常にコラボ効果が見込める賢い選択なのではないでしょうか。インフルエンサーからの紹介も発生します。

サロン内では、さらにインフルエンサーの認知を獲得することにも成功しています。

個人がインフルエンサー化していくうえで、コラボ効果は非常に重要なのですが、そのコラボ効果を狙うための他人の感情の動かし方を深く理解されていると思っています。

口コミ効果の設計がうまい

口コミ効果の設計がうまいです。例えば、前はいきなり鍵垢にする宣言をしたり、noteを全部無料にしてから価格を強烈に上げる戦略はとてもよい戦略です。理由は、

・初期無料で読んだユーザーが、無料の代わりに広告してくれるので、ユーザーからの口コミが自然発生する
・口コミが自然発生された後に、価格を上げることで、よい評判を生みつつ、収益化が可能になる
・一気に価格を上げると、口コミがよい有料コンテンツと認知しやすくなるので、成立する

で、この無料化という広告戦略がとても秀逸かと思います。濃いファンが口コミを発生させて、収益化するのはファンベースマーケティング的で、それをかなり緻密に設計されています。

ターゲティングがうまい

結構奇抜なことをしているのですが、このトピックに興味を持つ人は、割と所得が高いか、ものすごい低いかどちらかの気がしています。プレゼントキャンペーンみたいなうすい層をターゲティングするのではなく、結構濃い層をちゃんとターゲティングした施策を打っているのが、非常に好感が持てます。

おそらく、本人自体もより面白い人に会いたい！というのが一番のKPIとなっているので、うすい層があまり近寄らないように施策をうっているのでしょう。

あとは、こういう濃いファンを集めるためには、人と徹底的に違うことをすることが正しい気がします。だからアンチも生みつつ、濃厚なファンを作っているようなイメージです。

分析は以上となります。今後もインフルエンサーの分析をしていきます～！