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なぜヒトは匿名化するのか

評価の民主化にともない、誰もが自分の名前を得ることが可能になった。これは最近で言われている、セルフブランディングをはじめ、無名な人間が多くの人に認知される方法ができたということだ。


と同時に、名前を捨てる人も出てきた。匿名アカウントでひたすら影響力の大きい人を抽象したり、政治批判をしたりする人である。(昔からいるけど)

そこで今回は、名前を得る人、失う人について考察したい。

民主主義国家では、平等な機会を与えて、個人競争を行わせ、経済発展するようになっている。名前を得る人はこの競争を通して、市場に自分の名前を轟かせる。

逆に名前を捨てる人は、個人の名前を有名にすることを諦めている。そして群衆の中でアイデンティティを見出そうとしているのだ。

資本主義のゲームが無理ゲーになると、そういう人が増えてくる。もしくはそういう人を利用する人が増えてくる。

さて、群衆の中でアイデンティティを見出す、これは第二次世界大戦にナショナリズムや民族主義に陥った日本、ドイツ国民と状況がかなり似ている。

1 共通の仮想敵の設定
2 排他的主張の共有
3 民族内での連帯
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